VIETNAM LIFE

シンチャオ・Xin Chao・こんにちわ

思いつくままに、ベトナムのを散策。

ベトナム経済の中核を担う南部の商業都市ホーチミン市(旧サイゴン)。ここに約850万人の人が暮らしています。この都市が本格的に発展したのはフランス統治時代の19世紀の半ばからで、その当時のコロニアル洋式の教会や建物が市内のあちこちに点在しています。
また市内の道はローターリーを中心に美しく放射状に広がり歩道には高木の外路樹が立ち並び、やたら多い画廊とカフェーはパリの面影を醸し出しプチパリとしてサイゴン時代を忍ばせています。現在のホーチミン市は1995年からの開発ラッシュを切っ掛けに、新しいホテルやオフィスビルが建ち、道はホンダ(バイク)と自動車で溢れエネルギッシュに働く市民の表情はどう見ても社会主義国とは思えず、街は自由そのものでこの21世紀には大変身しようとしています。

このサイゴンで

ホーチミン市の日本国総領事館に滞在届けを出している日本人の数は約2500人。それ以外にも届けをしていない人や観光客も入れると、その倍の約5000人以上の日本人が常時サイゴンに居る計算になります。この約2500人はサラーリーマンやその家族が主で、日本のゼネコンや銀行は、バブル崩壊とアジア危機の影響で撤退し、商社や主な会社の大半が半分以下に人数を減らし、ベトナム人の安い労働力や商材を目当てにベトナムに進出した工場や中小企業が殆どです。ホーチミン市日本商工会の名簿に登録している日本の会社は約225社。これに無登録を加えると約倍の約500社はあると思われます。

ベトナム人のサイゴンのは早い。

バナナの葉で包んだおこわの屋台

朝5時前、まだ薄暗い路上で、屋台を準備する音、朝食やコーヒーを飲む人で騒々しい。サイゴンの人々の朝食は外食が主で、大抵の主婦は仕事を外に持ち、まず朝食の支度など忙しくて出来ないのが普通のようです。道端では、小さなプラスティクの椅子に腰をかけ、フォーをすする人々。大きなザルを並べバナナの皮に包んだおこわを売る若い女性。七輪の炭を熾しフォーの屋台を出すオバサン。朝に仕入れた果物を大きな竹籠に山盛りにし、天びん棒でかついで売に出かけるお母さん。20cm程のフランスパンを縦にナイフで切り目を入れ、ハム、キューリ、レタス、香菜などをはさみ、チリソースとヌクナムで味付けをし、サンドイッチを手早く作る屋台のお姉さん。何処を見ても女性がいつも働き、男はいつも遊んでいるように見える。サイゴンでは女性がお金を稼ぎ、喧嘩も口に掛けては女上位の社会です。

ホーチミン市内のお巡りさん

サイゴン市内の路上には多種の屋台が氾濫しています。まず多いのが、たばこの屋台と宝くじ、そしてフォーやサンドイッチの屋台です。その他にも、お菓子、お餅、ジュース、果物、玩具ぬいぐるみ、靴磨きやシューズの販売、バイク修理と部品など何でも道端に並べて売ります。それでも5年前に比べると屋台は非常に少なくなり歩道は美しくなりました。

たばこと帽子の屋台雑誌や新聞を売る屋台
歩道に堂々と造花を並べる足跡の花屋


路上に屋台を出す事は景観を損ね、通行の邪魔と、ホーチミン市人民委員会(市役所)は街の美感を出来るだけ美しくしようと国際観光のモラル向上にヤッキです。取締りのジープを先頭に大きな警察のトタックが急に現れ、一斉に椅子やテーブルはもとより屋台から看板などを根こそぎトラックに放り上げ没収して行きます。しかし、警察と屋台主はイタチごっこで、警察が引き上げると元のモクアミで何処からともなくまた出没し、ベトナム人のシブトサには脱帽させられます。しかし、屋台主が交番に払い下げに行くと、安価な罰金ですぐに返して貰えるのも事実でお金しだい、袖の下目当てのチャッカリした警察です。

