種族至上主義者、来襲
サンドロ | : | 「てーへんだー!!」 |
アーティ | : | 「親分てーへんだー!!」(笑)。 |
狩人 | : | 「何事だー!?」 |
サンドロ | : | 「実はライカンスロープがうんたらかんたら。」 |
GM | : | では、デオドル司祭は普通にパニックです。 |
デオドル | : | 「何ですと!? ライカンスロープがこの森にッ!?」 |
ボーデル | : | 「ハァッ! <サニティ>!!」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 「ライカンスロープ化したゴブリンを発見したのですが、どうしましょう?」 と言って(笑)。 |
アーティ | : | 担いでるし(笑)。 |
デオドル | : | 「貴方がたが出発した後から、ゴブリンに襲われたと言う人が何人か出てきまして。」 |
ボーデル | : | 「こいつが襲ったゴブリンです。」(笑)。 |
クロウ | : | それは違うでしょ(笑)。 |
サンドロ | : | 「そいつら発熱していたりしませんか?」 |
デオドル | : | 「むむっ、そうです。不思議な発熱が。」 |
サンドロ | : | 「それはライカンスロープに感染していますね。すぐに最寄のマーファ神殿なりに連携を取って。」 |
デオドル | : | 「今この詰め所に駐屯しているのは私だけです。マーファ神殿までは数日かかりますし、私が対処しましょう。」 |
GM | : | ちなみに7LVの神官です。 |
ボーデル | : | 凄いのぅ。 |
デオドル | : | 「ああしかし、私にはろくに戦う力はないですし。あああ、この森はどうなってしまうのでしょう!」 |
サンドロ | : | あんたは一人で突っ込んで <フォース・イクスプロージョン> をかませよ(一同爆笑)。 ドカーンっとでかい花火を。 |
クロウ | : | そこは騎士らしく『ここは私たちが引き受けます』ぐらい言おうよ!(笑)。 |
GM | : | すいません、鎧も着ていないのですが(笑)。 |
サンドロ | : | 1ラウンド耐えれば、二発目でまとめて打ち落とせるぞ。 |
ボーデル | : | まず耐えられない(笑)。 |
GM | : | こちとら能力値ペナルティが来ている年齢なので、そういうアグレッシブな行為はカンベンして頂きたい(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | それもそうだったな(笑)。 |
アーティ | : | いやぁ、最後に死に花咲かせるのもいいんじゃない?(笑)。 |
サンドロ | : | 「分かりました。乗りかかった船ですし、我々が解決しても良いですよ。 ラヴェルナ様、それで良いでしょうか?」 |
ラヴェルナ | : | 「このような事態は見過ごせませんね。」 |
サンドロ | : | 「ほら、私は騎士ですので、こういう事態は見過ごせないんですよね!」 |
ボーデル | : | この騎士、調子が良いのぅ。『外道LV』が1上がった(笑)。 |
GM | : | いや、ラヴェルナは素直に関心しているよ。 |
ラヴェルナ | : | 「流石ですサンドロ、よくぞ言いました!」 |
アーティ | : | 『やっと言ってくれましたか』 と(一同笑う)。 |
クロウ | : | どうせ亜人狩りがしたいだけだろうけど・・・・・・。 |
サンドロ | : | 「願わくば貴方達にもご協力して頂きたい。」 |
デオドル | : | 「どのような? とりあえずこれをお渡ししましょう。」 |
GM | : | と、懐から7点の【魔晶石】を取り出します。 |
アーティ | : | 俺が持っておくよ。 |
デオドル | : | 「他にもなにかこちらで用意できる物がございましたら。」 |
サンドロ | : | 「あと、一時的な貸し出しでも良いので、魔法の武器はございますでしょうか。 奴ら通常の武器が効かなくてやなんですよ! もう銀のダガーで立ち向かうのやなんですよ!」(一同笑う)。 |
アーティ | : | あれ? 魔剣持っていたじゃん(笑)。 |
クロウ | : | 持っているのはあたしですね。 |
アーティ | : | いや、サンドロも(笑)。 |
サンドロ | : | 【孤独な宝剣】のことか? ふざけんな(一同笑う)。 |
