伝説(笑)となったパーティ
GM | : | では、何事も無く決勝当日。 |
ボーデル | : | 「頑張れ、お前に全てを託したぞ。」 |
サンドロ | : | 「任せろ。」 |
アーティ | : | じゃあサンドロに・・・・・・ |
サンドロ | : | 待て待て、下馬評をまず聞こうじゃないか。 |
GM | : | 下馬評は・・・・・・50・50でございます! |
サンドロ | : | フィフティ・フィフティときたか!(笑)。 |
クロウ | : | おー! いいなぇ! |
ボーデル | : | では、サンドロに2000。 |
クロウ | : | あたしも。 |
アーティ | : | サンドロに2000。 |
サンドロ | : | 僕3000行く! |
GM | : | それあれか? 負けたとしても借金が返せる額か?(笑)。 |
サンドロ | : | じゃあ4000(一同笑う)。 |
アーティ | : | 負けたら <アシッド・クラウド> な(笑)。 |
サンドロ | : | これ負けたら私もヤバイぞ。シナリオ開始前は5000あったのに、マイナス1000になる(笑)。 |
GM | : | では。決勝戦を開始しましょうか。 |
サンドロ改め ブレイド | : | うむ。今日はコンディションも絶好調だ。 |
GM | : | そうだね。天気も良く、快晴の青空だ。 |
ボーデル | : | 日本晴れだな。 |
GM | : | 始まる前から大歓声に包まれているメイングランドですが、君達はそれぞれ白虎と青龍から登場するわけだ。 人気としては、完全に男性人気(ブレイド)と女性人気(ルーカス)で分かれている。 |
ブレイド | : | だろうな(笑)。 |
クロウ | : | そりゃそうだよ(笑)。 |
GM | : | まあ、それがオッズにも現れているのであります。 |
ブレイド | : | それで50・50か。 |
ボーデル | : | 腕前はほぼ互角と見られたな。相手からしたらちょっとプライドが傷つくね。こんなポッと出の奴に(笑)。 |
アーティ | : | いや、今回の大会はポっと出の奴しか目立ってないから(一同笑う)。 |
GM | : | では、ゲートから出て行こうとすると、その脇に例のドルーナが待っているね。 |
ドルーナ | : | 「よろしかったらどうぞ。」 |
GM | : | と、水を差し出すよ。 |
アーティ | : | 飲むな飲むな(笑)。 |
クロウ | : | 飲んじゃ駄目だ(笑)。 |
ブレイド | : | 「すみません、お腹いっぱいなので結構です。」(笑)。 |
アーティ | : | 試合の前なのに腹一杯(笑)。 |
ドルーナ | : | 「そうですか。」 |
ブレイド | : | 「試合の前にあまり飲み食いすると吐いちゃうんですよ。」 |
ドルーナ | : | 「好都合なんじゃございませんか?」 |
ブレイド | : | 「・・・・・・じゃあ貴方、観衆の目の前でゲロ吐いてみてください。」(一同爆笑)。 「女性として終わりますけど大丈夫ですか。」 |
GM | : | それには何も答えず送り出すよ。 |
ドルーナ | : | 「ご健闘を。」 |
クロウ | : | さすがだなぁ。 |
ブレイド | : | では中央に進むよ。スタスタスタ。 |
GM | : | では向かいの青龍からもルーカスが出てきますね。バスタードソードにラージ・シールド、ハード・レザーという、いつも通りの完全装備です。 |
ブレイド | : | ちなみに、ハード・レザーって普通なのかな? |
ボーデル | : | それはアーティの <センス・マジック> でないと。 |
GM | : | 事前にかけてみれば分かったけどね。 |
アーティ | : | 別に今かけてみても分かるんじゃないの? |
GM | : | 今かけたところで、サンドロに伝える手段が無い。 |
アーティ | : | ああ、そうか。 |
