これは本当にドワーフですか?
GM | : | 鉱山に行くと、丁度ラヴェルナ達も終わったみたいで、煤ほけた感じで出てきます。当然アーティもな。 |
アーティ | : | ああ、選択を誤ったー誤ったー誤ったー。 |
クロウ | : | とっても楽しかったよ。 |
ボーデル | : | 俺なんか頭から湯気が出てるぜ(笑)。 |
GM | : | それは何か間違ってる。じゃあ族長の間です。 |
ボーデル | : | 「族長! 我等が天敵コボルドが!!」 |
コーズ | : | 「コボルドじゃと!?」 |
ボーデル | : | 「そのとーりです!」 |
コーズ | : | 「コボルドが出たとな!?」 |
ボーデル | : | 「その通りでございます!!」 |
コーズ | : | 「ついに奴等がきおったか! (搾り出すように)・・・・・・即刻山狩りじゃー!!」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 本当か?(笑)。 |
GM | : | 本当だ(笑)。 |
サンドロ | : | 本当なのか!? 山狩りか!(爆笑)。 |
アーティ | : | みんなで松明持って(一同爆笑)。 |
GM | : | ・・・・・・あっ、ドワーフは暗視があるんだ(一同爆笑)。松明要らんわ(笑)。 |
アーティ | : | しまったぁ(爆笑)。 せっかく、松明持って取り囲んでるのを想像したのに(爆笑)。 |
サンドロ | : | 私としてもそれが良かった、全員で松明持ってて(笑)。 |
クロウ | : | 人間が持つんだろ(笑)。 |
コーズ | : | 「皆の者、一族の者を召集しろー!!」 |
GM | : | って感じの展開になってきます。 |
GM | : | 小1時間後、鉱山に住むドワーフ達とか、町に住むドワーフとか、人間共まで集められますね。 |
サンドロ | : | とりあえず3匹程狩っときましたよ。 |
コーズ | : | 「皆の衆、よく聞いてほしい! またしても銀を腐らせるあのクソ共がこの街にやってきた!」 |
クロウ | : | えっ、腐らせるの? |
ボーデル | : | と、一般に言われている。 |
コーズ | : | 「あんなクソ共は百害あって一利無し。これから山狩りを開始する!」 |
GM | : | ドワーフ達は異様に盛り上がっています。先程言った通りコボルドはドワーフの天敵であります。 まぁ見たら殺せ、奴等は1匹居たら30匹は居る! と言う事で。 |
クロウ | : | それゴキブリじゃん。 |
サンドロ | : | でも可哀相だよ。 |
GM | : | コボルドに遭遇した瞬間に皆殺しにした連中が何言ってやがる(一同笑う)。2ラウンドで殲滅しやがって。あまりの戦闘能力にビックリしたよ私は。 |
ボーデル | : | てゆうかコボルド弱すぎじゃねぇ? |
GM | : | このパーティ、能力値で1レベル分は水増しされてるからね(笑)。 さて、ドワーフ達と鉱山関連の人達は異常なまでの盛り上がりを見せています。 |
サンドロ | : | 「ラヴェルナ様、なんだか怖いです、私。」(笑)。 |
ボーデル | : | いいじゃん。この地に伝わる風習が見れたよ(笑)。 |
ラヴェルナ | : | 「これはずいぶんと面白い展開になったものです。」(笑)。 |
アーティ | : | 余裕ありまくりじゃん(笑)。 |
ラヴェルナ | : | 「私はついて行ってみようかと思いますけど。貴方達はどうしますか?」 |
ボーデル | : | ワシは参加するんじゃないの? 頭から煙出してるし(笑)。 |
サンドロ | : | ブラキだもんな(笑)。 |
GM | : | 一緒に目の色赤くなってたりして(笑)。 |
アーティ | : | (ナマハゲ風に)「コボルドどこじゃー!!」「コボルドはいねぇがぁ!!」(笑)。 |
クロウ | : | 「あたしは遠慮しておきます。」 |
ボーデル | : | 「お前は芸術館の警護だろう。」 |
クロウ | : | 「うん。」 まぁ手薄になると思って。 |
サンドロ | : | 「どういう事だ?」 |
クロウ | : | 「ちょっと怪しい人物がいらしたので。」 |
サンドロ | : | 「それは確かに気になるな。」 |
クロウ | : | 街も手薄になると思うんで、誰かしら残った方がよろしいかと思いまして。 |
ボーデル | : | ワシの耳には聞こえない。 「(雄叫び)ウォー! ウォー!!」(一同爆笑)。 |
ドワーフ | : | 「ウォー!! ウォー!! ウォー!!」(爆笑)。 |
クロウ | : | こんな調子ですし(一同笑い)。 |
サンドロ | : | では、私かアーティのどちらかが残るとしよう。 |
