バラマンディフィッシング(タイ・バンコク)     2007.07.15-16
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        7/16 (2日目)
 曇はあったが暑い日となった。
 ここはバンコクから西に1時間のマハーチャイ。
 汽水域ポンドに入る天然バラを、エレキボートに乗って狙う。
 
 小島周辺のシャローやストラクチャーを叩く。朝、ベイトが水面を群れ、
 雷魚(日本とは魚種が違うようだ)やバラクーダと思われる魚が
 捕食する音が聞こえる。シーバスルアーを中心にストラクチャや
 生命感のある場所を攻めるが、フィッシュイータの反応はない。
 
 3〜4kmくらいあるだろうか湖の沿岸半分を攻めたところで、小ボイルが
 ある場所にキャストすると魚信があった。軽くフッキングすると乗った。
 引き寄せると30cmくらいの雷魚であった。ランディングする前に
 バレてしまったが、初の反応でモチベーションが上げられた。
 
 すぐ少し先の、直径5mくらいの島と岸の間1mくらいのスペースの
 向こうにルアーを投げる。島に差し掛かったとき、!?と思った瞬間、
 「ガボガボッー!!」強烈な衝撃とともに目の高さまで、ヘッドシェイク
 しながら魚体が飛び出した。
 
 「バラだっ!!」言葉にならない声もあげていただろう。
 このときの心境はアングラーにしかわからない。
 強烈なファイト。ムリをしないドラグ設定であったため、リールは
 鳴り響き、ボート下にもぐられたりしたが、しばらくして魚は寄った。
 スメットさんが、落ち着いてキャッチしてくれた瞬間、がっちりとハンド
 シェイクするとともにやはり言葉にならない叫びが響くのであった。
 
 体調60cm・3kg程度だろうか。一瞬のできごとであったのに
 ルアーは丸呑みにされていた。リリースすると元気そうに戻っていった。
 その後、日は高くなるとベイトは消沈。島を一周してもバイトはなかった。
 たった一度のバラの姿であった。スペシャルサンクス!スメットさん!
 
 

    
マハチャイ(mahachai) ― ワイルドバラマンディ
汽水域河川に運河でつながるポンド。潮の干満の影響をうけ、
バラ、バラクーダ、ベイトなどが流入する。オーバーハングの木々、
人造物がストラクチャを形成している。
 
いくえものプロセスといくえもの運がクロスしたワンチャンス。
ジャンプしたほんの瞬間の風景は今でも脳裏から離れない。
 
 
 
 
 
       
フィールド : タイ・マハーチャイ

日付    : 2007.07.15 6:00〜15:00

ガイド   : Pro's shop Barra

タックル  : sarfster 86ML × セルテート2500 × PE25lb・リーダ50lb

ルアー   : ima B-太 赤金

釣果    : ワイルド・バラマンディ(60cm)×1

        7/15 (1日目)  
 この日は保険かつプラクティスだ。
 初めは釣堀にする予定であった。タイ・バンコクでも昨今ルアーフィッシングは
 人気が高い。周辺にあるバラ釣堀は、スレきっていてワームで狙っても釣果が
 得られないこともあるとガイドのスメットさんはいう。
 
 バンコク周辺には養殖池というものがあり、食用のバラが釣れるという。
 しかし日本で情報を集める限り、そこもかなりシビアと聞いた。しかし、ガイドさん
 いわく状況はそちらのほうがよいらしい。ワタシは頼みこむのであった。
 
 現場について、タックルは本番と同じ、ラインはPE25lb・リーダ50lb。
 ロッドが軟いのとオープンウォーターであることから、ドラグは緩めにセット。
 多摩川の激流の巨大ゴイで、瞬時にかかる力とゆっくり加える力がドラグの
 特性に影響することをいまさらながらに学んだ。頑丈なラインシステムでも
 バラがどんな挙動をするかわからない。。。。だからこそのプラクティス。
 
 「ポッパーででるよ」その言葉に最初のルアーは14cmのポッパー。
 なんと1投目からでた。サイズは40cmくらいだったが、まぁまぁの反応。
 でも、次が続かない。スメットさんも「調子がわるいね。」と。
 
