2、本物(ほんとうによいもの)

 いいところばかりで、いろんな事に役立つ、それなのに値段も高くないという物、技術がたくさんあります。それを「本物」といいます。これらは、主に自然の力を活用しているものです。


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 いろんな性格のよい菌を組み合わせたものです。これは農業、生ゴミ処理、そうじ、洗濯、川や海をきれいにする、健康にする事など、いろいろ使われています。
 いろんなことができるだけでなく、環境も同時にキレイにしてくれます。

有機農業
 昔ながらの農業です。農薬や科学肥料を買わなくても、身近で自然なものを利用して、健康でおいしい野菜を作る事ができます。虫や草も少なくする事もできます。

本物医療
 人間にもともとある、病気をなおす力をひきだして健康にするものです。

地域通貨
 地域や会員だけのお金。今のお金のしくみの問題点を解決できるものです。

新エネルギー
 風力発電やバイオマスなどのクリーンエネルギー。さらに磁力回転装置(磁石の反発を利用して回転する)などのすごい発電機がでてきています。

など他にもいろいろあります。








本当は解決する方法や物いっぱい。
自然の力を活用させてもらうとすごい。

解決する方法や物などはいっぱいあるのに、なぜ、はやらないか?

・ 資本主義=お金中心のしくみ
「環境の事より、とりあえずもうけたい。」「今がよければいい。」
「そんないい本物がどんどんでてきたら、うちの商品が売れなくなる。」
「安くて長持ちするものより、高いもの売りたい。」

・ 今までの考え方 自然より人間の考える事の方がすごい という考え方
「資源や環境は、人間が作った科学でなんとかなる。」
本物は「今までの常識からは考えられない。」「そんなうまい話があるはずない。」

根本は「自分だけよければいい」という心。
例えば、10人でパンを分ける時、10個あれば1人1個ずつ、5個なら1人半分ずつ食べてみんな幸せ。みんながうばいあえば、みんな不幸。

みんなの幸せが自分の幸せ。
環境や人にいい事をするのもまず自分が得。
いい事するときもちいいし、環境にいいくらしをすると健康にいいし、生活費も安くなる。

少しずつ、できる事やっていこう。自分の得意な事からでも。

みんなの声でよくしていこう。
悪い物を買わずにいい物だけ買う事によってお店や会社をよくしていけます。また、メール、手紙などで意見、提案をすることができます。
「環境に優しい製品(ゴミがあまり出ないもの、リサイクルの物など)を作ってください。」「〜は環境に悪いのでやめたほうがいいと思います。」など。

 また、修理をたのんだ時、「古くて部品がありません。新品を買ったほうがいいですよ。」と言われることがあります。その場合、本社(社長)あてに「おたくの〜〜を使っていたのですが、故障しました。これが気に入っているので、ぜひ、修理してもらいたいです。」と手紙などを書くと多くの場合、修理してくれるそうです。


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