闇夜に舞う鴉

王都チェイス ： 双子の塔
ＧＭ：それではそろそろクロウに移ろうか。もはや日も暮れ、辺りは暗くなっている。さてどうする？
クロウ：さて、行ってみますか。
アーティ：能力値高いし、凄いマジックアイテムまで渡されているから大丈夫だろ。
サンドロ：人気が無くなったところで防壁に飛び移って、そのまま塔まで一気に侵入しろ。
ボーデル：基本的に非交戦で行け。
クロウ：非交戦･･････ね。じゃあ見つからない様に木を登ります。
ＧＭ：『シーフLV＋敏捷度B』。【月隠れの外套】を着ているから達成値に『＋2』だ。
クロウ：こっそりと（コロコロ）『18』です。
サンドロ：た、たっけ～！！　バケモノか！
ＧＭ：では、兵士に気づかれずに木に辿り着いた。
クロウ：どうなってますか？
ＧＭ：情報通り、木の枝は防壁の方に張り出しているね。ちょっと飛ばないといけないだろうけど。
周囲を見回り中の兵士は、今は姿が見えない。防壁の上を警戒している兵士は流石に分からないね。
クロウ：木登りをしようかな。
ＧＭ：木に登るのなら [ 登攀 ] で、目標値は『10』だ。
クロウ：行くよ～（コロコロ）『13』だね。
ＧＭ：では登れた。一回の登攀で10ｍ登れるハズだから、目標地点まで来れたね。
クロウ：じゃあ影に隠れて様子を探ろう。
ＧＭ：隠れられたら気づけないね。一応 [ 忍び足 ] の判定をしてくれ。
クロウ：（コロコロ）7だから『16』。
ＧＭ：枝が隠してくれそうだし（コロコロコロコロ）ダメだ、全然分からない。
クロウ：見回りがどうなっているか分かります？
ＧＭ：暗くて良く分からないね。『シーフLV＋知力B』で [ 聞き耳 ] してくれ。
クロウ：（コロコロ）11で『18』。
ＧＭ：よく聞こえた（一同笑う）。どうやら雑談をしているようだ。
ボーデル：気が逸れているぞ。今だ行け！
ＧＭ：防壁までは飛び移る必要がある。枝の丈夫な部分から飛ぶとして、2ｍの跳躍が必要だ。目標値は基本が『5』で、『失敗すれば命に関わる』･･････は無いな（一同笑う）、『足場が不安定』って事で『7』！（笑）。
サンドロ：振る必要も無いな（笑）。じゃあがんばれ～。
クロウ：（コロコロ）『15』で成功しました。
ＧＭ：どうする、飛び越えてそのまま下りるか？　それとも一旦防壁に着地する？
ボーデル：一度、下を [ 聞き耳 ] してからの方がいい。
クロウ：ならそうします。
ＧＭ：だとしたら一度 [ 潜伏 ] の判定をしてくれ。
クロウ：（コロコロ）あ、『10』！
ＧＭ：【外套】があるから『12』か。
サンドロ：なぜ出目が3で『12』まで行くんだろう（笑）。
ＧＭ：さてこっちの [ 聞き耳 ] か。
ボーデル：雑談してるんだろう？　いくらかペナルティがあるんじゃないか？
ＧＭ：（固まる）。
アーティ：さっき雑談してるって言ってたよね（笑）。
ＧＭ：･･････『－2』ぐらい貰っておこう。（コロコロコロコロ）あ、それでも『12』だ。一人だけ成功。
兵士A：「･･････なんだ？　音がしなかったか？」
クロウ：うわ！　じゃあ戻ろうか？
ボーデル：木にか？　枝が揺れて見つかるぞ（笑）。
サンドロ：「バウバウッ！」
ＧＭ：防壁の上に犬がいるか！！（一同爆笑）。
クロウ：せめて猫にしてっ！？（爆笑）。
ＧＭ：それだって怪しいわ！（笑）。
アーティ：やり過ごせない？
ＧＭ：ならもう一度 [ 潜伏 ] してくれ。
クロウ：マジィ！？　もうやだぁ（コロコロ）『15』！
ＧＭ：こっちだってペナルティが無い（コロコロコロコロ）『13』だ。
兵士B：「･･････何も無いだろ？」
兵士A：「おかしいな、さっきは確かに聞こえたんだが。」
ＧＭ：流石に雑談は止まったが、気づかれてはいないね。
クロウ：よかった･･････。
ボーデル：下の様子を伺え。
ＧＭ：ランタンの光が目立つから良く分かる。2つのグループがぐるぐると回っているね。
サンドロ：下りる隙は？
