正統派ドワーフの街?
GM | : | シナリオIを始めるぜ。前回の復習できる方。ちなみに俺はできねぇ。 |
サンドロ | : | 地図作成の旅に出ることになった。 |
GM | : | うむ、その通りである。確か前回の引きだと、貴方達は“グードン”に【上質のスーツメイル】を買いに行こうという話です。 |
ボーデル | : | え? スーツメイルを買いに行く予定だったの? 知らなかった(笑) |
GM | : | “ラムリアース”に献上する贈呈品として、“グードン”の【上質なスーツメイル】を買おうと。ついでにドワーフの生態を調べようという事です。でもこのシナリオにドワーフの生態に関してなんて組み込まれてない。ラヴェルナがバックグラウンドで勝手に処理してるから。調べたかったら調べてもいいけどさ。このムサいボーデルを。 |
ボーデル | : | うほほほほ。42歳、男、独身(笑)。 |
GM | : | でね、君達は一路“エールの街道”を通って“グードン”に向かっております。“エールの街道”と言うのは、“グードン”で働くドワーフの為に“オーファン”の方々が作った、エールを運ぶ為の街道です。酒を供給してドーピングしてる訳ですな。「いい酒をやるからテメェ等良い物作れ。」と。という事から“エールの街道”と呼ばれている。“グードン”までは何も起こらない感じで着いて下さい。 |
クロウ | : | はい、着きました。 |
GM | : | “グードン”に着くと、君達は一緒に積んでた酒のおかげでドワーフ達に歓迎され、族長である“鉄の髭”という異名を持つコーズのもとにすんなり通していただけます。 “鉄の髭”コーズさんは、また新しいエールが届いたという事で非常に上機嫌でございます。彼は届いたばかりのエールをドワーフの作った見事な上質のグラスになみなみと注いで、君達の方に配ってくださいます。 |
コーズ | : | 「今回のエールの味を皆で味わおう。」と(一気に喉に流し込む仕草)「ガボォォォ!!」 |
アーティ | : | 味わってねぇだろ(笑)。 |
ボーデル | : | それに続いて飲もう、ゴクゴクゴクゴク。 |
サンドロ | : | 苦い。 |
GM | : | 出来立てだからねぇ。 |
ボーデル | : | 苦くないぞ、うまいうまい。 |
GM | : | 甘い? |
ボーデル | : | それ、味覚が壊れてる。 |
GM | : | 小さい頃から浴びる様に飲んでたようなもんだ。 |
サンドロ | : | お風呂がビールだったぐらいだ。 |
GM | : | 歯ァ磨いてビールで飲み下す(笑)。 |
ボーデル | : | それ馬鹿だ(笑)。 |
サンドロ | : | 飲むのかよ(笑)。 |
クロウ | : | 吐き出せよ。 |
GM | : | 一同がエールを飲み終えた後、ラヴェルナは今回の旅の目的を話します。 |
ラヴェルナ | : | 「今回こちらに参りましたのは他でもありません、“グードン”の歴史に古くから登場している鉱山を見学させて頂きたいのです。」 |
GM | : | とコーズに進言します。ちょっと酒の入ったコーズは |
コーズ | : | 「それはそれは、この“グードン”の鉱山が取上げられるとは。はっはっはっはっ、嬉しい限りじゃよ。」 |
GM | : | と上機嫌モードに入ってまして、清くオッケーしてくれる訳です。この場でラヴェルナは鉱山に見学に行くというオプションを取るのですが、 |
ラヴェルナ | : | 「私はこれから鉱山の見学に参りますが、貴方方は自由に休憩して下さい。この街には鉱山の他にも湧き出した源泉を利用した温泉や、ドワーフ達が作った美しい芸術品を展示した芸術館などがありますから、それらで旅の疲れを癒すのもいいでしょうね。もちろん私の博物誌のお手伝いをしてくれるのは歓迎いたしますが。」 |
GM | : | と言う。外に行かれる方とラヴェルナについて行く方、各自好きにしてくれ。 |
クロウ | : | あたしは芸術品見に行きまふ。 |
アーティ | : | 俺はラヴェルナについて行こう。 |
サンドロ | : | 私は武具の調達に。 |
ボーデル | : | 余った所があるから「ワシは旅の疲れを癒すよ。」と言って温泉に向かおう。 |
GM | : | 全員散るのか。なんてウザイんだこいつ等(笑)。 |
GM | : | じゃあまずラヴェルナの方から処理しようか。 |
クロウ | : | どうぞー。 |
GM | : | コーズに案内された鉱山はドワーフ用の物であって女性であるラヴェルナでも身を屈めなければ通る事が出来ません。特に金属鎧とか着てないよな? |
アーティ | : | 着る訳ないけどね。 |
ボーデル | : | てゆうか魔法使えなくなるよ。 |
GM | : | 坑道はがっしりとした支え木など非常にしっかりとした造りでして、多少の地震が起こっても心配なさそうな感じかな。さすがドワーフの作ったものだ。てゆうか背が低いからその分頑丈。 |
アーティ | : | ああ、穴を大きくしないですむしね。 |