道端に出来た即席の果物屋さん

例えば、私の交通違反の事例ですが、一方通行を逆行して、交差点の出口で待ち構えている警官に運悪く捕まりました。もちろん日本人に運転免許証もありません。そこで交渉が始るのです。もちろんベトナム語はベトナム人の様にはいきません。身ぶり手ぶりで違反2つ10万ドン(約千円)を手渡すと何事も無かったかの様に「di、ディー」「行け!」で済みました。今回は一方通行を逆行と無免許違反です。交通違反は1違反で約5万ドン検討、ちなみに50cc以下のバイクは運転免許証は不要です。
パンを売る屋台

屋台のコーヒーは一杯2000ドン(約20円)から

ベトナム人はコーヒーが大好きらしい。また、ベトナムのコーヒーは、濃くてほろ苦いのが特長で、アイスコーヒーやアイスミルクコーヒーは日本人にも最高に美味しいと思います。薄いアルミのサイフォン・フィルターにスプーン1杯のコーヒーの粉を入れて、お湯を注ぎ下の小さなコップにじっくりコーヒーが落ちるのを待つ事3分、濃くてニガそうなコーヒーの原液が貯まります。その落ちた濃いコーヒーの熱い間に砂糖をお好みだけ入れ、お湯で割るとホットコーヒー。それを氷の入ったグラスに注ぐとアイスコーヒー、それにコンデンスミルクを入れるとアイスミルクコーヒーの出来あがりです。これが一般的なベトナム人のコーヒーの飲み方ですが、年寄りは濃くて苦い原液をそのままを何も割らずにチビリちびり飲むのがオツな人の飲み方だそうです。

ベトナムは、ブラジルに続ぐ世界でも有数のコーヒーの産地で、ホーチミン市から約1時間たらずのドンナイ省などでもコーヒー園を見物する事ができます。
また最近サイゴン市内で目立って増えているフランチャイズの喫茶店Trung Nguyen Coffe.チュンエンコーヒー店はベトナム人のコーヒー好き、新しい物好き、商売好きの象徴です。日本人気質とよく似て、儲かるとなれば直ぐ真似をし、新しい物にはすぐ飛びつき、すぐにアキル性格です。そして、賭け事とコーヒータイムが大好きです。

ベトナムと言えば一度は食べたいベトナム風うどん。

ベトナム人の庶民の間で欠かせない食事の代表的な食べ物と言えばフォーが上げられます。フォーは米粉で出来た麺に何と言ってもスープが命で、牛殻や鶏殻、豚殻からスープを取ります。フォーには、牛肉のPho Bo(フォーボー)と、鶏肉のPho Ga(フォーガー)の2種類が一般的で、最近は豚肉を使っている店も出て来ました。サイゴンの「フォー」には萌やしや野菜もたっぷり入れるのが特長でミントの葉やシシャの葉、ジュウヤクの葉などの香菜も践んだんに入れます。
ベトナム人は、朝食にフォー、昼食、夕食とフォーをまるで日本人がラーメンを食べるかのような習慣で食べます。元来フォーは北ベトナムの食べ物で、北の人が南部に来て店を出したのがキッカケ、未だにサイゴンの看板にもPho Hanoiと書かれたのをよく見かけます。
フォーの食べ方は、テーブルに予め並べられた香菜(写真中央)をちぎり、レモンのカケラ(写真左)をしぼり、もやしや唐辛子を自分流にかけて楽しむのが特長です。またお腹が空いて食べ足りない人は、パン(写真右)1本2000ドンやバナナなども一緒につまみます。

ホーチミン市内でまず有名な店は、パスタ通り260「PHO HOA」店。(上記写真)フォーボー(牛肉うどん)15000ドン(約130円)。一般のベトナム人が市内の道路端で食べるフォーは約5000ドンに比べると料金は高めですが、外人客も含めお昼時ともなると満員になります。


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