† 色物達の集う国 †

GM(プレイヤーA): それでは、パワープレイプログレスを始めます。最初の舞台は王都ロット・ロウです。オープニングは当然主人公のスターリィ君から始めましょう。

スターリィ: はっはっは、騎士のスタリニア・カウント・オーヴァーキルだ。 愛馬の名前は“メグロマークウィーン”(一同笑う)。

GM: 君はある日、王様から呼び出しをくらうのだ。

スターリィ: はっはっは、それでは騎士らしく、身なりに30分程時間をかけて……。

フォルア: 遅い。

スターリィ: ……ささっと正装して、背筋伸ばして行きます。カツカツカツカツ、バターン!
 「え〜、騎士No ……」

ネスレイ: No!?(笑)。

GM: ねぇよ。

スターリィ: (気にもせず)「スタリニア、入ります!」

GM: 王様は座って待っている。王については、若い頃は武勇で名を成せていた。当時はハルバードを振り回していたそうだ。

ネスレイ: 読めたぞ。王様が100Gぐらいと装備を渡して「魔王を倒して来い。」と……。

一同: ……。

ネスレイ: つっこめ!(笑)。

GM/国王: (シカト)「それではスタリニアよ、お前に1つ指令を与えることにした。」

スターリィ: 「は、何なりと御命ぜのほどに。」

GM: と言ってだな、1冊の本をほいっと出すのだ。

スターリィ: 『ほいっ』っと出すな(笑)。

GM: (ジェスチャー付きで)うむ、こうスッと出した。

スターリィ: 「これは一体……?」

GM: 【知力】判定ってところだな。

スターリィ: がはぁ!

フォルア: がんばって!(笑)。

GM: 目標値はねぇ……『5』でいいや(笑)。

スターリィ: 5じゃあまだ失敗の可能性が(コロコロ)ほーら『4』!(一同爆笑)。

GM: ってゆうか自動失敗(笑)。

ネスレイ: 君は王様の日記かと思った(笑)。

スターリィ: 「これは一体……赤茶けた汚らしい本ですね。」(一同笑う)。

GM/国王: 「お前は知らないか。これは現在我が国で1番新しい地図、風土記なのだ。」

スターリィ: 『るるぶ完全版』だな。

フォルア: ああ、オッケイオッケイ。

GM: 「これはだな、実は5年前の物なのだ。」

スターリィ: では、最新のTOKYO WALKERを買って来ます。

GM/国王: おおい!(笑)。「これをだな、お前に各地を回ってもらって、編集作業を行ってもらいたいのだ。新しい街も出来ているしな。」

スターリィ: 【観察】15、【記憶】なんか14。俺さ、それ向きの能力みんな低いんだけど(笑)。

GM/国王: 「それでだな、こう言ってはなんだが、お前はその種族から皆に良く思われていないのは知っているだろう。」

ネスレイ: 珍しいって訳だ。

スターリィ: (ボソッと)みんな僕の成績に嫉妬しているんでしょ。

フォルア: (冷たく)半端者って思われてるんだよ。

GM/国王: 「成功した暁にはだな、近衛騎士の資格を与えよう。それ位の価値のある任務だと思っているからな。」

スターリィ: (またボソッと)娘さんで結構です……(一同爆笑)。

ガジス: それは王位をよこせと言っているようなものだぞ(笑)。

GM/国王: 「今日は旅支度に費やし、明日出発するとよい。」

スターリィ: 「はい。」

GM: 「後でまた呼ぶであろう。」で、君は退室する。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇


GM: ではシーンを替えて。君はいつも通りお城の神殿にお勤めに来ているのだが、神官長からお呼びがかかった。

フォルア: 行きましょう。

GM/神官長: 「まあよく来たね。この度、ある騎士が指令を預かってな、お前がそれの同行役に任命されることになったのだ。」

フォルア: 「はい、やります。」

ガジス: 体の良い厄介払いだ。

GM/神官長: 違う!(笑)。「君も知っているかも知れないが、ハーフエルフの騎士で、スタリニアという者がおる。」
珍しいから知っているだろう。【知力】で目標値5で判定して。

フォルア: (コロコロ)成功。「はぁ。珍しいですよね。」

GM/神官長: 「出発は明日になると思う。今日にも王に呼ばれるであろう。」

フォルア: 「その時彼に会えばいいということですね?」

GM: そうだね。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇


GM/国王: 君達二人は王様に呼ばれます。
 「旅の支度金として持っていくがいい。」 と言って(コロコロ)500spばかり渡される。 「人を雇うなら、この金から使っても良いだろう。そして、お前にこの札を与えよう。」 と、身分証明のような物を差し出します。この札1つで食費や宿代は全て免除だから。

スターリィ: ……(よだれが出ている)。

GM: では、明日になったら出発ということで。

ガジス: その晩、騎士のもとに暗殺者が!

