史上最悪の露出狂!
クロウ | : | 墓守さんを探す。 |
GM | : | もう待っている。シャッターを下ろして光を細くしたランタンを片手に、一人の男が手招きしてるね。 |
ボーデル | : | おおっ、彼か? |
クロウ | : | 「スニークさんですか?」 |
スニーク | : | 「ようやく来たか。さぁさっさとこっちに来い。俺に危険が及ぶ前にな。」 |
サンドロ | : | 「うむ。」 |
GM | : | 彼は追っ手が付いて来ていない事を確認しますね。君らも振りたかったら『冒険者LV+知力B』でどうぞ。 |
クロウ | : | (コロコロ)『14』。 |
ボーデル | : | (コロコロ)うむ『13』。 |
サンドロ | : | (コロコロ)『13』。 |
アーティ | : | (コロコロ)『12』。 |
GM | : | では、スニークは君達を奥へと案内してくれる。 |
スニーク | : | 「早くしな。」 |
アーティ | : | どこに連れて行かれるんだ? |
GM | : | ここは定番どおり、墓石だろう。 |
サンドロ | : | 素晴らしい。 |
スニーク | : | 「ドワーフ、どけるのを手伝え。」 |
ボーデル | : | まぁ仕方ない、手伝おうではないか。 |
GM | : | ん。なら墓石はズドンと倒れた。ティロリロリロリロッ♪ |
アーティ | : | それ『ゼルダ』だろ(笑)。 それはそうと、戻す時はどうするんだ? |
ボーデル | : | リモコンでポチッ! じゃ。 |
アーティ | : | 阿呆か!(笑)。 |
クロウ | : | でもありえなくもないかも。 |
アーティ | : | ありえねーよっ!(笑)。 |
GM | : | GMとして言うが、ありえないな(一同笑う)。 |
クロウ | : | 残念。じゃあ入ろう。 |
GM | : | スニークが縄梯子を落とすね。深さは3mぐらい。 |
サンドロ | : | まずはランタンを点けよう。 |
クロウ | : | そうだね。じゃあ私が持つね。 |
スニーク | : | 「右に右に向かえよ。」 |
クロウ | : | 「はーい。」 |
サンドロ | : | 「ご親切にどうも。」 盗賊相手でも礼節を尽くすぞ。 |
GM | : | それは関心。サンドロじゃないみたい(一同爆笑)。 |
GM | : | ではお世辞にも綺麗とは言えない下水道に出る。 造りとしては、真ん中に下水が流れていて、左右が足場になっている。下水の幅は3mで、深さは汚くて分からない。そこら中にラットとかの気配がプンプンしている。 |
ボーデル | : | では言われたとおり右に進むかのぅ。 |
GM | : | 時間が無いからエンカウントはなし。では、20mほど進むと十字路にぶつかる。 |
アーティ | : | 右に曲がる。 |
クロウ | : | 当然だよね。 |
GM | : | では更に進むと、また十字路だ。 |
ボーデル | : | 右腕の法則じゃ。 |
そりゃファラリスの法則か? | ||
GM | : | ではずーっと進むと、右側に荒削りの空間があり、縄梯子が下ろされている。 |
サンドロ | : | 道は続いているのか? |
GM | : | ああ、この先も続いているね。 |
サンドロ | : | まぁいい、ここだろう。ではクロウ、先行して様子を──。 |
GM | : | おっと待った、その時どこからともなく |
??? | : | 「やれやれ。こんな所に余計な通路を掘られていたとはな。」 |
GM | : | という声が響きます。 |
ボーデル | : | (滅茶苦茶悪人声で)「だぁれじゃあ~?」 |
GM | : | すると、サンドロのマントから一匹のトカゲが飛び出します。 |
アーティ | : | トカゲ? 誰かのファミリアか? |
GM | : | すると、トカゲは形を変えながら見る見る大きくなり、魔術師風の身なりをした男に変わる。 |
アーティ | : | という事は、<シェイプ・チェンジ> だな。 |
GM | : | 当たり。伏線を張っておくべきだったが、宮廷で見かけた顔だね。その時は貴族風の身なりをしていたが。 |
サンドロ | : | カモフラージュだろう。 |
アーティ | : | トカゲのうちに踏み潰しておくべきだったな(一同笑う)。 |
ボーデル | : | そしたら全て解決じゃあ(笑)。 |
GM | : | 許さんよ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 後一歩で外だというのに。ええい、速攻で抹殺してくれるわ! |
魔術師 | : | 「よもや、こうも見事に脱出してくれるとはな。もしやレジスタンスどもの助力を得たのではないかと泳がせてみたが、どうやら正解だったようだな。」 |
クロウ | : | やばい。 |
アーティ | : | 頭良いなこいつ(一同笑う)。 |
