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柚月を後悔させると力強く言った岬。それでいい・・・おとなしく柚月は岬の愛撫を待つ。
岬も柚月の策にはまったのか、それとも自分自身が行いたかったのかは本人にしか分からないが、少しずつ愛撫を施していく。
「ん・・・っ・・・」
気持ちいい・・・主導権は岬に与え、自分は快感を得ることに専念する。
岬の愛撫は好きだ。一生懸命さが伝わってくる。
まだたどたどしい部分はあるが、だんだん上手くなって・・・それが却って柚月を煽ることになる。
「先輩は・・・ここが好きなんですよね」
首筋に舌を這わす岬。面白いように柚月が身体を震わす。
「ん・・・いいよ・・・そこ・・・でも・・・」
確かに首は彼のアレでもあるのだが・・・さすがに首だけでは物足りなくなってくる。
「そうでした。ここですよね?」
柚月の希望どおり、胸の突起を舌で突っつく。
「ぁ・・・」
「先輩・・・やらしい。ここ、もうこんなにしてる・・・」
もうひとつの乳首を、指でいじくる岬。
「んぁ・・・!」
岬に甘がみされたところから、電気が流れるような快感が伝わってくる。
岬に弄ばれるたびに、泣き声を上げる彼だが、その快感だけでは足りなくなる。
「イイですか、先輩?」
「ぃ・・・いぃよ・・・岬・・・もっと・・・なめて・・・」
ねっとりといやらしく音を立ててなめる。かと思えば、舌で軽くつつくなど、次第に柚月を焦らしていく。
「岬・・・触って・・・」
「触るって・・・何処をですか・・・?」
知ってるくせに・・・わざと煽っている岬に、苦笑する。
(まぁ・・・そういう岬も好きなんだよな)
苦笑しながらも彼は岬の手を自分自身に持っていく。
「ここ・・・触って・・・」
岬にそれを握らせる。最初は上下させていただけだったが、彼がそっと先端を触ると、一気に半透明の液体が流れてくる。
「ホント先輩ってここ、こんなにぐちょぐちょにしてる・・・」
「それは・・・お前が相手だからに・・・決まってんだ・・・ろ」
「それでしたら、もっと良くなってください」
躊躇いもなく柚月自身を口に含む岬。
「あ・・・ちょ・・・それは・・・あぁっ!」
手でされるのとは桁違いの快感。それに慌てた柚月が顔をどかそうとするが、岬はくっついたまま離れなかった。
「あ、あ・・・あ・・・き、気持ち・・・イィ」
柚月も岬をはがそうとするのをやめ、自ら腰を動かす。
「岬・・・乳首・・・触って・・・」
『ん・・・』空いた手で柚月の乳首を弄ぶ。愛する人の舌と手・・・その両方から与えられる快感に、柚月は翻弄される。
「あ・・・あ・・・岬・・・もっと・・・」
そんなよがり声に気を良くしたのか、岬も刺激を強くする。先を強く吸われ、柚月の身体が痙攣する。
「あ・・・そこ・・・や・・・ちょっと、待て・・・そろそ・・・ろ・・・!」
岬のフェラで、柚月も限界が来ていた。『イクから離して欲しい』懇願すると、離してくれたが・・・続きは何とも残酷な言葉だった。
「いいですよ、イッてください」
再び口を柚月に戻す岬。何処でどう覚えたのか・・・容赦ない愛撫。
「あ、あ、い・・・マジで・・・やば・・・あぁっ・・・!」
達したときには時はすでに遅かった。岬の口の中に発射してしまう。
『やってしまった』そんな罪悪感を抱える柚月をよそに、岬はそれを飲み込んだ・・・。
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