ＧＭ：防壁内はかなり広いからね、警備の穴が出来るときはある。あと『冒険者LV＋知力B』を『－4』で振ってみてくれ。
クロウ：（コロコロ）あ～『8』だ（笑）。
ＧＭ：では何でもない。
クロウ：ヤバッ。
ボーデル：情報がひとつ欠落しただけだ。取りあえず下りるしかないだろう。
クロウ：下りても大丈夫かな？
ＧＭ：待っていればいずれそのタイミングが来るだろう。
クロウ：･･････（無言で待っている）。
ＧＭ：････････････（汗）。
クロウ：（じっと待っている）･･････････････････････････････。
ＧＭ：･･････じゃあ、今なら下りても大丈夫そうだ。
サンドロ：よっし、飛び降りろ！
クロウ：らじゃー。
ＧＭ：では10ｍからの落下だ。 [ 受身 ] で7ｍ軽減して、ダメージは『9』点です。
サンドロ：鎧の防御点を振れ。
クロウ：（コロコロ）う～低い。『5』点減点した。
ボーデル：【月隠れの外套】 が魔力2だから、更に減点じゃあ。
クロウ：だったらダメージ『2』点ですね？　痛いよぉ。
ＧＭ：さて、着地でどれだけの音が出たかという問題だが･･････ここは [ 忍び足 ] で振ってもらおうか。
クロウ：え～と（コロコロ）11で『20』！
ボーデル：すげぇ！　ダメージは喰らったものの芸術的な着地だ！
ＧＭ：うおお、これは無理だな。6ゾロのみか。
アーティ：このＧＭだと怖いな（笑）。
兵士：（コロコロコロコロコロコロ）だめだ、誰も気づかない。
ボーデル：素早く “肉の塔” に入るんだ！
クロウ：[ 忍び足 ] でサササッと侵入します。
ＧＭ：ＯＫ、問題なく入れた。
肉の塔 ： 兵士休憩室
クロウ：まずは [ 聞き耳 ] だね。
ＧＭ：いいよ、振ってみ。
クロウ：（コロコロ）また11で『18』（笑）。
サンドロ：『18』･･････なんか何でも聞こえそうだな（笑）。
ボーデル：わしらの鎖がチャラチャラいう音まで聞こえる。
ＧＭ：聞こえるね。この休憩室の中から複数人の気配がする。
クロウ：じゃあ壁に寄り添って近づこう。
ＧＭ：ならば [ 忍び足 ] 。
クロウ：（コロコロ）『15』。
ＧＭ：（コロコロ）こっちの出目は3（笑）。では足音ひとつ立てずに近づいた。部屋の中では一人の兵士が壁にかけたジューネの肖像画を見てうっとりしている。
サンドロ：背中を向けてる？
ＧＭ：向けてる（笑）。
ボーデル：殺れ、殺るんだ（一同爆笑）。
クロウ：そいつ一人しかいないの？
ＧＭ：そのようだね。奥の方にサンドロとボーデルが転がされている。
ボーデル：ワシらはクロウに気が付くのかのぅ！？（一同爆笑）。
ＧＭ：よーし振れっ！　『冒険者LV＋知力B』で目標値は『15』だっ！（笑）。
サンドロ：（戦闘時より気合が入っている）うぉぉ！（コロコロ）出た『15』！　気づいた！（笑）。
アーティ：それはすげぇ（笑）。
ボーデル：（コロコロ）出目8！　『13』で惜しくも気づかず（笑）。
ＧＭ：なにやら黒い影が視界を掠めたね。
サンドロ：『ああー、やっと来たか。』と安堵しよう。
ボーデル：“魔王の申し子” が現われた（一同爆笑）。
クロウ：うっとりしてるんなら、後ろから殴って気絶させよう。
ボーデル：【アサッシンズ・ブルー】をスパッと抜いて（笑）。
サンドロ：何も言わない（笑）。一応辺りを警戒していよう。
ＧＭ：では [ 忍び足 ] の判定だ。
クロウ：ソソソッと（コロコロ）達成値に＋2して『17』（一同笑う）。
アーティ：もう無理だ（笑）。
ＧＭ：無理と思うから無理なんだ（コロコロ）『9』（一同爆笑）。無理だ（笑）。
サンドロ：行動値を【0】にして ≪強打≫ だ！　そして次のラウンドで確実に殺せ。
ＧＭ：いや、ただの雑魚兵士が4LVシーフに完全に背後を取られたんだ。判定の余地無しに死亡するよ。
ボーデル：そらまぁそうだな（笑）。
ＧＭ：殺すか気絶させるか、どうするかはお前のさじ加減次第だ。
クロウ：う～ん、じゃあ気絶してもらおう。

