若木 未生〜若木の魅力〜



集英社コバルト文庫・およびスーパーファンタジー文庫でいくつもの物語を書いている作家さん。
今一番好きな作家の一人ですね。
いま、じゃなくても、うん、そうそう変わらないと思う。
一番の代表作は、デビュー作でもある(まだ続いてる)
「ハイスクール・オーラバスター」(略して「オーラバ」)ですか。
彼女はですねー、なんというか、『書かなきゃ生きていけない人』
なんだと思うんです。
ほら、例えばスポーツ選手とかでいるでしょう。家族や友人よりも、自分の命よりも、
今このスポーツをやることの方が大事だっていう人。
どうしても、絶対に、つらくてもはいつくばってでも恥かいても迷惑かけても絶対にやめられない。
譲れないモノがある、そういう人です。そう思っています。
じゃなきゃあんな話は書けないよ。体当たり。
大事なモノがある人は強いです。


シリーズの紹介を。

1:ハイスクールオーラバスター  (コバルト文庫) (絵:杜真琴→高河ゆん)
・・・別個で語ってるので省略。  go to「ハイスクール・オーラバスター」

2:エクサール騎士団(ライエノーツ)  (コバルト文庫) (絵:羽音こうき)
・・・来生家の仲良い4兄弟は、実は異世界から来た姫とそれを守る騎士団だった。
  ついに襲い来た敵襲からそれを知った来生あきら(♀)。
  でも、兄たちにはそれぞれ隠された事情がありそう……?
いじわるな長兄が人気(笑)。最新作、そういえばまだ読んでないや、しまった。

3:XAZSA(ザザ)  (コバルト文庫) (絵:田村純子)
・・・ギタリストの早水京平は、街である少年と出会う。
  ザザ、と名のった彼は、天才少女科学者が作り出した機械人間(マシノイド)だった!
  自分を作った、愛する優亜のために人間になりたいザザ。
  そしてザザを巡る人々の、ファンタジック・ピュア・ラブストーリー
若木作品を読むなら、まずこれがおすすめ。
3冊出ているけれど、それぞれ半独立のオムニバス形式なので、続きが気になって
夜も眠れない状況にはならずにすみます(他のシリーズは、そういう意味ではキケン・笑)
相川のイチオシは、反抗期を過ぎかけた頃か?という感じのSIGMA(シグマ)くん。
京平さんも好きですがね。

4:グラスハート  (コバルト文庫) (絵:橋本みつる)
・・・女だからという理由でバンドをクビになった西条朱音。
  ロック界のアマデウス・藤谷直季にバンドに参加することになった朱音と
  バンドメンバー、藤谷の弟とのハートに痛い想いが交錯する。
音楽をこよなく愛する女・若木未生の、これでもかっていう物語(なんだそれ)。
音の表現が、すごい。体感的。
何が何でも譲れないもの、手に入れたいものってのは誰にでもあって、
でもそれが手に入る保証なんてのはどこにもない。
だからあがく。叫ぶ。プライドをかけて。

5:イズミ幻戦記  (スーパーファンタジー文庫) (絵:岡崎武士)
・・・近未来の話。マザーコンピュータ<ジュリア>の暴走で、第11地区(日本)は
  孤立無援、廃墟になってしまう。そんな中、それでも力強く暮らす人々。
  渡辺拓己と叶省吾は、響子を探すための旅をしていた。
  二人の<有機融合>という奇妙な現象により生み出される
  一人の超絶美形スーパーヒーロー<イズミ>とは?
  イズミの謎と力を巡り、人々の思いが錯綜する。
基本的に一番ファンタジーな感じ?(スーパーファンタジー文庫だモンよぉ)
絶対無敵のイズミくんがかっこ良すぎ。すばらしい
良くワカラン技の名前もGood(しかも若木はマジならしい・笑)
岡崎武士さんのイラストがめっちゃすばらしかったんですが、
次に出る新刊は、彼のイラストはもう拝めないんでしょうかねぇ。う〜む。




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