アーティ | : | 俺がコボルドの方に行ったって、意味がないと思うんだよね。コボルド相手だったら精神点使うのもったいないから。 |
クロウ | : | もしかしたら、こっちの敵の方が強いかもしれないよ。 |
サンドロ | : | 街に残ると一番便利そうなボーデルが、まっさきに突撃するから(笑)。 「私は、立場上ラヴェルナ様の護衛にあたる必要があるから行きましょう。」 という訳で2人は残って下さい。 |
クロウ | : | はい。じゃあ街の方に行きますか。 |
GM | : | じゃあまずは、山狩りの方からいきますか。 |
アーティ | : | 人間は松明を持って(笑)。 |
GM | : | いや、ドワーフも持ってる。 |
ラヴェルナ | : | 「えーと、暗視ができるのに何故松明を?」 |
コーズ | : | 「雰囲気作りじゃよ。皆の者、山火事には気をつけろ。」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 左手に松明もって、右手には斧を持って(笑)。 |
アーティ | : | みんな同じ動きでさ(笑)。 |
サンドロ | : | とりあえず、私は右手にバッソを持って、左手に松明を持ちながら歩く。 |
GM | : | お前もか(笑)。 |
サンドロ | : | 渡された以上、持つしかないんだよ(笑)。 |
コーズ | : | 「うむ。お前は人間にしてはなかなかセンスがいいぞ。」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | なんか妙な雰囲気だな(笑)。 |
GM | : | 全員、目が光ってるしね(一同笑う)。後ろを振り返ると一面がテカテカテカテカ!! |
アーティ | : | 囲まれてるぅ(笑)。 |
サンドロ | : | 松明を持ってない奴は両手で獲物を持ってるのか(笑)。 |
コーズ | : | 「それはそれで気分が出る。」(一同笑う)。 |
アーティ | : | なんかさ、渋いのかアホなのかわからんぞ(笑)。 |
GM | : | そうこうしてるとですね。遠くの方で「いたぞーーー!!」って声が掛かります。その途端にコーズが、 |
コーズ | : | 「皆の者、発見じゃ!! タマとったれー!!」 |
GM | : | と命令を出します。 刹那、ドワーフ達は手に持った松明を山火事になろうがおかまいなしに放り捨てます(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 何の為の松明だよ(笑)。 |
アーティ | : | 知力低すぎ(爆笑)。 |
サンドロ | : | 山火事は怖いから、松明を回収したり、水掛けたりしながら。 |
GM | : | ラヴェルナは引きつった顔で取り繕うように、 |
ラヴェルナ | : | 「ドワーフにとってコボルドというのは狼人間に対しての満月のような物であって、これが本来の彼等ではないと思いましょう。」 |
サンドロ | : | 「山火事を避けるために火の始末をしておきましょう。」 |
ラヴェルナ | : | 「いえ、これは私の力を持ってしても、もはや無理でしょう。」 |
ボーデル | : | ここじゃない所でも松明を放り投げているから。 |
GM | : | 大丈夫。ちゃんと人間の処理班がいるから。 |
人間・男 | : | 「温泉の水を使え、温泉の水を!!」(笑)。 |
人間・男 | : | 「枯れ木の近くを重点的に消しておくんだぞ!!」 |
GM | : | そんな感じで、人間が後処理をしているという事で(笑)。 |
アーティ | : | かつて、コボルド相手にこんなドラマが繰り広げられた事はあっただろうか(笑)。 |
GM | : | じゃあ君達はラヴェルナと一緒にいると言う事で、自動的にコーズとも一緒にいるということになります。 適当に歩いていると、いろんな所で「コボコボー!!」「コボコボー!!」 |
クロウ | : | 絶叫? |
ドワーフ | : | 「よっしゃ!! 一番乗りゃー!!」(笑)。 |
ドワーフ | : | 「ヒヒヒ、たまらんのぅ。」 |
GM | : | とかそんな感じの声がそこら中で。 |
コーズ | : | 「むぅ、わし等も負けてはおれんぞい。」 |
GM | : | と、コーズは目をギラギラに輝かせている。 |
ボーデル | : | 血生臭いなぁ。 |
GM | : | 『冒険者+知力』で。 |
サンドロ | : | はっ!!(コロコロ)『12』。 |
ボーデル | : | (コロコロ)『13』。 |
サンドロ | : | うわっ、負けてる。ドワーフごときに。 |
ボーデル | : | ごときとか言うな。 |
GM | : | 辺りで上がっている断末魔の悲鳴が聞こえるよ。 「コボコボー!!」「コボコボー!!」「ドワドワー!!」「ゴブゴブー!!」 |