GM | : | 『+1』のライトフレイルがある。必要筋力『14』。 |
サンドロ | : | 『+1』! 十分だ。 |
デオドル | : | 「これはマーファ様より授かった神聖武器ですので、大切にお使いください。」 |
サンドロ | : | 「分かりました。事件を解決次第、返却致します。」 |
GM | : | ちなみに特別な魔力があります。 |
ボーデル | : | (目の色が変わる)なにっ? |
アーティ | : | <ピース> が使えるとか(笑)。 |
GM | : | あんなマラカスと一緒にするんじゃない(一同笑う)。 これは【ストーン・ブレイカー】と言う名の魔剣・・・・・・魔フレイルで、このフレイルで石を叩くと必ず6つに割れると言う代物です。 |
ボーデル | : | せっかくワシが岩掘り用にマトックを買ったというのに~(一同爆笑)。 |
アーティ | : | なんで6つなんだ? |
GM | : | アレクラストにとって『6』という数字は特別なんだよ(笑)。 |
サンドロ | : | チッ、両手持ちはできないんだな。 |
GM | : | それと、倉庫に銀のヘビーメイスがあります。これは必要筋力『16』。 |
アーティ | : | 惜しい、『1』足りねぇよ(一同爆笑)。 |
GM | : | お前が持つのか(笑)。お前には【名も無き杖】があるじゃないか── |
忘れていた事実が発覚。 | ||
GM | : | そうだ、その杖もマジックアイテムじゃないか! |
サンドロ | : | そうだった! 『ゴルチ』の杖だよな。 |
アーティ | : | どこかのブランドみたいな名前だね(笑)。 |
GM | : | 前回のシナリオではそれを使うべきだったな(笑)。 |
サンドロ | : | 私もそう思う(笑)。+1のスタッフで攻撃力『+2』だったのか。 じゃあ銀のヘビーメイスはボーデルが使うといい。 |
ボーデル | : | これがあれば十分戦えるワイ。 |
GM | : | ジョドーはこれ以降、詰め所の警備に移ります。 |
サンドロ | : | まぁ、それもそうだな。 |
GM | : | で、ラヴェルナも詰め所に待機します。 |
クロウ | : | えー! |
GM | : | こっちは接近戦が極端に弱いので、優秀な魔術師に居てもらいたいのです。 |
サンドロ | : | 本拠地を叩かれたらまずいからね。「では、我々で解決して参ります。」 |
GM | : | では、出陣する君たちにラヴェルナから【魔晶石】のプレゼントです。ラヴェルナがポケットを叩くと・・・・・・。 |
アーティ | : | 『20』点の【魔晶石】が割れて(笑)。 |
GM | : | (コロコロ)『3』点の【魔晶石】が出てきた。 |
クロウ | : | ボーデルが持てば? |
ボーデル | : | ほっほ、貰っておこう。 |
サンドロ | : | 「では他の詰め所に連絡して参ります。」 |
デオドル | : | 「それなのですが、他の詰め所には私達が伝令を送ります。森の外を通れば多分大丈夫でしょう。 貴方がたにはエルフの集落に連絡をして頂きたいのです。」 |
ボーデル | : | 毛深いエルフが出てくるのか(一同爆笑)。 |
クロウ | : | それいやだぁ!(笑)。 |
サンドロ | : | 「分かりました。それでは行って参ります。」 |
デオドル | : | 「これをお持ちください。」 |
GM | : | と、レンジャー組合の証明章の様な物をくれるよ。 |
ボーデル | : | 「では行くかのう。」 |
ラヴェルナ | : | 「皆さん、無事に戻ってくるのですよ。」 |
サンドロ | : | (コロコロ)おっと『11』。初めての出目だ。 |
クロウ | : | 何が出るんだろう。エルフ? |
GM | : | 向こうから男が歩いてくる。 |
ボーデル | : | 誰だ? 身構えるぞ。 |
サンドロ | : | 耳は長くないか? |
アーティ | : | 黒くない?(笑)。 |
GM | : | 人間です。彼は君達に気づくと 「よう!」 と陽気に挨拶してきます。 |
ボーデル | : | 「おう。」 と返そう。 |
男 | : | 「なんだい? 普段見かけない感じの人達だね。こんなところでどしたの?」 |
サンドロ | : | 向こうの身なりはレンジャーなのか? |