ボーデル | : | でも、そうだと思っておいた方が良い。 |
ブレイド | : | そうだな。 |
GM | : | ではお互い中央に揃い立ちます。 |
シッカイ | : | 「これより決勝戦の開始となります!!」 |
ボーデル | : | カーン! |
シッカイ | : | 「勝者ッ! ブレイド! 勝者ッ! “剣聖” ブレイドー!!」 |
ブレイド | : | では剣を鞘にしまった後、片手を上げて声援に応えよう。 |
ボーデル | : | (放り投げた盾が)スポッとはまるんでしょ(一同爆笑)。 |
GM | : | なんでだよ(笑)。 |
アーティ | : | 俺はこの瞬間にも払い戻し所に走るぞ(笑)。 |
GM | : | では、君に割れんばかりの声援と悲鳴が注がれる。 |
ブレイド | : | 悲鳴(笑)。 |
クロウ | : | 女性陣のね(笑)。 |
女性客 | : | 「殺してやるう! あの女、殺してやるんだからー!!」 (一同爆笑)。 |
クロウ | : | 怖っ(笑)。 |
GM | : | 君が視線を向けると、ラーハインツ卿は我を忘れてスタンディングオベーションで拍手喝采、大喜びしている。 その隣では座ったままのトリッテン卿が、もの凄い形相で君を睨みつけている。 |
ブレイド | : | だろうな(笑)。 |
GM | : | では、大歓声と紙吹雪にて祝福され、優勝者への戴冠式が始まります。 |
アーティ | : | その前に払い戻ししていい? |
クロウ | : | やったー1,000ガメル貰った。6,000になる。 |
ブレイド | : | 今回だけで5,000ガメル以上儲けた(笑)。 |
GM | : | それどころか、賞金10万ガメルだよ。 |
ブレイド | : | そうだった。一気にお金持ちになったぞ(笑)。 |
トリッテン卿 | : | (怒りを抑えた口調で)「・・・・・・というわけで、優勝者の、ブレイド選手に、こちらの、10万ガメルを、授ける・・・・・・!」 |
GM | : | 爆発しそうな怒りを抑えた声でそう称えるよ(一同笑う)。 |
ブレイド | : | 息子は負けて、お抱え剣闘士は負けて(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 地獄のような屈辱を味わってるよ(笑)。 |
ブレイド | : | 屈辱のセレモニーだな(笑)。 |
トリッテン卿 | : | 「受け取りたまえ。」 |
GM | : | 渡されたでっかいプレートには「G100,000」と書かれている。 |
ブレイド | : | ああ(笑)。 |
アーティ | : | 周りに見せろよ(笑)。 |
ブレイド | : | (プレートを両手で掲げて、周囲に見せる仕草) |
アーティ | : | 満面の笑みで(笑)。 |
GM | : | 観客からはワーッと拍手が送られるよ。その中で、 |
トリッテン卿 | : | 「・・・・・・ブレイド君、後で私の部屋へ来たまえ。・・・・・・話がある・・・・・・」 |
ブレイド | : | (爽やかに)「ハイ! 分かりました!」(一同笑う)。 |
GM | : | では君は、拍手喝采に包まれ、インタビューなども受けつつ、英雄となって会場を後にします。 |
ブレイド | : | 行く前に、カッツェだけでも接触できない? |
GM | : | 全員合流していいよ。 |
ボーデル | : | ここは一つ、ルキアル殿に助言を頼もう。 |
アーティ | : | まて、その前に回復するんだ。 |
ブレイド | : | そうだ。頼む。 |
ボーデル | : | どぅれ~い。(コロコロコロ)『12』点回復。 |
GM | : | ルキアルの姿は見えない。 |
ボーデル | : | なに~。仕方ない、皆、変身してから行くんだ。 |
ブレイド | : | ブレイド、ゴワス、アーピィ、レイブン。 |
