2005年2月28日〜3月6日

28
 なんと長いと思っていたレギュラーラウンドが終わってしまいました。11月3日にスタートしたわけですから、ほぼ4ヶ月間の遠征の旅が昨日で終わったわけです。思えば本当に色々なことがありました。僕の交通事故とスピード違反という人生初の個人的大事件も基本的にこの間にありました。公にはできない怪我もありました。でも、こうして無事に決勝ラウンドに臨めることは幸せな事なのかも知れません。

 で、オヤジには一つ予定外のことがありました。実は、何だか太ったような気がするのです。ストレスがかかると痩せる人もいるようですが、僕の場合は、「食べて」しまう傾向があるようで貯金はたまらないのに脂肪は蓄えてしまいました(涙)。

 予定外と言えば、もう一つ、空いている時間には頼まれていた原稿などを書こうと思っていたのですが、書けませんでした。ここで暴露してどうするって感じですが(笑)。やっぱり日記を書くのと違い、原稿を書くにはかなりの集中力が必要で、集中すべきメインの仕事があると何故か時間があっても書けませんでした。昔は同時進行でいくつものプロジェクトをこなしていたような気がするのですが(涙)。

 いよいよ今週末から決勝ラウンドが始まります。と言っても過去の10回のVリーグとまたまた方式が変わりました。まずは上位4チームで総当りのリーグ戦をもう一度行い、1位から4位までの順位を改めてつけます。そしてまた別の日に、1位対2位の対決を3回行って優勝を決めます。3位と4位のチームについては、1回だけ再戦し最終順位が決定されます。と言う訳で最大6試合、最小でも残り4試合となりました。理想から言えば負け無しで勝ち進んだ場合の5試合ですが(笑)。

 どこのチームも最高の力を出してくるでしょうし、勝ちたいのは同じだと思います。だからいつもにも増して日頃の行いにも気をつけるようになっちゃうんですよね。神様にも味方について欲しいから・・・(笑顔)。

3/1

 実際の試合会場となる東京体育館での練習が行われました。もちろん対戦順を意識した割り当てがあり、明日の第一試合のパイオニアさんが一番に練習し、その対戦相手が三番目。第二試合に出る我が赤ロケは、二番目に練習し対戦相手のJTさんは、四番目の練習です!そして会場にはテレビ局の人や記者さん達が・・・。

 で、パイオニアさんと入れ違いで会場入りすると数名の記者さんとお話をしている栗原選手が・・・。残念ながら、挨拶さえもできませんでしたが、ずいぶん久しぶりに姿を見かけました!やっぱり正直、複雑な心境だなあって思ったりして・・・。

 さて、今日は天気が良かったのですが、明日からは大崩れして雪まで降っちゃうと言う予報です。明日は無事に会場に到着できるのか心配してしまうくらいに、かなりの警告を発しているようです。確かに関東地方で雪が降ると交通機関は完全に麻痺してしまいますよね。会場入りできなかったりして不戦勝なんてことになったら大変だ〜って・・・(笑)。

 それにしても試合会場には、出待ちや入り待ちの常連さんがいらっしゃいます。その方々が風邪など引かれないように祈るばかりですね。もちろん選手達も決戦を前に怪我や病気などしないように頑張ります。そういう自分自身もトレーナーの不養生にならないようにしなっくちゃ(笑)。


 夕べから急に冷え込み、今朝になると東京は一面、雪景色!横浜はもっと降っていたようですが、我々の宿舎の前は、3cm位の積雪。でも、寒さが足りなくてビショビショ状態。ジョギングをしようと一旦外に出たのですが、坂の多い東京をこの状態で走る自身がなく、泣く泣く断念。

 決勝ラウンド・・・セミファイナル・リーグの初戦の日。対戦相手はこれまで3回対戦して3回ともフルセットで勝っているJTさん・・・。まさか今日もフルセットまでもつれるとは、全く予想していなかったのですが・・・(号泣)。

 特に5セット目には、ポロンと落ちたボールや、止めたと思ったブロックなど・・・神様のいたずらかと思うほど様々な局面でJTさん側のポイントになってしまいました。まあ「運も実力のうち」なんて言われると返す言葉はないのですが・・・(再度、号泣)。

 明日は、デンソーさんとの対戦ですが、3−0で勝たないとチャンスがかなり遠のく・・・なんてデータが出されて「何だか一昨年と同じ状況ジャン!」とビックリこいてしまいました。思えば第9回Vリーグでは初日にアルタモノア選手率いる武富士さんにフルセットで負け、2日目に東レさんに絶対に3−0で勝つしかないという状況に追い込まれてからの逆転優勝でした!

