釣りの楽しみと深み


 



これまで述べたとおり、釣り方には様々なものがあり、

それぞれの釣り人がいろんな立場や方法で釣りをしています。

ここでは釣りをする人の行動について分析してみましょう。

 

 

●釣りの楽しみについて

 まず、釣りをすることの楽しみとはなんでしょう?

 思いつく限り、抜きだしてみましょう。

【釣りの楽しみ】

 ・釣る魚の大きさ、数、種類にこだわりを持つ。競う。

 ・魚の引きを楽しむ。

 ・魚を食す。(鮮度、量、旬の魚、自然魚、希少魚、高級魚など)

 ・釣りをすることで自然を愉しむ。

 ・釣り場やその地域に行き、その土地の風土を楽しむ。(観光、旅気分)

 ・ある魚種・釣り方のスタンスが向いている。

 ・複数の人と釣りに行き、友人関係や親子関係など、人と人とのふれあいを深める。

 ・道具をそろえる、道具を作る、仕掛けを考案する・作る愉しみ。

 ・釣りを教える愉しみ。教えた人に成果がでるなど、

  教えた人の喜びを自らの喜びとする。

 ・魚というものに関して、自分の理論で理解を深めることができる。

 ・自分の考えた釣り論を実践し目標に対する成果によって達成感を得る。

 ・習慣

 ・釣りを職にする。

 

釣り人それぞれの楽しみかたはこのように、人によってさまざまです。

 

 釣りは

   種類もさまざまであるが、その楽しみもヒトそれぞれさまざまである。

 

 

 

●釣りをするヒトの釣りに対する捕らえかた

 釣りは、その種類(魚種・環境)・楽しみ方がさまざまであると論じてきました。

 ここでは、人によって釣りに対してどのような捕らえ方をしているかまとめてみましょう。

【釣りに対する捕らえ方】

 

 釣りに興味のないヒト:

   ・「待ってるだけで面白くない」などの固定観念。

   ・他の趣味で満足しているヒト。

   ・仕事などで資源(時間・お金)に余裕がないヒト。

   ・魚を含む生き物やエサに触れない、嫌いなヒト。

   ・近くにいるヒトが「釣りバカ」で見てるだけで引いてしまうヒト。

   ・動物愛護的なヒト。

 

 釣りに興味がなくなってしまったヒト:

   ・結果がでないことから、面白味を知ることができなかった。

   ・自分が持ってる釣りの楽しみに対して、釣り以外の事項に

    楽しみを見出しているヒト。

    また釣りにかける苦労(お金・時間など)に対して、メリットを感じないヒト。

   ・近くにいるヒトが「釣りバカ」で見てるだけで引いてしまうヒト。

 

 場合によっては釣りをしてみてもいいかなというヒト:

   ・自分が持ってる釣りの楽しみに対して、釣り以外の事項と重要度・優先順位との

    兼ね合いをはかっているヒト。

 

 釣り好き(バカ):

   ・釣りに対するさまざまな楽しみかた、またそのどれかにに深くハマってしまい。

    実行しないと気がすまないヒト。

 

 

 

 

●釣りバカへと化していくプロセスについて

上記でいろんな釣りに対する考えかたが、あると述べました。

TAKE-JET的にはそれは釣りをするなかで、次のstepによって左右されているのでは

ないかと考えるのです。

【釣り人の釣りに対するスキル・嗜好ステップ】

step01 魚釣りに興味を持つ。

step02 魚釣りにいく。

step03 魚が釣れる。(「釣れた感」を得る。)

step04 釣れた喜びから、また釣りに行きたいと考える。

step05 どうしたら魚が釣れるのか考えだす。

step06 考えをフィールドで実践してみる。

step07 フィールドで試して見た結果を再び考え、実行してみる。

step08 考えを元に魚を釣りあげる。(「釣った感」を得る。)

step09 釣る魚の数、大きさ、釣りあげる確度を向上させるには

       どうしたらよいかを考える。

step10 魚の習性に対する、季節・天候などさまざまパラメータから、

       釣行に行き、ある程度自分が満足できる結果を出すことができる。

step11 もはや、人生観に近いほどの釣り論をもつ。

 

さまざまな状況のなかで、どのstepにでも楽しみを見出すことができます

ヒトによってどのstepにいるのかはそのヒトの趣向、もしくは釣りをしてみて楽しみを

得られたかどうかです。

釣りの奥が深いというのはこういうことあるのだと思います。

 

  釣りの深み

 = 釣りの種類 × 釣りから得られる楽しみ × スキルごとの目的

 

 ですから、バカがつくほど釣りが好きなヒトからは

  「釣れなくても満足♪」「一度釣りにいって満足するものではないっ!」

 と素人のヒトから考えると想像を絶する言葉がでるのです。

 

 余談ですが、

 バカがつくほど釣り好きなヒトには哲学チックなヒトが多んですよー。

 (いろんな人がいますから、もちろん大多数ってわけではないですよ。)

 特にゲーム性の強い釣りをするヒトや、釣りを職業にするヒトに

 多いような気がします。なぜだろう?

 

 無限ともいえるパラメータの中で、如何に魚を釣るかを考えること、

 また、釣りに行った結果から、いかに釣る方法を考え経験を増やしていくプロセスの中で

 喜び、失意、あきらめ、疲労、目的意識、達成感から、釣りの中に感じながら、

 釣りに対して分析することで、ロジカルな思考になっていくことが

 その理由なんでしょうかね〜。

 

 

 

 


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