釣りの多様性について


 

 

●釣りの多様性について

 一重に「釣り」といっても、そのターゲット・方法は多岐に渡ります。

 例えをあげると、

 

「陸釣り」、「ボート釣り」、「渓流釣り」、「海釣り」、「管理釣り場での釣り」

「100匹以上連れる釣り」、「何年かけても1匹釣れればよい釣り」、

「荒波をかぶる磯釣り」、「家族ほのぼのなファミリーフィッシング」、

「気分はインディージョーンズな釣り」、「釣り場はオフィス街!な釣り」、

「かなり旨い魚がターゲットの釣り」、「食えない魚がターゲットの釣り」、

「延々と魚がかかるのを待つ釣り」、「釣り場を変え積極的に移動・動きがある釣り」、

「バス釣り」、「松方弘樹のマグロ」etc

まとまりはないが、すべて別の趣味といっても過言でない程、楽しみかたがあります。
これほどまでにさまざまな釣りのスタンスがあるのは、
釣りは魚の種類の数、また同じ魚でも魚の住む環境(または地域)の数だけ適した釣り方があり、
また釣りする場所の環境によって、その方法はさらに増えるからであります。

ここで、そのさまざまなパラメータの違いを挙げてみましょう。
まず、われわれが釣りをするのに身近な魚(マグロはムリでしょうが)を
例にその習性の一部をあげてみます。


【魚に関する釣りのパラメータ】 
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 魚種 :海水・淡水・汽水、肉食(魚・虫・甲殻類・プランクトン)性・草食性・雑食性、
        回遊型・居着き型 etc

    →(例) 海水・肉食型   :スズキ(or汽水)、ヒラメ、マダイ、イシダイ、カサゴ

        海水・肉食型(回遊):マグロ、ブリ、カツオ、サバ、アジ

        海水・虫食型   :キス、ハゼ(or汽水)、カレイ

        海水・雑食型   :クロダイ、メジナ

        淡水・肉食型   :ブラックバス、イワナ、ヤマメ、ニジマス、ウナギ

        淡水・雑食型   :コイ、フナ、ウグイ

        淡水・草食型   :アユ

 

 住処 :海・湖・川・汽水域、岩場・砂地・沖・沿岸、海底、海面、地域 etc

    →(例) 海・砂地     :ヒラメ、キス、カレイ、クロダイ、スズキ

        海・磯・岩場   :カサゴ、クロダイ、スズキ

        海・沖      :マグロ、ブリ、マダイ

        川        :アユ、イワナ、ヤマメ、ニジマス、ウナギ

        湖        :ブラックバス、コイ、フナ、ウグイ、ニジマス

 

 その他:季節・天気・風・波・水量・気温・水質・餌の量、出現パターン・生殖パターン、地域。

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次に釣りをする人に関するパラメータをあげてみましょう。

 

【釣人に関する釣りのパラメータ】

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 資源(お金・時間)、仕事・学業・プライベート重要度、体調、魚の好き嫌い・触れない、

 釣り場の環境@(交通アクセス、トイレ、食事処、立ち入り禁止、ローカルルール)、

 釣り場の環境A(釣りのしやすさ、釣り座の危険度、立ちやすさ、座りやすさ、釣り場までの経路)、

 釣りのしやすさ(竿の振るスペース、水深、風・波、堤防(足場)の高さ)、

 釣りの目的の優先順位(食べる、ゲーム性、量、大きさ、雰囲気)

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 上記の例はは一部ですが、少なくともこれのパラメータの掛け算的な数だけ、

 釣りのスタンスがあり、その釣り方すべてが、別の趣味といっても過言でない程、

 楽しみかたがあるのです。

 

    釣りの種類 = 魚の種類 × 魚の環境 × 釣り人の環境

 

 釣り人は自分の趣向、状況、魚の種類状況にあわせて、釣りの種類をチョイスできるのです。

 

 

 

 


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