　兵士の背後を取ったクロウは、労せずに気絶させることに成功する。

クロウ：ロープで縛って、猿轡を噛ます♪
ＧＭ：はい、抵抗できません。
クロウ：じゃあ鍵を探そう。判定しますか？
ＧＭ：いや、テーブルの上に無造作に放ってある。
ボーデル：「んー！　んー！　んー！！」 と唸ろう（笑）。
ＧＭ：トドメ刺すなら今だな（一同爆笑）。
ボーデル：おいっ！！（爆笑）。ちなみに生命点5点のまま？（笑）。
ＧＭ：いや、1点（笑）。
ボーデル：おおーっ！！（一同爆笑）。
ＧＭ：いやぁ、流石に冗談だ（笑）。
クロウ：じゃあ鍵を合わせて開けるよ。
ＧＭ：なら簡単に開くよ。
クロウ：「大丈夫か～い？」
ボーデル：早く猿轡を取ってくれ。
クロウ：あいよ。
サンドロ：「流石の手際だな。」 と言っておこう。入ってくるのが見えたからな（笑）。
ボーデル：さて、これからどうするか。このまま2人を救出に行くか、一旦鉄の塔に行って装備を奪ってくるか。
アーティ：さぁ、時間内に私を救出に来るのだ！（笑）。
サンドロ：まずはこの兵士を奥に放り込もう。ここに転がしておくよりは良いはずだ。もしかしたら 『トイレに行ってるのかも』 とか勝手に勘違いしてくれるかも知れないからな。
ボーデル：見張りの装備を剥ぎ取れ。
サンドロ：おお、そうだな。
ＧＭ：持っていたのは筋力14のバスタードソードと、ラージシールドだ。
サンドロ：バッソは頂いておこう。
クロウ：私の予備のショートソードもあるよ。
ボーデル：それはワシが借りておこう。
サンドロ：あとは、見張りを足枷に繋いで猿轡しておこう。
ＧＭ：丸めておけばボーデルに見えるかもな。
アーティ：丸めるってどうやってだよ（笑）。
ＧＭ：･･････打ち直すしかないんじゃないかな？（一同爆笑）。
ボーデル：（嬉しそうに）カンカンカンッ！（一同爆笑）。
サンドロ：とりあえず救出に向かおう。
肉の塔 ： 螺旋階段
ボーデル：この階段、何人くらい並べる？
ＧＭ：危なくしたいわけじゃないからな。一応2人並べる。あと、落下防止の為に50cｍぐらいの高さに手すりが付いてるよ。
サンドロ：ではクロウが先頭、ボーデルはしんがりを頼む。
ボーデル：あいよ。
サンドロ：クックック、いざとなったらこいつを転がしてくれるわ。ボーデル爆弾（一同爆笑）。
ボーデル：なんて邪な考えなんじゃ！！（笑）。
クロウ：それより、傷を治せば？
ボーデル：おおそうじゃ！　ではボソボソと ＜キュアー・ウーンズ＞（コロコロコロコロ）
うむ、気孔で『9』点回復。
ＧＭ：気孔なのかよ！（一同爆笑）。
ボーデル：9点回復して生命点が『14』。まだ半分か（一同爆笑）。
サンドロ：9点回復してもまだ半分なのかよ！（爆笑）。
ボーデル：（コロコロ）発動（コロコロ）また『9』点回復で『23』。まだ全快しないのぅ（一同爆笑）。
クロウ：おかしいよね～（笑）。
サンドロ：では進むぞ。
ＧＭ：天井からは汚いボロッ布みたいなのが垂れている。殆ど風化しているな。『セージLV＋知力B』で。
サンドロ：（コロコロ）『14』。
クロウ：（コロコロ）『10』。
ボーデル：わしじゃあ無理じゃろ（コロコロ）『7』。
ＧＭ：それではちょっと分からないな。
サンドロ：ハエ取り紙か、中々風流な物を使っているな。
アーティ：それって風流なんだ（笑）。
ＧＭ：では登っていくと壁側に扉がある。扉の中央には昆虫のレリーフがあるね。
クロウ：はぁ？　何それ？
ＧＭ：この扉には蜻蛉（トンボ）の絵が書いてある。
ボーデル：おおー、この忙しい時にリドルかい！（笑）。
サンドロ：まぁいい、上に進むぞ。
ＧＭ：しばらく進むと、扉が埃にまみれた扉が登場します。
サンドロ：埃？　少し埃を払ってみよう。
ＧＭ：･･････払うの？
サンドロ：パッパッと。
クロウ：『ピーッ！　ピーッ！』とか鳴らないよね（笑）。
アーティ：もう払っちゃったよね。
サンドロ：ああっと迂闊！　坊ちゃん騎士！！（一同爆笑）。
アーティ：自覚してるのかよ！（笑）。
ボーデル：わしの穴覗き （No.4：幽霊船）と同じくらい迂闊だったかもな（笑）。
ＧＭ：とりあえずダイス1個振ってくれ。
サンドロ：何が起こるんだ（コロコロ）『4』。
ボーデル：『可もなく不可もなく』 な数字だな（笑）。
サンドロ：『4＝死』 という連想も素敵だよ（一同笑う）。
ＧＭ：払った部分から昆虫のレリーフが出てきた。蟻（アリ）の絵だ。ではサンドロは文字が書いてある事に気づいた。
ボーデル：何？　今までの扉には無かったのか？
ＧＭ：無い。
サンドロ：何だろう。読んでみる。
ボーデル：何語で書いてある？　下位古代語か？
ＧＭ：ここは魔術は禁止しているからな。東方語だろう。
クロウ：読めな～い。
サンドロ：私は読める。なんて書いてある？

