直線上に配置

2004年 3月15日〜3月21日

15
 なんと日帰りで大阪へ行って来ました。伝統あるユニチカの体育館があった場所が、現在はナショナル・センターと呼ばれ全日本チームの合宿などで使われています。その同じ場所で全国のバレーボール指導者の皆さんを集めた研修会が開かれていました。

 その研修会は、2泊3日で朝から晩までと言うハードな日程で、日本のトップコーチを要請する目的で開催されたのだそうです。僕も良く知っている有名な先生方や実業団の関係者の方々もたくさん参加されていました。何故か3日目の午前には僕が講師として呼ばれてしまったのです!

 そんな所で、僕なんかが何を話せば良いのだろうとドキドキしながら、朝一番の飛行機で関空に到着。すぐに電車に乗り込みナショナルセンターへ!このとき気持ちは・・・。偉い先生や有名なコーチの皆さんではなく、「全日本選手達はどうしてるだろう〜?」失礼な話ですが、それっきゃないでしょう!

 講演用のパソコンや荷物は、玄関に置いてスーツのまま走って体育館へ・・・。「誰もいない・・・(涙)」「どうしよう」なんて建物の周りをウロウロしていたら、トレーニングルームに選手達の姿が・・・その瞬間、先に僕の姿に気付いたスギちゃんがガラッと窓を開けて「どうしたんですか〜?」って。「みんなに会いに来たのじゃ〜!」と言うオヤジ的「ウソ」はすぐに見抜かれましたが、何だか緊張感はどっかに行ってしまいました。

 研修室では、僕の前に豊田さんが講師をされたこともあってか「笑ってはいけない」感じの空気が漂っていました。しかし、シンやユウにも会って「早朝移動」の疲れが吹き飛んで、すっかり元気になったオヤジは、ギャグやジョークを飛ばしまくり勝手に満足して昼飯もいただかないで帰って来ました。

 「名伯楽と呼ばれる皆さんの前ではしゃぎ過ぎたか〜!」という後悔を「全日本組に会えた〜!」という喜びでかき消し、何とか正気を保っているオヤジでした!

16
 久しぶりに土のグランドを走りました。ロードワークなどで外を走るときには、やっぱりアスファルトの道が多いので中々グランドを走る機会がありません。しかし、今日はトレーニングの時間帯にNECのグランドが空いていて久しぶりのグランドでのランニングトレーニングが実現しました。

 しかし、今の季節、天気が良くても風が強く、目には見えなくても多少の花粉が飛んでいて、オヤジにはかなり過酷でした。ランニングシューズを履いて外に出たときには、すごく気持ち良かったのですが・・・。

 さて一通りのメニューを終え、最後に楽しい種目を一つ・・・と言うことでジャンケン&ダッシュによる陣取りを行いました。二つのチームが50mばかり離れた位置に陣を作り、合図と共に一人ずつダッシュ、出会った所でジャンケンをし負けたらその場に残って救援を待つ、勝ったら再び相手の陣に向ってダッシュし、次の人とジャンケンをする。もちろん全員に勝てば陣を取れるというゲームです。ポイントは、如何にたくさんの敵を陣の近くで動けなくするかってすること・・・。

 人数の関係で今日はオヤジもこのゲームに参加したのですが、ジャンケンに弱いのでいつも早々に救援を待つ身となり助けられては戻って来る繰り返しでした。セットカウント2−2となった最終決戦。敵をかなりこちらの陣の近くに捕獲していたこともあってオヤジが珍しく進撃、たった二人に勝っただけで敵の大将(ラストの一人)津雲選手との対戦。それまでに一度も勝ったことない相手にビビッていたら周りから「岩崎さん、イメージ、イメージ!」「そうだ、リンには勝てないって思っているからだ!」「何も考えないでパーになれっ!」と自分に言い聞かせてパーを出したら勝ってしまいました!