GM | : | 結構がっしりとした体つきだけど、身軽な軽装ですね。 |
サンドロ | : | 「我々はレンジャー組合の者です。これこれしかじかということで、このところ〔ライカンスロープ〕が流行っているのです。すぐに戻ってください。」 |
男 | : | 「ほんとぉ!」 と、ややオーバーに驚いています。 |
サンドロ | : | む? こいつがライカンスロープで知らないふりをしていたら最悪だな。 |
クロウ | : | 「あなたのお名前は?」 |
男 | : | 「トールゼンってんだ。」 |
サンドロ | : | 「私達は今、〔 ライカンスロープ 〕病の調査をしています。」 しかし、どうやったらライカンスロープだと判明できるんだ? <センス・ライ> は使えんのか? |
アーティ | : | まだ無理。<センス・エネミィ> ならあるが。 |
GM | : | 誰かが今この場でファリスに目覚めれば、<センス・イービル> が使えるぞ(笑)。 |
クロウ | : | できるの? |
GM | : | プリーストは『神の声』さえ聞ければ即座に習得できる。それまで残虐だった奴が、一つの切っ掛けでファリスの教えに目覚めたりもするんだ。アノスの建国王なんて典型例。 |
アーティ | : | でも、目覚めたと言っても周りはそれを信じないよね(笑)。 |
サンドロ | : | 「・・・はっ!!」(一同笑う)。 |
サンドロが何かに目覚めた(笑)。 | ||
サンドロ | : | さてどうしようか。虚偽を確かめる手段が我々には無い! |
トールゼン | : | 「じゃあ、物騒みたいだから獲物は諦めて俺は帰るわ。じゃ~な~!」 |
GM | : | と手を振って去ろうとするのですが、その右腕の甲に刺青が入っています。『冒険者+知力』で振ってみてくれ。目標値『12』。 |
アーティ | : | (コロコロ)でたよ6ゾロ! |
ボーデル | : | (コロコロ)わしも6ゾロじゃ。 |
サンドロ | : | (コロコロ)なんてこった、達成値『17』。 |
GM | : | 全員成功か。この刺青は『熊』をモチーフとしたもののようです。 続けて、『セージまたはバード+知力』で振ってください。 |
ボーデル | : | ヒラ目あり? (コロコロ)『7』まぁ普通じゃな。 |
サンドロ | : | 『15』だ。 |
アーティ | : | 『9』だ(笑)。 |
GM | : | 『13』以上いったサンドロとクロウはライカンスロープの闇の組織“選ばれし獣”を知っています。ライカンスロープが集まったアングラな組織で、アレクラスト中で暗躍しています。 |
サンドロ | : | それってオフィシャル? |
GM | : | オフィシャルだよ。 |
アーティ | : | へ~。知らなかったな。 |
GM | : | 西部諸国ワールドガイドに載っている奴だからね(笑)。 メンバーは身体のどこか、主に手の甲に自分の変身する動物の顔の刺青をしている。 |
クロウ | : | えっ、熊に変身? |
GM | : | ワー・ベアってね。あっと [ 怪物判定 ] してね。 |
ボーデル | : | ワシは元が分かっておらんからのう。 |
クロウ | : | (コロコロ)あ゛っ・・・頼んだ(笑)。 |
サンドロ | : | 『9』。 |
GM | : | じゃあ誰も知らないや(笑)。 |
サンドロ | : | でも組織の事は知っているんだよな? |
GM | : | 彼らはですね、ライカンスロープ至上主義を唱える、ライカンスロープのライカンスロープによるライカンスロープの為の組織なのです(笑)。 世界は自分達のような特殊能力を持つ種族によって支配されるべきだと考え、世界中で暗躍しています。 |
サンドロ | : | まったく、選民意識なんてくだらないな! |
GM アーティ | : | (声を揃えて)お前が言うな!!(爆笑)。 |
ボーデル | : | どう突っ込んでよいものやら(笑)。 |
トールゼン | : | 「じゃーな!」 |
サンドロ | : | 「ちょっと待ってくださーい!」 |
トールゼン | : | 「ん? なんだい?」 |
サンドロ | : | クロウ、お前は気づいているからダガーくらいいつでも抜けるよな? 他の二人はしょうがないにしても。 |
アーティ | : | ポカ~ン(笑)。 |
クロウ | : | いけますよ。 |