蟻の扉（この刻印を見て　振り返った時　お前らは　死ぬ）

サンドロ：『ヴァニラ・アイス』かよ！（爆笑）。
ＧＭ：さぁ、それを発見したお前の反応は？
ボーデル：ワシから見えるか？
ＧＭ：サンドロにしか見えないし、お前には読めない。
サンドロ：そうだな、「みんな、落ち着いて聞くんだ。」 と言って、皆にこの事を話そう。
アーティ：鏡で背後を見るとか（笑）。
サンドロ：アホか。それでは周囲を警戒するのだ。
ＧＭ：ちょっと間を置き過ぎたな。もう遅いです。『レンジャーLV＋知力B』に『－4』のペナルティで危険感知してください。
サンドロ：（コロコロ）『4』。
クロウ：（コロコロ）『9』です。
ＧＭ：ではこっちの不意打ちだ。ではランダムで（コロコロ）クロウ。いきなりネバネバの糸が飛んできた。回避点『－4』で回避してくれ。
クロウ：うわっ！（コロコロ）『11』！
ＧＭ：命中！　壁に張り付いてくれ。
クロウ：なになに？　くっ付いちゃった！
サンドロ：何だ一体！？
ボーデル：振り返るぞ。
ＧＭ：では [ 怪物判定 ] 。
サンドロ：（コロコロ）こんな時は高い『16』。
クロウ：（コロコロ）『14』。
ＧＭ：LV6のジャイアント・ウェブスピナー（巨大蜘蛛）です。糸による絡み取りで攻撃してきます。振り解きには『冒険者LV＋筋力B』で『13』以上。
アーティ：ああ、じゃあ俺、飲み物買って来るわ。