ネスレイ: 俺も考えていたよ(笑)。俺に下される指令は『ハーフエルフの騎士を殺せ』ってとこかな?

GM: 後はプレイヤー間で交渉お願いね。それでは、スターリィはいつも通り家に帰るわけだ……。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇


GM: じゃあ、シーンを夜中に移そうか。

スターリィ: その頃、ちょっと興奮して眠れない俺がいた。どきどきわくわく。

GM: そうするとだね、君の知り合いの騎士が1人訪ねてくる。夜と言っても21時頃か。

スターリィ: 夜だな(一同爆笑)。「何かね?」

ネスレイ: 「お命頂戴致す(笑)」

GM/フォーテル: フォーテルという騎士が君のところにやって来る。「王様から何か任務を任されたみたいだな。」

スターリィ: 「はっはっは、耳が早いな。」

ガジス: お前の耳ほどじゃないが(一同大爆笑)。

ネスレイ: ナイスつっこみ!(笑)。

GM/フォーテル: 「俺と同期ぐらいだったお前がな……。これから俺の奢りで酒場でも行かないか?」

スターリィ: 「景気づけになかなかよいでしょう。」 とGMからの誘いには乗る。

GM/フォーテル: よろしい(笑)。「この前ちょっと賭けで当ててよう。」 ジャラッと袋を鳴らす。


  騎士が賭博しちゃいかんだろう。


スターリィ: ほっほーう。

GM/フォーテル: 「じゃあ行こう。」

スターリィ: 俺は、自分の所持金は置いていく。

GM: それ王様から貰った金だろう(笑)。個人的に飲むって問題外じゃないか(一同笑う)。

スターリィ: ちゃんと置いていきますよ。後はたかる(笑)。

フォルア: 盗まれないように。

GM: そういう訳で、君達は飲んでいるわけだ。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇


GM: 君達二人は組んで仕事をしているという事にしてくれ。……しろ!

ネスレイ: 俺と、彼(ガジス)?

スターリィ: (蛇人間を指差して)うわ〜、物好き〜(笑)。

ネスレイ: なんていうか、悪人風〜(笑)。

GM: 君達は簡単な仕事にあやかっていた。それが無事終わって、帰る事になりました。というわけで【観察】だな。難易度は『10』ぐらいでいいよ。

ネスレイ: 【観察】? (コロコロ)失敗。

ガジス: 10では目がない。(コロコロ)失敗。

スターリィ: このパーティ、さっきから判定で成功してない。

ネスレイ: だって難易度が一気に高くなってんだもん!

GM: 君達は0時頃食い終わって帰った。そうするとだね……見つけたことにしようか(笑)。
 君達は夜中の裏通りで、1人の貴族らしき男がうろついているのを目撃したよ。薄汚い男と話をしている。非常に不釣合いなシーンだ。

ネスレイ: 俺等が見たの?

GM: うん。何か小さな木の板のような物を、薄汚い男が貴族に渡している。でね、貴族はお金を薄汚い男に渡した。

スターリィ: 何だろう、木の板って。……俺の札じゃなければどうでもいいや。

ガジス: (無感情に)さあ、行け(ネスレイを指差す)。

ネスレイ: 行ってどうすんの?

ガジス: (無機質に)行って奪え(一同大爆笑)

ネスレイ: それは駄目だろう(爆笑)。

ガジス: (機械的に)せめて調べてくるんだ。

ネスレイ: どうやって調べる。何メートル?

GM: 50メートルぐらい。

ネスレイ: とりあえず横を通ろう。そして横目で品を見定める。

GM: 何かが書かれた札のような物だ。

スターリィ: 圧倒的に俺の札っぽい気がする。いつの間に盗られたんだろう。

ネスレイ: そうだねぇ。でも別に彼のことは知らないわけだし。

ガジス: ぱっと見でそれが何か解るか?

GM: じゃあ【知力】で振ってくれ。目標値9ね。

ネスレイ: 【知力】〜?(コロコロ)惜しい、1足りない。

GM: では解らない。そして夜は明けていくのだ。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇


GM: 次の日の朝ぁ!