ボーデル改め ゴワス | : | 幻のパーティ結成(笑)。 |
ブレイド | : | 伝説となったパーティだな(笑)。 |
アーティ改め アーピィ | : | しかたねぇなあ。 |
ブレイド | : | では全員で行きましょうか。 |
GM | : | では、案内された場所はトリッテン卿の私室ですね。まずは・・・・・・ |
アーピィ | : | 「おめでとう。」 だろ(笑)。 |
GM | : | えー? それは大物だねぇ(笑)。 |
トリッテン卿 | : | 「まずはおめでとうと言っておこうか。」(一同笑う)。 |
アーピィ | : | よし(笑)。 |
トリッテン卿 | : | 「では、こうなった理由を説明してもらおうかな。」 |
ブレイド | : | 「理由ってなんでしょうか?」 |
トリッテン卿 | : | 「・・・・・・誤魔化しは止めたまえ、ブレイド君。君が私と交わした約束は覚えているね?」 |
ブレイド | : | (元気に)「約束は何かしたような気がします!」(一同笑う)。 |
トリッテン卿 | : | 「では・・・・・・なぜこうなった?」 |
ブレイド アーピィ | : | どうしてこうなった(爆笑)。 |
GM | : | お前ら、頭おかしいよ(一同笑う)。 |
ブレイド | : | 「そういえばどうしてでしょうね。自分も流れに身を任せていたので、良く分からないんです。」 |
トリッテン卿 | : | 「では・・・・・・こちらの契約書を思い出してもらおうか。 君は私と契約を交わした。そしてそれを放棄した。それでどれだけの損失が出たか、お前に想像できるか? 貴様のふざけた行いは、盗賊ギルドを介して身を持って味わわせてやる。」 |
ゴワス | : | 「ですが、その不正の証拠とも言うべき契約書を使えるのですかな?」 |
トリッテン卿 | : | 「私を誰だと思っている。次期大臣とも噂される強大な権力を擁しているのだぞ。 私の不正などギルドがいくらでももみ消してくれる。」 |
ゴワス | : | 「では我々が世間に公表してやりましょう。」 |
トリッテン卿 | : | 「そんな時間があるとお思いかな? 入ってきたまえ。」 |
GM | : | と、扉が開いて入ってきたのは、なぜかルキアル一行です。 |
一同 | : | お~! |
GM | : | トリッテンはキョトンとします。 |
トリッテン卿 | : | 「・・・・・・ギルドの幹部はどうした・・・・・・?」 |
ルキアル | : | 「いいや、そこまでだよトリッテン君。」 |
GM | : | と、ルキアルは大見得を切る。 |
ルキアル | : | 「この大会で、貴様の子飼いのルーカスが敗れたことにより、貴様の築いてきた権力は崩壊したのだ。」 |
ブレイド | : | なるほど! |
ルキアル | : | 「既に、ブレイドを擁するラーハインツ侯爵が貴様の後釜に納まるよう、左大臣とは話が付いている。」 |
アーピィ | : | 根回し済みだったんだね。 |
ブレイド | : | そこまで剣闘士1人のステータスが大きいのか(笑)。 |
ルキアル | : | 「闘技場において不正とは許されざる行為なのだよ。君達が想像する以上にな。これまで彼奴はその権力によって不正を揉み消し、好き放題にやってきたわけだ。 だが、これからはそうはいかない。不正が暴かれ、ルーカスが No.1 の肩書きを失った以上、貴様への民衆の支持は下がり、ラーハインツ侯爵に傾くのは目に見えている。 そしてそもそも、不正に塗れた貴様は危険な存在であり、各方面からも関わり難い厄介な存在だった。この機に貴様は見捨てられたのだよ。年貢の納め時だ、トリッテン!」 |
GM | : | と、トリッテン卿はその場で崩れ落ち、契約書をクシャクシャに握り締めて泣き始めます。 |
