ホソカワマサヒコ うるし絵展 2003年11月5日(水)〜11月17日(月) 11:00am〜6:00pm(最終日は5:00pmまで) アートガーデン ギャラリーT |
うるし「塗り」ではない。素材は木の場合もあるが、近年では天然コルクボードを切り出したものを使う。その上に和紙を貼って、微妙な凹凸を作り、色うるしを何度も重ねて「描いて」いく。ホソカワ氏が苦心した独特の技法である。 色うるしは、ときには油絵のような質感で、ときにはうるし独特の風合いを残したまま、深い色合いで平面にひろがっていく。伝統工芸で磨かれた「漆」の技法と、現代アート感覚がクロスするおもしろさ。新しさの中に見える、奇妙な懐かしさ。これまでにない不思議な「うるし」の世界である。 和紙の作者は、人間国宝・越前生漉奉書の九代岩野市兵衛氏。ホソカワ氏の「うるし」に心を寄せる一人である。人間国宝の紙と現代の色うるしが出合い、絶妙の味わいとなった、すばらしい作品たちです。お楽しみください。 (長尾邦加) |
ACN (アート・クラフト・ネットワーク倶楽部)を設立。熱意ある作家たちの中心的存在として、注目されている。大阪を拠点としながら、全国的に活躍中。 ACNとして:1992〜2003 アート・クラフト・フェスティバル IN たんば・上郡・安曇野(豊科近代美術館)・高松(サンメッセ香川)・大阪(千スペース) 個 展:ギャラリーマーヤ(大阪)・ゆう画廊(銀座)・ギャラリー陶華(静岡市)・アートガーデン(岡山市)・京都市美術工芸ギャラリー(京都市) グループ展:アートパラダイス(東京 建築会館)・交流展(ニューヨーク) |