魔術師 | : | 「その礼として、貴様ら全員この場で処刑してくれよう。卑しい貴様らには下水の底がお似合いだ。」 |
サンドロ | : | んだとコラ! |
GM | : | そして彼は、濁って歪んだ琥珀色の宝石のような物を取り出すと、足元に叩きつけます。 |
クロウ | : | 何それ? |
サンドロ | : | 【暗晶石】とかそんな物か? |
GM | : | では、演出のスモークと共に何かが出てくる(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 演出なんだ(笑)。 |
サンドロ | : | あれは・・・・・・『妖怪もこもこ』ではないか(一同笑う)。 |
GM | : | 違う、そんな弱そうな生き物じゃない(一同笑う)。全員 [ 怪物判定 ] していいよ。 |
サンドロ | : | (コロコロ:出目3)うむ、『妖怪もこもこ』のようだ(一同爆笑)。 |
GM | : | 黙ってろ(一同笑う)。 |
アーティ | : | (コロコロ)『13』。 |
GM | : | おっ、知っている奴がいたな。 |
アーティ | : | やった! |
GM | : | 正体はザルバードです。 |
アーティ | : | デーモンじゃないか!! |
サンドロ | : | 『妖怪もこもこ』がどうしたって?(一同爆笑)。 |
アーティ | : | デーモンだっつの!(笑)。 |
GM | : | もういいよ『もこもこ』で(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 悪かった(笑)。 |
アーティ | : | 特徴は? |
GM | : | 人一人サイズの火を吹く。炎無効。暗黒魔法3LVの使い手。 |
アーティ | : | 何でデーモンなんぞを召喚できるんだ? |
GM | : | さぁね。 |
サンドロ | : | 「何でもいいかかって来い! 潰してやるわボケェ!」 |
GM | : | では戦闘ラウンドに移ろうか。 |
クロウ | : | デーモンはどうします? トドメ刺します? |
ボーデル | : | 刺しとけ刺しとけ。 |
アーティ | : | そして下水に流しちゃえ(笑)。 |
クロウ | : | 裸のおっちゃんは? |
アーティ | : | 猿轡して引きずって行こう。 |
ボーデル | : | そこで待っているだろうジャックに引き渡そう。 |
サンドロ | : | そうだな。とりあえずパンツを履かせよう(笑)。 |
クロウ | : | じゃあ登りましょう。 |
GM | : | では地上に出た。200mほど向こうに “ロドーリル” の城壁が見える。 |
サンドロ | : | 何処に出てきた? やはりここは古井戸がベストなのだが。 |
GM | : | なら、それでいいだろう。 |
ボーデル | : | さて、密書を受け取らなければな。・・・・・・っと、それはまだ聞いておらんのか? |
GM | : | 森の奥で、マッチ程度の火が見えた。 |
サンドロ | : | おっとそれが合図か? クロウ、偵察だ。 |
クロウ | : | 行くよ。 |
GM | : | なら、身動きの取り易い黒いレザーを着込んだジャックが、指先から炎を出してる。 |
クロウ | : | 「あ! あの人が手を貸してくれた人です。」 |
ボーデル | : | なら行くかの。 |
GM | : | ジャックの背後には、腕の立ちそうな男が3人控えているね。 |
サンドロ | : | 「この度は、脱出のご協力をありがとうございました。」 |
ジャック | : | 「いやなに、持ちつ持たれつというヤツさ。君らにはこれから働いていただくわけだしな。」 |
サンドロ | : | 「とはいえ、お礼は言わせていただきます。」 |
ジャック | : | 「・・・・・・ま、我々が与えた恩義の方が遥かに大きい事は確かだがな、気にする事じゃないよ、“オーファン” の騎士殿。」 |
サンドロ | : | 「それと、この男を捕虜として生け捕りにしたのですが。」 |
ボーデル | : | 「処置はお願いします。」 |
GM | : | ジャックは心底嫌そうな顔をして、 |
ジャック | : | 「え~、いらない。」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | いらないのか(笑)。 |
ボーデル | : | 受け取り拒否されても困るのぅ(笑)。 |
サンドロ | : | 何も持っていないのか? 服の中とかに。 |
GM | : | だから、最初から服を着てなかったんだって(笑)。 |
サンドロ | : | ああ、そうだったな(笑)。 |
クロウ | : | 石とかどこから出したのかな・・・・・・? |
一同、暫し沈黙。 | ||
GM | : | デーモン呼ぶ石とか発動体とか、どこに持っていたのかな!? 口の中か尻の中か!?(一同大爆笑)。 |