戦闘２　オレサマ　オマエ　マルガジリ

（アーティ)：ただいま～。
ＧＭ：恐ろしいクリティカルで戦闘が終わったところだ（笑）。
サンドロ：3連続クリティカルで『25』点（笑）。
ボーデル：まさに“魔王の申し子”（一同笑う）。
クロウ：違うよ！（笑）。
ボーデル：では ＜キュアー・ウーンズ＞（コロコロコロコロ）わしとクロウは『6』点回復。
サンドロ：では上に進もうか。
クロウ：ねぇ、吊るされてるのってやっぱり。
ＧＭ：気づいてもいいか。蜘蛛に吊るされた人間だね。
サンドロ：そういう事か。古くて風化してたんだな。
アーティ：丁度謎が解けるタイミングで戻ってきて正解だ。
サンドロ：この国は何かイカレてやがる･･････。
ＧＭ：さて、扉を調べるなら『シーフLV＋知力B』だ。
サンドロ：俺が見たのがいけなかったんだな。
クロウ：（コロコロ）うﾞ！（笑）『11』。
ＧＭ：そ、それじゃあ分からないなぁ。とりあえず、鍵にはレリーフと対応する絵が付いているね。
ボーデル：触ると襲ってくるらしいな。
サンドロ：上にまだいるかな？　ボーデル、見てみてくれないか。
ＧＭ：基本的にこういう捕食動物は、巣でもない限り見えるところにはいないと思うな。
サンドロ：そうか。そうだな。ならボーデルよ。
ボーデル：（異常に警戒して）な、なんじゃ？
サンドロ：お前は上を警戒してくれ。
ボーデル：おお、引き受けた。
ＧＭ：あ、上を見たなら気づくのだが、ひとつ真っ白い物が釣り下がっている。
ボーデル：？･･････あ、新しい奴か？
ＧＭ：新鮮のようだね。
サンドロ：あ、ＯＫＯＫさっきの断末魔の奴だな。生きているかも知れない、助けに行こう！
クロウ：駆けつけるよ。
ＧＭ：なら、金髪で耳の尖っている奴が吊るされている。
ボーデル：ヤバイ、アーティと区別できない（一同笑う）。
サンドロ：助けられるか？
ＧＭ：まだ新しいからね、武器を付ければくっ付いて来るだろうな。
アーティ：ぺタ～ンと（笑）。
サンドロ：ちょっと嫌だが、この剣は見張りのだったな。これで生きていたら儲けものだ。それペタッと。
ＧＭ：じゃあ助けられた。近くでよく見ると分かるけど、彼はどうやらエルフのようだね。
サンドロ：別人だったか。そういやあの半耳はこんなに耳が長くない（一同爆笑）。
アーティ：半耳言うな！（笑）。
サンドロ：（無視）生きているなら手当てするが？
ＧＭ：いや、辛うじて息があるが、もはや助からないという都合の良い状態。
アーティ：都合が良いってなんだよ！（笑）。
ボーデル：ガラフじいちゃんみたいじゃな。
サンドロ：「おいお前、大丈夫か？」 ペシペシ、ペシペシ。
アーティ：容赦ない（笑）。
エルフ：「う･･････う･･････。下にいる･･････俺の妹を･･････頼まれてくれ･･････。」
ＧＭ：そう言い残して男は事切れた。
サンドロ：「どこだ！」
ボーデル：下って言った。
サンドロ：下と言ってもいっぱいある（一同爆笑）。
ボーデル：せめてレリーフが分かればのぅ。“カマドウマの間” とか（一同爆笑）。
アーティ：“便所コオロギの間”（笑）。
サンドロ：それをカマドウマと言うのだ（一同笑う）。
アーティ：ナイスつっこみ（笑）。
ＧＭ：君らが困っているようなので、エルフは息を吹き返した（一同爆笑）。
エルフ：「･･････うぁ･･････ち、 “蝶の間” ･･････だ･･････たの･･････む。」
アーティ：“だんご虫の間”！（笑）。
クロウ：“蝶の間” だって言ってるでしょ！（笑）。
ＧＭ：ではエルフは吊るされたまま、その場でクルンクルン回り始める（一同爆笑）。
クロウ：マジで？（笑）。
ボーデル：かわいそうなのじゃが、どうにも愉快なエルフじゃ（笑）。
サンドロ：さて、一度 “蝶の間” とやらに行ってみるか。それ以前にアーティをどうしよう？
ボーデル：さぁー？　どうすれば良いかわからん。
サンドロ：しょうがない、いっそのこと他の魔術師を。
アーティ：うわぁ！？（一同爆笑）。
ボーデル：ノリスじゃないんだからよぉ！（爆笑）。
ＧＭ：ラヴェルナはどうするつもりだ（笑）。
サンドロ：ああそうだった。ラヴェルナ様だけは助けないと。
ＧＭ：今『だけは』って言った（笑）。
アーティ：俺の取るべき行動は、扉が開いた瞬間に ＜ライトニング＞ か？（笑）。
サンドロ：とりあえず手当たり次第に開けていくか。
ＧＭ：ここから上の扉は、ほぼ全て埃まみれになっている。
ボーデル：ヤバイぞこれは（笑）。その度にスパイダーが出てきたらどうにもならん。罠の仕掛けが分からないだけでこんなにキツイとは（笑）。
ＧＭ：なら、別の扉のところでもう一度 [ 罠発見 ] してくれていいよ。
アーティ：おっ、サービス？
クロウ：（コロコロ）ゴメン『10』！
ボーデル：下がっとる（一同爆笑）。
ＧＭ：分からないな（笑）。じゃあ困ってくれ（一同笑う）。
サンドロ：考えるんだ･･････ここの兵士は別に大丈夫なはずなんだ･･････何か仕掛けが･･････。
ＧＭ：さっき扉に触ったのはお前だよな？　なら『冒険者LV＋知力B』で振っていい。
サンドロ：あーりがっと～う（コロコロ）『9』～！！（一同爆笑）。
ＧＭ：･･････素晴らしい出目だな。埃が汚かった（一同笑う）。あと、ドアノブと鍵穴付近には埃が付着していない。

