Scenario1 戯言

この『アレクラスト見聞録』シリーズは、PLの『慧』が「ソード・ワールドの世界って今一つ理解できていない」と呟いた事から始まったキャンペーンです。
 ワールドガイド&西部諸国ワールドガイドを読み返し、オーファンを発ったラヴェルナと共に世界各国を回り、その際に国々の特徴や風潮をシナリオに絡めて紹介するという目論見で開始されました。

 この『ドワーフ(仮)の生態』はシナリオ2にあたるものであり、シナリオ1は別にあります。そちらはPC達が出会う事がメインであまり本筋とは関係ないこと、あまりに長かったことでまだテープから起こしていません。
 テープ起こしに協力してくれているPLの『黄昏に血を吐く猫』も、今はシナリオ4(短い)に取り掛かっており、現在シナリオ5(バイカル中編)までプレイしましたが、起こし終わるどころかキャンペーンの終了もいつになる事やら。
 最初のセッションは、いずれ ≪序章≫ という形ででもアップしたいと思います。

(再編集時追記)
この度、無事に ≪序章:小さな村の小さな脅威≫ を掲載できました。

 読んでいて分かるかも知れませんが、このシナリオはほぼアドリブでやっています。シナリオはルーズリーフに1枚分も用意していません。全て頭の中です。
 それもシナリオ中に次々改竄されていったのが、ノリの激しさで分かるかと思います。

 こういうとてもいい加減なプレイは、人によっては読むに耐えない物であると思いますが、それでもいいという方は笑ってやってください。

 ちなみに、ドワーフについては後ほどしっかりサポートする予定です(笑)。

 最後に、いくつか用いられているハウスルールを紹介しておきます。
・戦闘中の判定は、基本的にプレイヤー側優先。ただし、重要NPC(ボス含む)の場合は元来の回避優先に準じる。
・戦闘での行動はあらかじめ宣言するのではなく、自分の行動の時に決めてよい。
・経験点はノルマ制。どの条件をクリアしたから○○点、といった感じで500〜1500点前後を与えています。
・完全オープンダイス。さぁ悲鳴を上げろPC共!(実は洒落になっていなかったりする)。
 こんなところでしょうか。

 それでは、この先も宜しくお願いいたします。

(再編集時追記)
 セッションが失敗に終わった為、いくつかの謎が解かれぬままとなっています。
 読んでいて気持ちの悪い方のために、今回のセッションに関する部分だけを解説しておきます。不要な方は読み飛ばしてください。
 GMのミスで正体が発覚したダーク・エェウ(笑)のアグニスは、軍事国家 “ロドーリル” の女王である “鉄の姫” ジューネによって送り込まれました。
 その目的は 【永久に夢見る楽園の粉】 の奪取です。
 ジューネがなぜこのアイテムを求めたかは、以後のシナリオである ≪天才軍師の憂鬱≫ にて判明しますので、そちらをご覧下さい。
 天敵であるドワーフの都市 “グードン” にゴブリン達が現れたのは、このアグニスによってそそのかされたからです。
 厳重に警備しているドワーフ達をおびき寄せるためにコボルドを囮に使い、ドワーフ達が頭に血を上らせて山狩りを行っている最中に、警備が手薄になった芸術館(今考えると酷いネーミング)を襲いました。
 その後、目的の品である 【永久に夢見る楽園の粉】 を手にしたアグニスは、ホブゴブリン達に他の品を持たせると、これまた囮としてドワーフのひしめく山へと向かわせました。
 結果、ドワーフ達が我を失っている間に、アグニスは脱出することに成功しました。ここはセッションの流れですね。

 今思えば作りこみの足りない箇所が目に付きますが、これが第1話でございます。