天窓から射す光に俺はよりひと足早く目が覚めた。
朝のさわやかな香りを思いっきり吸い込み、俺はまどろみの中にいる君の寝顔をそっと覗いてみてる。
目覚ましがわりに使っているラジオの微かな音に君は寝返りをうつ。
寝返りをうった時に毛布からのぞいた君の白い肩が微かに震える。
どんな夢をみてるんだい？
そっと君の白い肩に口付ける。
そう、俺たち、昨夜(ゆうべ)、初めて結ばれたんだね。
俺は君を求めずにはいられなかった。
たとえ誰に反対されても君を愛することは俺にはもう止められそうになかったから･･･。
｢うぅ･･･う〜ん。｣
｢。起こしちゃったかい？｣
まぶしい光のドームの中、俺のだけの天使が目覚める。
反射する光が揺れるたび、髪がきらきら光って俺は君をまた抱きしめてしまいたい衝動にかられる。
「おはよう、ランディ☆ﾐ」
「おはよう、。」
初めて二人で迎えた朝に君は照れている。
はにかんで赤くなった君の額に俺は口付ける。
｢さぁ、一緒に朝食でも食べようか？｣
「えぇ、ランディ。」
俺、君と一緒ならどんな困難も乗り越えていけるよ。
これから先、君を苦しめることがあっても俺が君を絶対守るから。泣かせたりしないと誓うよ。
それでも、もし、俺がくじけそうになったり君が我侭になって俺を困らせたりしたらふたりで初めて愛し合ったこの時に戻ろうね。
だから、ついて来てくれるね･･･俺に･･･ずっと。