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『はい・・・』仰向けになる柚月に、岬が乗りかかる。手探りで柚月自身と位置を合わせ、ゆっくりと沈み込む。




「くっ・・・」



「大丈夫か・・・岬・・・」

想像以上のきつさに、顔をゆがませる柚月。ここ最近はご無沙汰だったから仕方がない。
この刺激は決して悪いものではないが、これでは岬が辛そうだ・・・いったん退かそうとするが、岬のほうが拒絶する。




「だ・・・大丈夫・・・。このくらい・・・先輩がいないことに比べれば・・・あぁっ!」

「は、入ったよ、岬・・・」

「はぁ・・・はぁ・・・先輩の・・・大き・・・い・・・」

「別に、そうでもないだろ・・・って、お前、他の奴の見たことあるのか!」

「んなもん、いちいち見ないですって・・・あぁっ」

軽口を言う岬を軽く突いてやる。岬がいじくっただけではまだきつかったが・・・それが柚月にとって快感だった。

「ま、まだ準備が・・・」

すでに入ったのに、これ以上どう準備するのだろうか?そう言うのはやめておいた。
岬は自分しか男は知らないのだ。辛そうに息をする岬を、優しく抱きしめてやる。
そんな彼に、安心して岬も身を任せたようだ。


「岬・・・動いて・・・」

一息ついてから、耳元で囁く。岬も言うとおりに自分で身体を動かす。

「あ、あ、あ・・・」

「岬・・・きもち・・・いいよ・・・」

「柚月さん・・・そこ、いぃ、気持ち、いい!」

柚月にしがみつきながら、色っぽいあえぎ声を上げる岬。普段の彼はストイックな感じだが、今は全然それは感じられない。
『やっぱり岬は特別だ』乱れに乱れる岬に誘われ、柚月が腰を突き上げる。


「あぁん・・・もっと突いて・・・あぁっ!」

「こう・・・か・・・」

岬の希望通り、思いっきり腰を動かす。

「そ・・・そこ・・・柚月さん・・・俺の中・・・気持ちい?」

「ば・・・ばか・・・んなこと・・・聞くな・・・」

岬の中なのだ。気持ちよくないはずがない。気持ちよくなかったらここまで自分の息が乱れるはずがない。

「そ・・・良かった・・・柚月さん・・・す、好き・・・」

「あぁ、俺も・・・好きだから・・・な」

「大・・・好き」

「あぁ、愛してるよ」

岬に愛の言葉を囁かれ、柚月が一回り大きくなる。それによって岬が少し顔を歪ませるが、柚月に止めることはできなかった。
それなりに愛されていることは知っているのだが・・・普通に好きだといってくれるのはこのときくらいなものだ。
だから彼とのセックスが好きなのだ。今までしてきたものとは違う。ただの快楽ではない、愛のつながりを確認できるから。


「や・・・やっぱり・・・大きい」

「大きいのは・・・嫌・・・か?」

「だ・・・だめ・・・熱・・・くて・・・」

『おかしくなる』そう告げる岬を抱きしめてやる。

「いいよ。もっと・・・狂って」

自分のおかげで狂うのなら、それほどうれしいことはない。

「あ・・・あ・・・あ・・・!!」

「っ・・・そんなに・・・しめるな・・・くっ」

「ぁ・・・そんな・・・む、無理・・・」

「も少し力・・・抜け・・・じゃないと・・・」

『また出そう』耳元で囁くと、岬は嬉しそうな顔をする。

「いいよ・・・出して・・・」

再び激しく動く岬。彼自身を握ってやる。

「ぁ、それ、やだ・・・!」

「嫌じゃないだろう?」

それが本音ではないことは知っている。岬だって本気で嫌であれば突き放すはず。だから柚月も動かす手は止めない。

「じゃな・・・くて・・・い・・・いっちゃう」

「別に我慢しなくてもいいだろう」

「俺だけじゃ・・・嫌・・・柚・・・月さん・・・一緒にイッて?」

ぞっとする美貌にお願いされ、岬もそれを聞き入れることにする・・・というか、本当にもう限界だった。
岬を・・・というより、もう自分が我慢できなくて、岬の前後を攻め立てる。


「あ、あ、あ・・・ぃ・・・いぃ・・・」

「いい・・・よ、俺はいつでも・・・くっ」

「お、俺も・・・柚月さん・・・も・・・ダメ・・・いきそ・・・イ・・・イクッ!」

柚月の手の中で岬が弾け・・・一気に沈み込む。それによって・・・再び柚月も終わりを迎えたのだった。



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