　ここにきて手詰まり状態となった一行。
　ジャイアント・ウェブスピナーが非常に厄介な為、極力慎重な行動をとらざるを得ないようです。

　最終的に『使われている扉には埃が付着している』という結論に至った一行は、片っ端から鍵を合わせるという作戦に出た。

サンドロ：では先ほどの “蟻の間” を開けてみよう。ボーデルは上方注意、クロウは扉を開けて、俺が飛び込む。変な事するようならバッサリだ。
ＧＭ：開けた？　なら、部屋の中には見知らぬおっさんがいる。
囚人：（大声で）「ひ、ひぃぃ～！！」
ＧＭ：と、叫び声を上げる。
サンドロ：（小声で）「しぃ～！　しぃ～！　しぃ～～～！！」（一同笑う）。
囚人：（大声で）「許してくれぇ！！　まだ死にたくないんだぁっ！！」（一同笑う）。
サンドロ：（小声で）「殺さない殺さない殺さない！　静かにしろ仲間だ！」（一同爆笑）。
アーティ：はぁ？（笑）。
囚人：（大声で）「俺に仲間なんていねぇよぉ～～～！！」（一同爆笑）。
サンドロ：（あくまで小声で）「静かにしろタコッ！　殺すぞ！！」（一同爆笑）。
囚人：（ことさら大声で）「死にたくな～い～～～ッ！！」（一同爆笑）。
サンドロ：え～いもう知るか。本当に刺してしまおう。
ＧＭ：え？　刺した？（汗）。
サンドロ：状況が悪化しそうだからな。
囚人：「･･････い、痛い。」
ＧＭ：囚人は腹を押さえて気絶した。辺りは静かになった（一同爆笑）。
サンドロ：それでは扉を閉めてしまおう。
ＧＭ：開けてみて分かったが、扉の厚みは10cｍ以上あるね。しかも3層構造になっている。
ボーデル：頑丈か？
ＧＭ：その上、防音効果も非常に高そうだ。閉め切ったら音漏れしなくなるだろうね。
アーティ：中で騒いでも無駄みたいだな。
サンドロ：ボーデル、体当たりして壊すんだ（一同爆笑）。
ボーデル：してたまるか。
ＧＭ：物凄い音がするだろうね（笑）。
ボーデル：やはり汚れている扉のみに的を絞って、ランダムに開けていくしかないようだの。

　一行は暫し考えた後、『クロウが扉開け』『サンドロが確認』『サンドロの合図でボーデルが扉を閉める』という黄金の連係プレーを編み出す事に成功した。
　間違いで扉を開けられた囚人は、悲鳴を上げる間すら与えられずに扉を閉められ、暫し呆然としたという。
　カンの良い囚人の「待てっ！　助けてくれー！」との叫びも、厚い扉に阻まれて一行には届かなかった･･････。

　･･････たとえ届いたとしても無視されたろうけどね（笑）。