フォルア: おはよー。

GM: スターリィくん。例のごとく札が無い事に気づくよ。ドュッ、ドワワワ〜ン。

スターリィ: 目つきがどんどん腐ってくるよ。

ネスレイ: お金も無いとか(一同笑う)。

GM: お金はある(笑)。

スターリィ: じゃあ札を偽造しよう。

フォルア: 探そうよぉ〜(笑)。

スターリィ: では慌てよう。「な、な、なぁんてこったぁ〜いっ!」

GM: グワワワン、ピカッ、どお〜ん。

スターリィ: いや、その効果音はいらん(一同爆笑)。

フォルア: いや、『バーニング』だから(笑)。

スターリィ: まじで『バーニング』なの? じゃあ熱血系のノリで行くか。

フォルア: うん。

スターリィ: (熱く)「ちっくしょー、なんてこったい、誰がやりやがった、ぶっ殺してやるぜ〜。」ズバズバズバ。

一同: 誰だ君は(笑)。

スターリィ: そして札を取り返した「やったぜ!」

一同、特にGM: おい!!(大爆笑)

フォルア: ちょ、ちょっと待って(笑)。

GM: スターリィは部屋に居るんだね? フォルアもそこに行っていいよ。

フォルア: あたしが? 行きます。

スターリィ: じゃあうろうろしている(一同爆笑)。

フォルア: どうしたの(笑)。スターリィさんどうしたんですか!(笑)。頬を叩きます。

スターリィ: 俺はもう 「あわわ、あわわ、あわわ。」 としか言えない(一同爆笑)。

一同: あわわ、あわわ(笑)。

フォルア: 頼みますから、落ち着いて下さ〜い。

ガジス: 頼まれたから落ち着け。

スターリィ: はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。

ネスレイ: 疲れたね(笑)。

フォルア: で、どうしたんですか?

スターリィ: え〜、素直に話します。「え〜、ふと、お金が盗られました。」(一同爆笑)。

フォルア: 違〜う!(爆笑)。お金はあるじゃない!(爆笑)。

ガジス: 嘘をつきたいんだよ。お金も盗られたが正しい表現だな。横領する気か?

GM: お前、あるだろ金は(笑)。

ガジス: 腐れ騎士。流石はハーフエルフ。

ネスレイ: 騎士の位剥奪かな? ハーフエルフだし(笑)。

スターリィ: ……やめた。王道を行こう。素直に話す。 「金はある、札が無い。」

フォルア: おっけー。 「札が無い……じゃあ、昨日はどこでどうしてたんですか?」

スターリィ: 「あわわ、あわわ、あわわ。」(一同大爆笑)。

ネスレイ: 飲んでたんですかぁ?(笑)。

スターリィ: 言えねぇ、これは言えねぇ(爆笑)。ちきしょー、マスタートラップだぁ!(一同爆笑)。

フォルア: わかった、家には居なかったって事にする(笑)。

スターリィ: はい。理由は聞かないで下さい(笑)。泣きたくなった(笑)。

フォルア: 分かりました(笑)。何時ごろ帰ったんですか?

スターリィ: え〜、シンデレラタ〜イム(一同爆笑)。

フォルア: 0時ですか(笑)。

スターリィ: 「ちょっとさぁ、母が妹を産んでさぁ」(一同爆笑)。だくだくだくだく(汗の擬音)。

GM: こういう時は『妹が母を産んでさぁ』とか(一同再爆笑)。

フォルア: いつ頃出かけたんですか?

スターリィ: ……だくだくだくだく(一同爆笑)。じゃあ遠くの方を見ながら「ふぅ……21時かな。」(一同笑う)。

フォルア: その間に盗まれたって事ですね。……鍵はかけたんですか?

スターリィ: んーじゃあねぇ、防波堤で片足を船繋ぐアレに乗せて波止場の方に向かって「……忘れたなぁ。」(一同爆笑)。

ネスレイ: は、波止場ぁ?(爆笑)。

フォルア: ねぇねぇ、どっかその辺に人居ない? どんな家なの?

ネスレイ: 一軒家?

スターリィ: ハーフエルフだしなぁ。なんか一人暮らしとかしてそうじゃない? 親のエルフが一緒に居ない訳だし。

GM: 父親が騎士ということにしよう。そういう家系の家に住んでいるんだ。そして父は死んでしまっている。

フォルア: 母は? 家出? 分かった。

スターリィ: ……一瞬にして家庭が崩壊してしまった(一同笑う)。

GM: 母はここに住み続けるのは辛いので森に帰った。

スターリィ: あわわあわわあわわ(笑)。この騎士これじゃ駄目騎士だな(一同笑う)。

フォルア: しっかりして下さいよぉ(笑)。え〜と、外出中に怪しい人影がなかったか情報を掴みましょう。

スターリィ: うむ、流された血は同じ血でのみ償われるのだ。探し出すぞ。

フォルア: まあ盗賊ギルドみたいなものがあると聞いたから行ってみますか?

