2005年1月 MALDIVES CRUISE 超大物・超レア物 サザンクロスでは1回のクルーズでジンベイザメ、マンタ、ハンマーヘッドを見ることを三冠達成と言います。三冠の中で一番可能性が低いのが伊豆でも見られるハンマーヘッドなのです。そのハンマーヘッドは早朝の暗い時間帯に深場に出現し、すぐに逃げてしまうので、私にとってはハンマーヘッド狙いのダイビングはテンションが下がってしまうものです。 ハンマーヘッド狙いのダイビングは、ガイドが35m程度でハンマーヘッドを探すのをゲストは30m弱で待つスタイルです。この時はなかなかハンマーヘッドが見つからず、ガイドが無減圧時間ぎりぎりになって25mまで水深をあげてきて、諦めムードが漂っている中、遠くの方に群れで現れてくれました。 私はハンマーヘッドを7匹まで確認できたのですが、現地ガイドはハンマーヘッドは30匹位いたと言い張っていました。まあ話半分としてメジロザメが30匹位いたのでしょう(?)。 三冠以外でとても幸運だったのがチェックダイブで遭ったマダラトビエイ。このときはみんなが深場でナポレオンを見ていたとき、1人浅めに水深をとっていると、正面同じ水深にマダラトビエイを発見しました。他の人がはいたエアがマダラトビエイの両サイドにカーテンを作り、その進行方向に入っていれば向こうから近づいてくれる状況で、何の苦労もせずすぐ近くまで寄ることが出来ました。これだけ近づいているのに7人のチーム中マダラトビエイを見たのはわずか2人でした。 今回のクルーズでの最大のレア物は1本目を潜る前に出現しました。成田空港で登場ゲートの側で待っているとダイビング雑誌編集長で写真家でもあるA.T氏が現れました。モルディブ・マーレの空港に着くとモルディブ観光省の人たちが彼を出迎えていて、フラワーレイをプレゼントされていたり、入国審査では脇の通路から顔パスで通過させたりと、たいそうな歓迎ぶりでした。 おそらくスマトラ沖地震の影響が少ない事を彼の雑誌でPRしてもらう為にモルディブ観光省より招待されているのでしょう。確かに彼が編集長を務めている「海と島の旅」とか「マリンダイビング」でモルディブを紹介したからこそ、日本人がこれほどモルディブを訪れるようになったことは確かですから。 今回のクルーズでの最大の大物は、スマトラ沖地震をものともせず、クルーズにやってきた13人のゲストです。私も通算400本弱潜っていますがまだまだ少ない方でした。世間的には道を外れてしまっている方ばかり(失礼!)でしたが、7日間同じボートで過ごさせていただいてとても楽しかったです。 Special thanks to the crazy divers!! |