サンドロ | : | ボーデルはボケーっとしているだろうけど(一同笑う)。 「格好良い刺青じゃあ~、ワシも彫るかのう~。」 |
ボーデル | : | 他人の思考を勝手に決めるな(笑)。 |
サンドロ | : | 歩み寄りながら 「すいません、注意をひとつ忘れていました。」 |
トールゼン | : | 「なんだい?」 |
サンドロ | : | ・・・・・・さーて、どこから切り出すか(一同笑う)。 |
アーティ | : | まだ考えていなかったの(笑)。 |
クロウ | : | ハァ~・・・・・・。 |
GM | : | 君が5m位まで近寄ると、 |
トールゼン | : | 「悪いね、俺も急いでいるから。なんなら歩きながら。」 |
GM | : | と、同じ速度で歩き出すよ。顔は君の方を向いている。 |
サンドロ | : | 「そうですね。」 と遠巻きに追い越そう。とりあえず挟み撃ちにしたい(笑)。 |
GM | : | じゃあ追い越せました。 |
クロウ | : | じゃああたしも近寄ります。 |
アーティ | : | 付いていこう。 |
ボーデル | : | 仕方がないのぅ。 |
サンドロ | : | えーと、相手は選民意識を持っているんだったな。 |
ボーデル | : | 出たー、罵倒攻撃(一同笑う)。 |
GM | : | そうだね。組織の全員がそうとも限らないと思うけど。 |
サンドロ | : | ちょっと待てよ劣等種族(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 待て待て、こういう時は『ライカンスロープってのは意地汚くて・・・』と罵ってから相手の反応を見るのが常套手段で──。 |
サンドロ | : | めんどくせぇ。ぶん殴っちまえば簡単なのに。 |
ボーデル | : | こらこら。おぬし、決め付けてかかりすぎちゃあおらんか?(笑)。 |
サンドロ | : | しかしもうこいつが犯人だろ。 |
GM | : | 状況が状況とはいえ、趣味で手の甲に動物の刺青をする人はいない事も無いと思うぞ。怪しいに変わりはないけどな。 |
サンドロ | : | そうか。いいや、素直に正攻法でいこう。 |
アーティ | : | 初めからそうせな(笑)。 |
サンドロ | : | 「貴方の手の刺青について、気になることがあるのです。」 |
トールゼン | : | 「これが、何か?」 |
サンドロ | : | 「もし貴方がそれを趣味で入れているのであれば仕方がないですが、街まで同行していただいて <センス・ライ> による尋問を受けてほしい。もし断るというのなら、状況が状況なので貴方をライカンスロープとみなしますよ。」 |
GM | : | では、全員『冒険者+知力』で判定してくれ。目標値はこっちの『冒険者+精神力』で(コロコロ)これは高い。 |
サンドロ | : | (コロコロ)おっと出目が爆発した! |
GM | : | はっはー、こっちの方が爆発したね。『17』。 |
ボーデル | : | むむっ、わしは『17』じゃが。 |
サンドロ | : | こっちは『18』!(爆笑)。 |
GM | : | うそぉッ!?(一同笑う)。 |
サンドロ | : | ホント(笑)。 |
クロウ | : | 勝っちゃった(笑)。 |
GM | : | 一瞬、トールゼンの顔に明らかな緊張が走った。その表情を君は見逃さなかった。 |
サンドロ | : | やはりこいつ。 |
GM | : | 西からクロウ達、東からサンドロが挟み込んでいるんだよね。なら北に向かって走り出すよ。 |
サンドロ | : | それには反応できて良いよな? |
GM | : | 大丈夫だよ。 |
サンドロ | : | なら、「クロウ!」と叫んで追いかける。 |
クロウ | : | あたしも駆け出します。 |
GM | : | なら、そっちの方が足が速いし追いつけてもいいよ。 そうすると、トールゼンは獣のような声で咆哮を上げます。 |
トールゼン | : | 「グォォォオオオオオッ!! 」 |
アーティ | : | ベアでも呼んだか? |
GM | : | では、ベア達はボロボロの身体を引きずる様にして去っていきました。 |
クロウ | : | さよ~なら。 |
サンドロ | : | これは急いでエルフの集落に向かうぞ。 |
クロウ | : | 走るぞ~。 |