アーティ | : | そういやそうだな(爆笑)。 |
サンドロ | : | 鼻の穴とか至る所にブチブチブチブチ詰め込んでいたんだろう(笑)。 |
ボーデル | : | 嫌だなそれ(笑)。 |
サンドロ | : | マジ者の変態じゃないか(一同大爆笑)。 |
クロウ | : | 可笑し過ぎる(爆笑)。 |
アーティ | : | あ~あ、GM、また最後でヨゴレちゃったね(笑)。 |
GM | : | うるさい、話を進めるぞ!(一同笑う)。魔術師はこの場でバラして吊るせと指示を出す。そしてジャックはクロウを呼ぶね。 |
ジャック | : | 「ほら、さっさと出しな。」 |
クロウ | : | えっ? ど、どっちの手かな? |
ボーデル | : | 普通、契約した側の手だろう。 |
クロウ | : | じゃあ右手を。ドキドキ。 |
ジャック | : | 「・・・・・・いや、【外套】を返して欲しいんだが。」(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 返します、返しますっ!(笑)。 |
ボーデル | : | GMを苦しめた 【外套】 が、ようやくいなくなる(笑)。 |
GM | : | 俺ってさ、NPCにしろマジックアイテムにしろ、いつも余計なものばかり出すんだよな(笑)。 |
アーティ | : | 実は気づいていた(笑)。 |
クロウ | : | 「どうもありがとうございました。」 と言って畳んで返すよ。 |
ジャック | : | 「・・・・・・なんか、ベトベトしてるわね。」 |
クロウ | : | 「色々とゴタゴタがあったもので!」(笑)。 |
ジャック | : | 「まぁこんな事態だし、クリーニング代は勘弁してあげるわ。」 |
クロウ | : | 「す、すいません。」 |
ジャック | : | 「あとは指輪だけど、誰が持っているのかしら?」 |
アーティ | : | 「は~い。」 差し出すよ。 |
ジャック | : | 「魔女殿とは一度ゆっくりと話をしてみたかったのだけれど、それどころじゃないみたいだね。」 |
サンドロ | : | 「我々は “プリシス” に急ぎ、魔法を解かねばなりません。」 |
ジャック | : | 「そうね。では、一緒にこれもよろしくね。」 |
GM | : | と言って、例の手紙を取り出します。 |
サンドロ | : | クロウ、君が受け取るといい。 |
クロウ | : | あ、はい。丁重に受け取ります。 |
ジャック | : | 「お仲間はこの事を知っているのかしら?」 |
クロウ | : | 「まだ話していません。」 |
ジャック | : | 「黙っていてもやりづらいだろうから、話しておいた方が良いわよ。」 |
ボーデル | : | 話は道中聞こう。というか、全部知っているし(笑)。 |
ジャック | : | 「それと、追手が来るかも知れないから急いだ方が良いわね。まぁ、ジューネは気まぐれだから、来るとは限らないんだけど。」 |
ボーデル | : | おっと、追手か。それを考えると急ぎたいのぅ。 |
GM | : | では、ジャックの合図で、後ろに控えていた男がサンドロの軍馬を引いてくる。 |
サンドロ | : | うおおおっ!! 我が愛馬『名前はまだ無し』ではないか!(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 俺の使い魔と同レベルじゃないか(笑)。 |
ボーデル | : | 存在感は段違いだがな(笑)。 |
ジャック | : | 「宿の納屋に繋がれたままで、主人が処分を考えていたから拝借してきたわよ。」 |
サンドロ | : | 「あ、ありがとうございます! このご恩は一生忘れませぬ!」 |
ボーデル | : | おいおい、盗賊に向かってあまり軽率な事は言わない方がいいぞ! |
GM | : | そうだぞ。一生ったらマジ一生だぞ? |
サンドロ | : | いや、この軍馬は “ラムリアース” から頂いた大切な軍馬。たとえ相手が盗賊といえど、やはり礼は尽くさねば。 |
ジャック | : | 「・・・・・・そう、一生ね。覚えておくわ。」 |
GM | : | と、ジャックは嬉しそうに微笑むね。 |
アーティ | : | まぁ、俺ら他人ですから(笑)。 |
サンドロ | : | ・・・・・・従者も含まれるんだ(一同笑う)。 |
アーティ | : | だから従者じゃないっつの!(笑)。 |
ジャック | : | 「さぁ、急ぎなさいな。間違っても密書を奪われないでちょうだい。騎士のロインによろしくね。」 |
クロウ | : | 「はい、わかりました。」 |
サンドロ | : | 「それでは、失礼致します。」 |
ボーデル | : | そういや、リーズンはどうするのか? |
GM | : | ああ、こいつ存在感ないな(笑)。一応、 “プリシス” までは着いていくってさ。 それでは皆さん、お疲れ様でした! |