スターリィ: そんなものに俺達は全く縁がないのだ。

ネスレイ: 全くだね。

フォルア: 僧侶だから特に無理ですか。



 この後、隣の家に住んでいるワーグさん(怪しい儀式の真っ最中)などに聞き込みを行うも、さしたる情報は得られない。
ワーグへの聞き込みレポートはこちら



スターリィ: (そろそろ二人と合流したいな)飯の時間を見計らって酒場に行くか。飯時なら旅人達も酒場に来ているだろう。

GM: ありがとう。盗賊ギルドに行くかな〜とも思ったけど。

スターリィ: 騎士として、そんな所には絶対行かない。俺は王道を行く。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇


GM: それでは酒場。昼飯頃、騎士らしき男と僧侶らしき女の2人組が聞き込みをしているところで、君達2人は飯を食べている。

ネスレイ: ガジス、醤油を取ってくれ。

ガジス: ペンっと渡す。

GM: 違うよ、こうやって(舌で掃う仕草)「何ィ、舌で渡したぁ?」(一同爆笑)。

フォルア: 嫌だ、カメレオン〜(笑)。

スターリィ: そんな醤油は使いたくない(笑)。

ネスレイ: いつ見ても凄いな(笑)。

ガジス: 無言だな。

フォルア: 猫と蛇が喋っているの?

ネスレイ: おう!

スターリィ: 話しかけたくない……あそこ見ないフリしよ。

ネスレイ: おうっ!? (笑)。

ガジス: むしろ人間の方が珍しかったりして(笑)。

GM: 隣で札が何とか、泥棒が何とか聞いて周っているよ。

ガジス: (無機質に)「商売して来い。」と言う。

ネスレイ: うむ、では。

GM: 完全にガジスがリーダーなんだ(笑)。

ネスレイ: だって年齢的にも(笑)。

GM: 哲学の研究者なのに歪んでしまった男。

ガジス: ふふ、違うよ。暗殺者と一緒にいれば何か分かると思って……。

ネスレイ: 染まっちゃったんだ(爆笑)