 作戦を変えた。オススメされた以外のところに攻めることにした。
 的中!! SEA DRIVEいわゆるS字系ルアーを喰った。強烈な衝撃。竿は満月。
 いやドラグは緩いといっても竿が折れないという意味で緩いだけなのに
 「バギャー」って。。。よかった。
 
 その後、日が昇るとさらに活性上昇。ワンキャスト・ワンヒット。
 もってきたビッグルアーすべてにHIT。なんでも喰うながらも、パターンは
 あるようだ。バラはよくリアクションバイトと言われ、激しいトゥイッチが
 定石であるようだが、変化をつけたスローリトリーブ、ストップ&ゴーが効いた。
 ポッパーもGTジャークより、チョン、ストップ、ストップ、チョン、ガボーッ!!
 ってな感じだ。
 
 しかし、アイツらのファイトはすごい。あるヤツはワタシの背の高さを超える
 ジャンプをし、あるヤツは中国雑技団かっていうくらいの回転。エラなどで
 50lbリーダーに傷もつく。60〜70cmのサイズでも、ハードストラクチャー
 についてたら、やはりハードロッドが欲しい印象だ。
 
 なにはともあれ、かなりいい勉強になった。シビアな環境での経験も大事だが、
 試したことがすぐ結果にだせるイージーな環境でのトライ&トライも必要だねっ。
 
 

    

バンコクの養殖池―養殖バラマンディ
雨季は季節的に厳しいとの事前情報であったが、
釣堀や養殖池では、たぶん人間的な要素のほうが、
コンディションに影響しているようだ。

ここのバラは、なんとイエロー〜グリーンアイズだった。
光の入射の加減もあるが、つくづくパーチ系の魚の眼は
神秘的だ。








      フィールド : バンコクから東へ1時間の養殖池

日付    : 2007.07.15 06:00〜13:00

ガイド
 ・タックル: 同じ

ルアー   : ハルシコ30g、アロウズ・レア、レアフォース
             FEED POPPER、SEA DRIVE、ドラム、チキチータ
             (左写真はハルシコ30g)

釣果    : バラマンディ(60〜70cm)×30??



Hit Lure's (1日目)
SEA DRIVE アロウズ・レア タックルハウス FEED POPER ITO ドラム アロウズ・レアフォース

1日目の風景
バンコクからハイウェイを    
飛ばしてGO!GO!
1時間くらいで、こんな緑が    
あふれる湿地帯へ。
本旅のファーストヒットのバラちゃん。    
本旅最小サイズでした♪    
でも、うれしい限り。
あまりに釣れるので、    
休憩がてら写真撮影。    
おーっ!HIT!!

さすがー。ガイドさん。    
こなれたランディングですね☆
きょーれつなファイト。    
いろんなパターンが楽しめました♪
この池のオーナーさん(かな?)    
現地の方でもさすがに日差しが    
きびしいんですね(^^)

2日目の風景
さー、夜が明けたぞー!    
いざしゅっぱーつ!
今日は手コギボート    
+エレキで攻めるのだ!
ふむ。テラピアかな?    
ベイトが各所にいますね。
同じ湖でも北側は底まで    
見えるくらいキレイな水です。

こんな感じのところの    
木と水面の間に叩きこむ。    
「木陰にトカゲがいる!」「どこ!?」
って、3Mくらいありました。。。恐竜です。    
昔漁業に使っていたという    
人口ストラクチャもありんす。
こんな水路で川や海とつながっています。    
バラほか魚たちはココを行き来するのだ。    
隊長!トカゲは動きが速すぎて撮影失敗です!!
バラをGETしたのでホクホク♪    

暑くなってきたので、近くの釣堀にある    
レストランでランチです♪
ほー、ココにお魚ちゃんを    
キープしてるんですね☆
ここのオーナーも相当好きらしく、    
自作してました。天井にも大量に。
うひょーバラちゃんです! かなり旨い。    
いやー、タイ料理に合いますな(゚ロ゚)/    
カラ揚げもさいっこーっした。