ルキアル | : | 「ついでに言うとだな。この世に “ブレイド” なる人物は存在しないのだよ。 つまり、その契約書で貴様の不正は証明されるが、契約破棄の責任を問われる “ブレイド” は居ない。」 |
アーピィ | : | なるほどぉ!(笑)。 |
ブレイド | : | 変身解いてもいいのかな?(笑)。ではボーデルの肩をトントンと叩いて。 |
ゴワス | : | しょうがないのう。ボワッ!(一同笑う)。 |
アーピィ | : | なんだそれ(笑)。 |
ゴワス改め ボーデル | : | 黒々しい髪が戻った。顔も少し老け顔にしていたから、若返った。 |
アーティ改め アーティ | : | 俺も普通の姿に戻ろう。 |
ブレイド改め サンドロ | : | こっちも性転換をして(一同笑う)。 |
クロウ | : | あたしらそうだね(笑)。 |
サンドロ | : | 「初めまして、トリッテンさん。“オーファン鉄の槍騎士団” のサンドロ・オーエンバッツと申します。」(一同笑う)。 |
GM | : | それを聞いて、トリッテンはガクッと肩を落とします。見上げるだけの元気もないね(笑)。 これにてこの件は一件落着となりました。 |
クロウ | : | めでたしめでたし。 |
GM | : | では、場所をルキアルの部屋に移しました。ルキアルはソファーにドカッと座ると、愉快そうにこう言います。 |
ルキアル | : | 「ありがとう。君達のおかげで私の政敵がいなくなったよ。」 |
ボーデル | : | お? そうだったの? |
ルキアル | : | 「実はラーハインツ侯爵が私をこの国に紹介してくれるという話になっていてね。」 |
サンドロ | : | なるほどなるほど。 |
ルキアル | : | 「そんな中、私の招聘に危機を感じ、強固に反対していたのがトリッテン侯爵だったのだよ。 トリッテン卿が不正を働いている事はすぐに分かったが、決定的な証拠を揃えるのに難儀していたのだ。そこにいいタイミングで君達がやってきてくれたので、仕上げを手伝ってもらったのだよ。 いやいや、君達のおかげで過ごしやすくなりそうだなぁ。」 |
サンドロ | : | 「じゃ、じゃ、じゃ、バカンスって嘘だったんですか!?」(一同笑う)。 |
ルキアル | : | 「それはそれ、これはこれだ。バカンスは本当だよ。」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 「なら良かった~。」 |
アーティ | : | 「そこまでしてVIPルームに入りたいんですか。」(笑)。 |
ルキアル | : | 「それがだね。先ほどようやくVIPの会員証が届けられてね。」 |
アーティ | : | 「それはおめでとうございます!」 としか言いようがない(笑)。 |
ボーデル | : | 「ワシとしては奴を釈放していただければ。」 |
ルキアル | : | 「そうだったな。ゴイス君は見せしめに処分されるところだったが、それは阻止しておいた。 しかし、交換条件の契約は破棄されたため、彼に残された7万ガメルの借金は今も有効だ。彼を自由にしたいなら買い取ってやる必要がある。 君達が手にした優勝賞金の10万ガメルはサンドロ君のものだ。だから君達で決めるといい。」 |
ボーデル | : | うひー。ということでいいかな? |
アーティ | : | 借金も消えるし、いいんじゃない? |
サンドロ | : | 私は自力で返したけどね(笑)。まあ、いいだろう。 |
GM | : | では、ジャックが釈放されたゴイスを連れて来ます。 |
サンドロ | : | 10万ガメルを手に入れたのは私のわけだから、当然、買い取るのは私というわけだ(一同笑う)。 |
アーティ | : | 奴隷1人ゲットだぜ(笑)。 |
サンドロ | : | だから彼には、“オーファン” からの受注は他の何ものよりも優先して取り扱ってもらおう。 |
ボーデル | : | 恩にはきてもらうって事ね。 |