GM | : | そうそう。坑道は真っ直ぐに伸びておらず、左右にぐにぐにと地虫がはしったような感じの構造です。作業効率を考えて上下移動はしていない。 そんなのを君は見せられる訳だ。延々と。 |
アーティ | : | 選択を間違ったか(一同笑う)。しかし顔には出さずに。 |
GM | : | それを見て、鉱山の出る地質はこんなもんだとか、他のとは一味違う、みたいなのを延々・・・・・・。 |
アーティ | : | 俺も温泉にすればよかった(笑)。 |
GM | : | では外に出かける方。『レンジャー+知力』で振って下さい。 |
サンドロ | : | (コロコロ)『7』。 |
クロウ | : | (コロコロ)『10』。 |
ボーデル | : | (コロコロ)『9』。 |
GM | : | 10以上の方はですね、森に面したしげみが不自然に押し潰されてるのを発見します。 |
クロウ | : | 不思議だね。 |
ボーデル | : | 途中まで一緒だったからワシも一緒に気が付くぞ。きっと芸術館と方向が一緒だったんだよ。 |
GM | : | 同じ方向だね。1人気づいたんで皆さん気づいていいです。 |
ボーデル | : | ドゥルル、ピカーンピカーンピカーン! |
アーティ | : | 効果音わかんねーよ。 |
クロウ | : | ドワーフの特徴と思え(笑)。 |
サンドロ | : | ぜってー違う(笑)。 |
アーティ | : | やなドワーフだ。 |
ボーデル | : | で、茂みは不自然に押し潰されているから・・・・・・。 |
GM | : | 何かが上に乗っかった感じ。 |
クロウ | : | その何かが想像付く訳ないじゃん。 |
GM | : | まぁ鉱山街だからねぇ。 |
GM | : | じゃあまずは近場の温泉に行く方から。温泉って誰? |
ボーデル | : | ワシじゃい。 |
GM | : | 鉱山から涌き出た源泉を用いた浴場は、この時代にしては珍しく男用女用に別れており、まぁ“ザーン”の大浴場程ではないにしろ、結構な賑わいを見せております。 客の過半数はドワーフで、仕事で疲れた体を休めています。 |
アーティ | : | うわ、サービスショット(笑)。 |
GM | : | いやーもうあれだね、『ボーデルを探せ』(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 何処だ!? みんな同じ顔なの?(爆笑)。 |
GM | : | そんな中、1人のドワーフ(男)が奇妙な道具を使っているのを発見します。 |
ボーデル | : | トゥトゥーン! あれは何じゃ? |
GM | : | 目標値9として『セージ+知力』(笑)。 |
ボーデル | : | あちょ~(コロコロ)『11』。 |
GM | : | あ、出た(笑)。では、それがポンプの原理を利用した、現代でいうシャワーである事がわかります。 |
ボーデル | : | ドワーフ・アイは完全に見通したぞ。 |
GM | : | そんな物を使っているリッチ&ゴージャスなドワーフ(♂)が「(しずかちゃんの入浴シーン風に)フン♪フン♪」と言って。 |
一同 | : | やめろー!!(爆笑)。 |
ボーデル | : | 最近はこういう物を使っているのかと感心するだけで、全然気にしない。 |
GM | : | そうすると何も発展しないでここは終わるな。お湯はいい湯だった。肩こりが治った、精神点がいっぱい回復。 |
ボーデル | : | 肩が軽くなったのう(笑)。真面目な話、シャワー使ってるドワーフ野郎の話なんか聞きたくねぇんだけど(笑)。 |
アーティ | : | 君も間違ったね、選択を(笑)。 |
GM | : | じゃお店を見てまわる方。 |
サンドロ | : | お店っていうか武器屋行く。 |
店員 | : | 「へい、らっしゃい」と人間のにーちゃん。 |
サンドロ | : | とりあえず【銀のダガー】を一本に、小型のメイスでも買っとこうか。 残りが300ガメルだ。さて、買い物も済んだ事だし温泉とやらに向かってみよう。 |
GM | : | 君は温泉に向かうと。 |
GM | : | では芸術館。 |
クロウ | : | はーい。 |
GM | : | 芸術館に着く頃には日が西に傾いており、そろそろ夕刻と言っていい時間になつています。 |
アーティ | : | 仕事の下見でしょ? |
GM | : | だね。まずは間取りからいきましょう。貴方がしばらく館内を物色しているとですねぇ。 |
クロウ | : | 何で物色になっちゃったの? |
アーティ | : | あー、俺のせい?(笑)。 |
GM | : | フードを深くかぶった男と肩がぶつかります。 |
アーティ | : | 同業者とみた。 |
クロウ | : | 顔を見たいなぁ。 |
GM | : | 男は細身のためにひどくよたつきます。 |
クロウ | : | ああ、じゃあ・・・・・・。 |
GM | : | ガラガラ、ガシャーン!! パリ-ン!! グッチョーン!! |