GM: さぁ、ここからはプレイヤー次第だ。

スターリィ: いいの? じゃあ今話している男との会話が終わったんで、次のテーブルに向かうぞ。で、メモを付けながら進みテーブルに着いてから顔を上げる。そして絶句

GM: 蛇だ、猫だ。

スターリィ: そして私はエルフだ(一同爆笑)。じゃあ気にしなくていいかって感じだ。お互い人間じゃないしね〜(一同笑う)。

GM: お互いにな。

ネスレイ: 良い性格しておる(笑)。

フォルア: じゃあ情報が欲しいから蛇さん達に話しかけるよ。

スターリィ: 「とりあえず、これこれこういう札について心当たりがあったらうんぬんかんぬん。」

ネスレイ: 「札ねぇ。」(笑)。

フォルア: 「それが有力な情報だったなら、お金を差し上げますけど。」

ネスレイ: 「イエスイエス♪」

スターリィ: 「……君の身元が分かれば、国から報奨金が支払われるだろう。」

ネスレイ: (意図に気付かない)「国から〜?」

GM: (気付いた)身元が分かればぁ?(爆笑)。やるなスターリィ(笑)。

スターリィ: 「おい、蛇! お前でもいいぞ!」

GM: せめてガジスと呼ぼうか(一同爆笑)。

フォルア: (ハマッた)蛇〜、蛇〜(爆笑)。

GM: ハーフエルフで王都の騎士という珍しい研究対象がいるぞ。観察的研究対象が。

ガジス: 研究対象か、それはいいね。

スターリィ: そしたらそっちから何か言ってきて。

ネスレイ: 「う〜ん、国からねぇ。」

フォルア: 「ただ、身元がわかればの話ですけどね〜。」

ネスレイ: (やっと気付く)ああ! そりゃ無理だわ。

ガジス: 「国からは要らん。即金が欲しいんでな。」

スターリィ: 「即金で渡そう。」

ネスレイ: う〜ん……。

ガジス: 「お前次第でいいだろう。」

ネスレイ: 「じゃあ何か買ってよ。現金じゃなくてもいいからさ。」

ガジス: 何を買えというのだ?(笑)。


  味方につっこまれてちゃ仕方ないな。


GM: お前交渉クソ下手だな(笑)。

ネスレイ: 「ヨロイ♪ ヨロイ♪」(笑)。

ガジス: 買って欲しいの? 物で渡せという方法で言ってるの?。

ネスレイ: うん(笑)。

スターリィ: 「……それは情報によるなぁ。」

ガジス: 「うむ、我々も半分ぐらい話そう。我々は昨日の1時にあるものを見た。」

スターリィ: 「『あるもの』では駄目だな。」

ガジス: 「それでは『札』を見た。」

ネスレイ: 「確か木でできてたよな。」

スターリィ: (手で形を作る)「この位の木の札?」

ネスレイ&ガジス: 「うん。」

スターリィ: 「では詳しく知りたいな。1人50でどうだ?」

ガジス: シルバーなら割と高めだぞ。

ネスレイ: 俺の次の鎧が80……。

ガジス: こいつこんなこと考えてやがったか(笑)。

ネスレイ: 死ぬんだよ(爆笑)。

GM: 盾を持て盾を!

ガジス: 「金を見せてもらえるか?」

スターリィ: では100spを支払おう。

ガジス: 「では教えよう。昨日の深夜1時頃、貴族風の男とみすぼらしい男が札と金を交換しているのを見た。貴族の男の身元を割り出せば、ある程度の予想が立つだろう。汚い男は盗賊ギルドの構成員かもしれない。少し調べてみる価値があるのでは?」

スターリィ: 「しかし私はそっち方面には疎いのだ。よし君達、札が戻り次第、もう50ずつ出そう。手伝ってはくれまいか。」

ガジス: 「いいだろう。では話を聞きに行くか。どこで待ち合わせをする?」

スターリィ: 「まぁ待て。このままではお互いの連携が取りづらい。互いに名を名乗ろうではないか。私はロット……」とぉ〜?

フォルア: ロット・ロウ!

スターリィ: ロットットって(一同爆笑)。

GM: お前は〜!(笑)。

スターリィ: 「私は王都ロット・ロウに仕える騎士であり、優秀なる騎士であったカーヴァール・カウント・オーヴァーキルネイファ・ラルリックの息子であるスタリニア・カウント・オーヴァーキルである。」

ネスレイ: オーバーキル?(殺し過ぎ)。

スターリィ: 「そしてその従者の……。」 視線で促す。

フォルア: 「わた、私……。」(爆笑)。

スターリィ: 「自己紹介も満足にできんのかー!」(一同爆笑)。

GM: 教会で何を習ってきたのだ!

ネスレイ: 礼拝のみ(笑)。

スターリィ: 床の掃除(笑)。

フォルア: 笑っちゃって(笑)。

スターリィ: 嫌だよね、自己紹介に困っていきなり「神よ……助けて下さい……。」とか(一同爆笑)。

GM: 俺達が一体何をしたんだ!(爆笑)。

フォルア: ましんで〜まーしぇあアハハハ(爆笑)。

ネスレイ: 舌が回っておりませんなぁ。油差せ(笑)。

フォルア: ごめんなさ〜い(笑)。

スターリィ: 「では、私に仕える従者であり、今回私の旅のお供を務めるフォルア・セントル君だ。」

フォルア: ……(無反応)。

GM: せめて礼ぐらいせんか(笑)。

フォルア: うわわ、「よろしくお願いします〜。」

スターリィ: そしてそちらを視線で促す。

ガジス: 「蛇、それでいい。職業はこれだ。」 と言って杖を出す。

ネスレイ: 飯食いながら、「職業……。」 騎士の前じゃ言えないなぁ(一同爆笑)。職人と言っておこうか。

スターリィ: では俺は心の中でニヤリとする。身元が割れたからな。嘘でも、たぶん他の街でも同じ自己紹介をしているだろうから、自然と足が付くだろう。

ネスレイ: (汗を拭う仕草)どこの街やら(笑)。

スターリィ: 50spという人参を吊るしてあるから彼らは大丈夫だろう。我々が出来るのは……顔とか覚えていたら教えて欲しい。

GM: 【記憶】で判定。目標値5で二人とも。

ネスレイ: (コロコロ)8だ。

GM: だいたいの顔を覚えているよ。

ネスレイ: じゃあ特徴をペラペラっと。

スターリィ: 「それでは私は騎士の詰め所に行って来ますので、その間によろしくお願いします。集合時間は2時間後のここということで。」


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