サンドロ | : | ゴブリンも混ざってるのか。 |
クロウ | : | ドワーフも死んでなかった?(笑)。 |
サンドロ | : | コボルド、もしかしたらコボルド・シャーマンクラスの奴がいるかもしれない。 |
アーティ | : | コボルド・シャーマンってなんだ?(笑)。 |
サンドロ | : | 違った、コボルドじゃない。ゴブリン・シャーマンだ(笑)。 |
ボーデル | : | じゃあそっちの向かってレッツゴウ!! ジャガーノート!! |
GM | : | じゃあランダムイベントチャートだ。サイコロ1個振るがいい。 |
ボーデル | : | (コロコロ)『6』。 |
GM | : | 戦闘を振りおった。さすがドワーフじゃ(笑)。 |
ボーデル | : | むふふ。 |
GM | : | 君達が歩いていると目の前からゴブリン3匹、コボルド2匹が現れます。 |
ボーデル | : | うわっ、数が妙に多いぞ。 |
GM | : | 全員いると思ってたからね。安心して、ラヴェルナとコーズもいるから(笑)。 |
ボーデル | : | それは自動的に数減らしちゃってくれ。うち等の割り振りは? |
GM | : | じゃあゴブリン2匹でいいや。 |
クロウ | : | わーい。あたし達は応援よ、街から。 |
ラヴェルナ | : | 「これだけ火が蔓延しているから、<ファイアボール> でもいいかしら?」(笑)。 |
サンドロ | : | 「ラヴェルナ様、まわりの雰囲気に飲まれ過ぎです。」(笑)。 |
クロウ | : | 下から見ているあたし達にとっては山火事状態だよね。 |
アーティ | : | 山一帯がボッー!! って。 |
クロウ | : | 大文字焼きだ大文字焼き。 |
GM | : | じゃあ戦闘が終わった後。コーズはボーデルの頬を引っぱたき──あ、お前ドワーフか、ならいいんだ。 |
サンドロ | : | もしかして、叩かれるのは私? |
GM | : | 君はいい。とどめ刺してないから。 |
アーティ | : | ? 何だろう? |
GM | : | 「獲物を取るな!!」 と言うところだった(一同爆笑)。 君はドワーフだからOKだ。コーズは君の肩をポンっと叩く。 |
コーズ | : | 「お前の勇姿は見せてもらった!!」 |
クロウ | : | いやぁ~~~!(悲鳴)。よかった、あたし達は行かなくてよかった(笑)。 |
アーティ | : | 行かなくてよかったー。 |
クロウ | : | 血の惨劇を見ないで済んだ。 |
サンドロ | : | 「ラヴェルナ様、怖いです。」 |
ラヴェルナ | : | 「人間には踏み込めない領域ですね。サンドロ、セージ技能をもっている貴方に、参考程度に意見を聞きますが。」 |
サンドロ | : | 「はい。」 |
ラヴェルナ | : | 「これは文献には残さない方がいいでしょうね。」 |
サンドロ | : | 「ドワーフの名誉もありましょう。」 |
ボーデル | : | 『注意事項:コボルドを見せてはいけない』(一同爆笑)。 |
GM | : | じゃあ君達がそんな感じで駆けずり回っているとだね。 |
サンドロ | : | 駆けずり回ってない。 |
ドワーフ | : | 「あっちにいたじょ~!!」 「逃がすな!」 「追えー! 囲えー!!」 |
ドワーフ | : | 「血祭りじゃー!!」(爆笑)。 |
ボーデル | : | こうして血の惨劇が続く(笑)。 |
コボルト | : | 「コボコボー!」 「コボコボー!」 「コボコボー!!」 |
アーティ | : | 壮大なドラマがあるんだろうな(笑)。 |
GM | : | 泣き叫ぶコボルド、それを追うドワーフの影。 |
ドワーフ | : | 「ヒッヒッヒッ、逃さねぇ。」 |
アーティ | : | どっちが悪者だ?(一同爆笑)。 |
親コボルドA | : | 「コボコボー!!」(訳:私には幼い娘が!!) |
親コボルドB | : | 「コボコボー!!」(訳:この子の命だけは!!) |
ドワーフ | : | 「ドワドワー!」(訳:知るかー!) |
ボーデル | : | この次のシナリオ、ソード・ワールド外伝『血の惨劇の夜に』(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | PCはコボルドになって、ドワーフに包囲された中をどうやって生き延びるか。 |
GM | : | プレイした誰もがドワーフの事を勘違いしそうだから無し。 じゃあ君達はちょっと怖い夜を体験した。しばらくドワーフの事を直視できないな。今まで信頼していたパーティのプリーストの事がどうにも信じられない・・・・・・。 |
アーティ | : | これが神官なのか(笑)。 |