クロウ | : | (アセッ)マジですか? |
GM | : | いや、ウソ。ヨロヨロドタッ、ぐらいはするかもしれんけど。彼はゆっくりと起きあがって、君の出方を見ているようだが。 |
クロウ | : | 起きあがっちゃったの? 起こしてあげようと思ったのに。 「大丈夫ですか?」って声を掛けてみよう。 |
フード男 | : | そうするなら彼は、「いや、こちらこそ不注意だった。」 と言って君から離れて行きます。 |
サンドロ | : | 獲物の1本でも見せて 「おい、コラ。」 とか言ってやればよかったのに。 |
ボーデル | : | こんな所でやるなよ。 |
クロウ | : | 後をつけてみよう。 |
GM | : | では、追跡ついでに芸術館の紹介を。芸術館にはですね、ドワーフ製の美しく飾られた武器やら装飾のはいった花瓶やら壷やら変な物から、もはや芸術というか気が違った世界にまで及んだ、象徴みたいな感じの作品や、ちょっと理解できないものまでごろごろしています。まぁ見てて飽きることだけは無いでしょう。 |
クロウ | : | じゃあ見ていよう、ずっと。 |
ボーデル | : | 男を見張りながら。 |
クロウ | : | そうそう。 |
GM | : | 器用な事するなぁ。男はですね、異常なほど熱心に館内を値踏みしています。 |
ボーデル | : | やはり奴は同業者かもしれない(笑)。 |
GM | : | そのあまりの熱心さに、店員っていうか警備員さんみたいな感じの人もにこやかに話掛けたりしているんですけど、彼は完全にそれを無視してですね、無言の威圧を浴びた人々はビビッて戻って行きます。 彼はしばらく見ていますけど、君はどうするの? |
クロウ | : | ん~、もうちょっと見てから帰る。 |
GM | : | しばらく見ている訳? 男はいろんな所をくるくる見ているけど。 |
クロウ | : | ん~、男の人の顔でも覚えていよう。 |
GM | : | 顔は見えない、フードが深い。 |
クロウ | : | 何かに見入っているの? |
GM | : | あ~~~、ぶっちゃけ何かを探している感じ。 |
クロウ | : | 何かを探してる感じ? 気になるけど私が口を出す所ではないだろう。 |
GM | : | じゃあ彼はしばらく館内を値踏みして回った後、何か目的の物を見つけたようで、満足そうに帰って行きます。 |
クロウ | : | じゃあ追いかけてみよう。 |
サンドロ | : | ストーカーかよ、おまえは(笑)。 |
GM | : | [ 尾行 ] を行うなら『シーフ技能LV+敏捷度B』。 |
クロウ | : | (コロコロ)『11』。 |
GM | : | こっちは(コロコロ)凄い高いぞ。 |
クロウ | : | ばれちゃいました? |
GM | : | 彼は細い道に入っていったね。 |
アーティ | : | 誘われているな。 |
クロウ | : | やめとく。 |
GM | : | そしたら男を見失って終了。 |
クロウ | : | じゃあしかたない、戻ろう。 |
サンドロ | : | とりあえずラヴェルナ様の所へ戻ろう。 |
ボーデル | : | また森の中を歩いて行く。 |
GM | : | 戻って来た方々、最初の判定に成功したクロウは自動的に、それ以外の方は『冒険者+知力』で振って下さい。目標値は『10』で。 |
サンドロ | : | テェーリャアー(コロコロ)おし、『13』。 |
GM | : | 鉱山の様子をうかがっているコボルド達を発見します。当人達は隠れているつもりですが、バレバレの状態です。さっきの茂みが潰れていた場所です。 |
サンドロ | : | 誰も『ゴブリン語』なんか話せない。 「コボルドか。」 と言って剣を構える。 |
クロウ | : | 一応とはたく? ほっとく? |
ボーデル | : | コボルドが1匹というのはおかしいよな。 |
GM | : | 1匹ではない、3匹。 |
クロウ | : | 1人頭1匹。 |
サンドロ | : | まず基本は遠距離からだよ。 |
ボーデル | : | もう襲う事が決まってしまった。 |
GM | : | 人権保護団体──。 |
アーティ | : | 人権なんて無い!! |
GM | : | モンスター保護団体代表の俺としては議論したい所ではありますが。駄目ですかね? |
サンドロ | : | モンスターメーカーではないのだよ。 |
GM | : | 所詮1レベル妖魔なんてそんなもんか。 |
サンドロ | : | しょうがない、コボルドと人間は相容れない存在。 |
アーティ | : | たかがコボルドにそこまでいうのもね。 |
GM | : | じゃあ君達はコボルドを殲滅してしまいましたとさ、メデタシメデタシ。 |
ボーデル | : | ああしまった、逃げるのを追いかければよかった。 |
サンドロ | : | それもそうだ。 |
アーティ | : | 考えがたりないなぁ。 |
サンドロ | : | しょうがないさ、とりあえず戻りましょう。ラヴェルナ様に報告だ。 |