 NECに入って苦節18年、ジャンケンがらみの種目で勝ち抜いたのは今日が初めてです。オヤジのジャンケン記念日!それ以降のジャンケンで勝っていないのは気にしないで心から「無心の境地を悟った」気分になっているオヤジでした。(全力ダッシュによる筋肉痛はいつ来るのかな〜と一抹の不安を覚えながら・・・)

17
 高校生の練習を見ていたら、誰かに雰囲気が良く似ている選手や声が似ている選手がいて、プレーが上手いとかジャンプ力があるとか・・・と言う部分とは違った楽しみもあります。あの選手は、雰囲気が吉原選手に似ているとか、歩き方が大林素子さんに似ているとか・・・。結構、意外な発見があったりして!

 で、今日はNECのある選手に声がそっくりの高校生を発見しました。出身地方が全く違うので「喋り方」は違うのですが、声が似ているのです。それって僕の勘違い・・・と思って他のスタッフにも聞いてもらったのですが、期待通りの反応をしてくれて確信を得てしまいました(笑)。

 こんな些細なことで驚き、感動している場合ではないのですが、その人がかもし出している雰囲気には多くの要素が含まれます。見た目の感じ=体型、姿勢、動きなどはもちろん、聴いた感じ=声、トーン、喋り方、さらに喋った感じ=反応の仕方、性格、そこには目の使い方や身振り手振りも加わってくるわけです。

 そうした総合的な雰囲気が、もしも昔の彼氏に似ていたり、彼女に似ていたら・・・、何だかときめいてしまいますよね。ちょっと犯罪的なことを書いたようですが、どうやら「人の雰囲気」の原点の原点は、DNAから出ているそうです。さらに人類は種の保存のために可能な限り自分とは違ったタイプのDNAを持っている異性を探し求めているとか。つまり人には、DNAの違いを察知する能力が備わっているってこと???

 では、オヤジは今後のスカウトのために「優秀な選手」と同じDNAを持っている選手を見つけるために「おっ!あの娘は、○○選手に似てるなあ〜!」なんて楽しんでいても「OK牧場」なんでしょうね?

18
 巷では「今年は花粉が少ない」と言われているようですが、昨日から今日にかけては、「ちょっと下を向くだけで鼻水が垂れる」状況になってしまいました。実際、そうなるかどうか実験してみたので本当の話です。ビロビロ〜っと垂れちゃいます。これは重症だと思い、遂に市販薬を飲んでしまいました。

 薬を飲んでからも、約1時間はズルズルしていましたが、何だか忘れた頃にはすっかり止まっていました。それどころか今度は、喉も鼻の奥の方もカラッカラになってしまいました。繊細なのかなあ〜?

 そんな状況下の中、今日もグランドを走りました。メニューは気持ちよく走る種目だったので良かったのですが、今日も風が強く何となく空気が黄色い気がします。これが、「花粉」なのか「グランドの土ぼこり」なのか、それとも「黄砂」なのかは別問題としてオヤジの鼻には、過酷であることには変わりありません。

 強風がビュッと吹いた時には吸い込んでしまわないように目を凝らして方向を確認しながら首の角度を調整し、細心の注意を払って走りました。またグランドから帰って屋内に入る時には、入念にうがいをし・・・そればかりか鼻うがいもして奥まですすいじゃいました。

 薬も飲んだし、万全の体制で鼻も保護し、夕食時には花粉症の症状なしで食堂へ!そしたら、選手がすかさず「岩崎さん、目が真っ赤!」慌てて鏡を見たら「ぎえーーー!」白目の部分が真っ赤になってる・・・。結局、自分のこととなると何かが抜けているオヤジなのでした!

 今日の教訓、春の嵐からは目も守ろう!

