2009年7月18日(土)〜8月2日(日)
アートガーデン 恒例!夏の企画展 名前をかくして「A4展」 2009.7.18(土)-8.2(日) |
何百年も前、中国の文人がこう書いています。「民衆は彼らの耳によって絵を批評する」と。ゴッホと聞いたから買おう、ニューヨークで話題になったと聞いたからすばらしい、紀元前の色というから美しい……。何百年たった今でも、私たちは変わらないのかもしれません。 今一度、自問してみたいと思います。「作品を前にしたとき、私たちは自分の目で、素直に作品を見つめ返しているだろうか。作品と出合い、感動し、生きていることはすばらしいと思う、そこに必ずしも作家の名前、肩書き、世間的な評価が必要なのだろうか」と。 作品はギャラリーに展示し販売します。展示のとき、作品にはタイトルとプライスだけ、作者名は出しません。買われた方だけに作者のプロフィールをお渡しします。 作者名のない作品展です。 (故 長尾邦加) |
こんな言葉に多くの方々が賛同してくださって実現した、作品展です。百戦錬磨のプロの作家たち、美術系の学生たち、アートを愛する人々が、岡山はもちろん、東京、大阪、広島、島根、兵庫等から作品を寄せて下さり、たいへんユニークな展覧会となりました。 さてこの次は、「見る目」にお願いしたいと思います。作品には作者名がありません。みなさんの目だけを頼りに、作品を見極め、楽しみ、あなたの手で選びとってください。 夏のフェスティバル、純粋な気持ちにもどって作品に向き合うこの楽しい冒険に、ぜひお出かけください。 |