 やっぱり運命のいたずらかなあ・・・と思いながら、何だかすご〜く胸がドキドキするオヤジなのでした!

 それにしても夕方の試合は辛いのう〜!結局、何時に行っても平日の開催では人が入らないと言うのであれば、あっさり昼間の試合という訳には行かないのでしょうか?選手の健康管理がちょっと気になるオヤジでもありました(笑)。


 昨日は、早朝ランニングを中止していたことが一部の選手にバレてしまい、「岩崎さんが走らなかったから負けたんだ〜」とわけの分からない理屈に、確かにそのようなジンクスがあるなあ〜と妙に納得したのでした。そこで今日のオヤジはいつもより長く走ってしまいました(笑)。それで勝ってくれるのであれば走りますよ。どんなに辛くても、暗い早朝に起きてでも(爆)。

 と言っても、今日はどうしても3−0で勝たないと不利になると言う話しがあり、「1点1点頑張ろう!」と言っている選手達には申し訳ないのですが、勝手にドキドキしていました。もちろん会場に入ったら平常心を保った顔をしていましたが、これは作り笑顔ならぬ「作り真顔」状態でやっぱり少々引きつっていたかも知れません(涙)。

 しかし、選手達は偉い!試合前から相当集中していたように思います。一度は敗れているデンソーさんに対しても、とにかく6人がかりの攻めのバレーを展開して3−0で勝ちました。こうなると凡人のオヤジにしてみれば「昨日、あのセットを取っていれば・・・。」なんて考えが頭をよぎってしまうのですが、選手達はもう既に明日のことを考えていました!「明日、勝てば良いのですから・・・。」いや〜頼もしくて涙が出ちゃいそう・・・。

 選手を信じるしかないでしょう!って自分自身に言い聞かせながらも、やっぱり緊張しますね。夕べよりも更に高度な緊張感。そう言えば、今朝走って勝ったのだから明日も走らなきゃって・・・。でも明日は第一試合だから、朝が早いんですよね。「早朝勉強会なみに早起きをして走るぞ!」って思うとちょっと心が落ち着いたりなんかして・・・。「つまんないジンクス作るんじゃねぇよ・・・」と言う気持ちもあるのですが(笑)。



icp

 3日間の中で一番緊張するのは当たり前?3日間の中で一番観客数が多いのも当たり前?でも、3日間の中で一番力が出せるかどうかはやってみなければ分かりません。もちろんパイオニアさんだって優勝決定戦でNEC以外のチームと戦いたかったら、今日、叩いておいた方が良いと考えているでしょう。だから昨日の時点で進出が決まっていてもスタメンで来るはず!勝つしか自力の決戦進出がないNECは、まさに背水の陣。

 結果は、ご存知のようにセットカウント3−1で勝つことができました。やっぱり今日の試合に関しては、こちらサイドの方が、危機感があったのかも知れませんね。集中力が少し乱れかけた時も、皆で声を掛け合って「気持ちの立て直し」をし、最後までチーム一丸となって戦っていました。

 それにしても今日の応援は凄かった!NECの応援席ももの凄い数と勢いでした。もちろんパイオニアさんサイドも負けていません。会場は、外の寒さをよそに熱く盛り上がっていました!キャプテンのインタビューでも言ってましたが、「本当に皆さんのおかげです!」って思いました!

 会場から帰りのバスの中で男子(青ロケ)が、3−0で勝ったとのニュースが入りました。後で知ったことですが、1セット目は16−23からの奇跡的な大逆転劇だったそうです。これで男女アベック優勝の可能性も出てきました。もちろん、これまで通り、1試合1試合、1セット1セット、そして1ポイント1ポイント丁寧に戦う姿勢は変えることなく頑張ります。

 先週末は、緑ロケが優勝し、来週末は青ロケが決勝!そして再来週は赤ロケの決戦!「3月はとっても熱いなあ!」としみじみ思うオヤジなのでした!

 帰宅すると生観戦に来てくれていた妻が、梅尾選手のことを話していました。とっても目立っていたそうです。僕は、あまり控え選手のことを見る余裕がなく、今日に関しては仁木選手の話がしたかったのですが、観客席から見ると梅尾選手のオーラの方が目立っていたのでしょうか(爆)。

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