19
 娘の小学校の卒業式に行って来ました。昨日の花粉症で真っ赤になった目がそのままで「泣いた」と思われたくないなあと思いながら、小学校の体育館へ!さて、いよいよ卒業生が入場って瞬間に、隣に座っていた妻が「ぐすっ!」って・・・。「もう泣いてんのかよ!」

 「何だかなあ」と思いながらビデオを撮っていたら、5年生の子達が、「皆さんと一緒に校歌を歌うのは、これが最後です!」って言った瞬間に、僕の娘も含めた何人かが「うぁーん!」と激しく泣いてしまいました。これはやばいでしょ!周りを見回すと結構泣いている父母もいて・・・。自分で涙腺が弱くなったと語っているオヤジとしては、泣かないわけにはいかないでしょう!

 しかし、左手でビデオを撮りながら、右手でデジカメで撮影をしていたオヤジは、涙を拭く手が足りない!隣の妻は、自分の涙がメイクを破壊しないように細心の注意を払いながらのハンカチさばきに意識を集中しているし・・・。仕方がないので、流れ落ちないよう少し上を向き、まばたきをしばし我慢して乾燥させると言う大技に出て何とかごまかしました。

 子ども達の中で号泣していたのは、どちらかと言うと私学の中学に進学するために皆と別れることが決まっている子達!では、父母の中で泣いていたのは・・・オヤジ化やオバン化が進んでいる人達なのかなあ・・・としみじみ思うオヤジでした!

20
 遂に春校バレーが開幕しました。たくさんの高校がNECでも合宿をしていましたが、代々木に向け昨日出かけました。NECの選手の母校も各都道府県の予選を勝ち抜きこの大会に参加しています。

 で、母校の出番にはOG(卒業生)は、応援に行くことになっています。在校生以上にNECの選手達も楽しみにしている部分もあるようで、赤ロケの練習やトレーニングを「公欠」して代々木に向うわけです。

 もちろんチーム関係者も「解説」の仕事が入ったり、スカウトがあったり、陣中見舞いのために出かけることもあります。僕はここ数年間は、留守を守る役割に回っていて直接会場には行ってません。

 若いバレーボーラー達の健闘を祈りながら、練習やトレーニングをサポートしているオヤジでした。結果を気にし過ぎていることも事実でありますが(笑)!怪我がないように頑張れ!高校球児たち!

21
 トレーナーの会議があって渋谷に行きました。近くで春の高校バレーをやっているのですが、我々は駅に近いとある会議室に集まりました。

 実際には、何年かに一回くらいは渋谷には出ることがあるのですが、109の脇を歩いたのは20年ぶり位だったのではないかと思うのですが・・・。それで一緒に会議に出た某チームのベテラントレーナーに「ここを歩くのは学生時代以来かなあ・・・?」なんて言ったら、簡単に「嘘つき!そんなわけないじゃないですか!」と一喝されてしまいました。涙、涙・・・。だってそんな気がしたんだもん!

 真剣になって思いだしてみれば、すごく近くには来ています。妻と二人で何年か前に渋谷の道玄坂でしかジャッキー・チェンの「シャンハイ・○○」という映画を上映していないと言うことで・・・。しかし、その時は、半蔵門線の駅から地下道を歩いてそのまま地下からその映画館に入れたので109の脇は歩いていないんですよね〜!

 なんでこんなに必死で109界隈に行っていないのかについて語っているのか分らなくなりそうなので本題を!オヤジは
「じぇんじぇ変わっていてビックリした!」
のでした。いやいや高層ビルが建っていたり、隙間がないほどお店があると変わりようがないと思うじゃないですか?しかし、この辺は雰囲気だけじゃなくて実際に変わった!って真剣に思いました。

 ここは変わらないだろうと思うような密集地帯が、すっかり変わってしまう例は、六本木ヒルズなどにも見られますが、思い出の場所は画像に残しておいた方が良いなあ・・・とデジカメを持って来ていなかったことに後悔をしたオヤジでした。

次の週へ
日記の目次に戻る
トップページへもどる