GM | : | で、ボーデルはどうする? 自分が釈放した事を伝える? |
ボーデル | : | あえて言わない方がいいかもしれないね。 |
GM | : | では、ゴイスが知るのはサンドロのみだ。買い取り主のサンドロに礼を言うよ。 |
ゴイス | : | 「是非、“オーファン” からの仕事の依頼をお待ちしています!」 |
サンドロ | : | 「はい。納期は絶対に守るように。デス・マーチしようが寝袋で泊まろうが絶対に守ってくださいね!」(一同笑う)。 |
ゴイス | : | (平伏)「はは~!」 |
GM | : | では、ゴイスはボーデルにも挨拶するよ。 |
ゴイス | : | 「優しい方が、見ず知らずのワシを助けてくださったんじゃ。」 |
ボーデル | : | 「ほぉ、そいつはよかったの~。これで故郷に帰れるな。」 |
ゴイス | : | 「では、ワシは先に “グードン” に戻って鍛冶の仕事を続けるよ。」 |
ボーデル | : | 「今度からは財布をスられんようにな。もう助けてもらえんぞ。」 |
ゴイス | : | 「ああ、気をつけよう。では、荷物を持って故郷に帰るとするか。」 |
ボーデル | : | 「では、一足先に戻っておいてくれ。気をつけてな。」 |
GM | : | と言って、ゴイスは礼を繰り返して去って行った。 |
GM | : | さて、何かやり残した事はあるかい? サンドロには悪いけど、カジノで遊ぶ時間はない(一同笑う)。 |
ボーデル | : | そうじゃな、ランロットに一声かけてやりたいんじゃが。 |
GM | : | では、ランロットが君達に挨拶しに来たとしよう。 |
ランロット | : | 「サンドロさん、優勝おめでとうございます。」 |
ボーデル | : | 「見事な戦いぶりじゃったよ。」 位のことは言っておきたい。 |
ランロット | : | 「ありがとうございます。皆さんのおかげで、僕は立派に──」 |
サンドロ | : | 「あの筋肉だるまをぶちのめしました。」(一同笑う)。 |
GM | : | そんなことは言わないよ。そこまで染まってない(一同笑う)。 |
サンドロ | : | どういう意味だ(笑)。 |
アーティ | : | 染まらなくていいよ(笑)。 |
ランロット | : | 「私の本懐は文官としての立身ですが、この経験を大事な糧にさせていただきます。」 |
アーティ | : | 文武両道でもいいじゃないか。 |
GM | : | 武はあくまで兄に任せるようだ。 |
ボーデル | : | 「うむ。何事も経験じゃよ。」 |
ランロット | : | 「ありがとうございます。おかげで自信が付きました。」 |
GM | : | と深々と頭を下げる。 |
ボーデル | : | 「これからも精進せい。」 |
サンドロ | : | 「もし “オーファン” に来る事があれば、“鉄の槍騎士団” を訪ねるといい。」 |
ランロット | : | 「それは国交的に難しいかもしれませんが。」(一同笑う)。 「その機会があれば嬉しいです。」 |
サンドロ | : | そうか、こいつ国政に携わる人間なのか。 |
ボーデル | : | 親父がこれで一段階権力が上がったでしょ。闘技場も単独経営になるだろうし。 |
GM | : | ルキアルが来ると軍事化が進むだろうしね。まあ、それはまだ知ったことではないが。 |
ランロット | : | 「それでは皆さん、またいつか・・・・・・」 |
GM | : | と、ランロットは退室します。 |
クロウ | : | バイバイ。 |
GM | : | そうして、君達が良い感じに終わろうとしたところですが、向こうから誰かが駆けて来る。 |
クロウ | : | トム? |
サンドロ | : | そういやそんな奴もいたな(笑)。 |
GM | : | ゴイスがやってきた。 |
アーティ | : | またか! |
ボーデル | : | 「もう帰ったんじゃないのか?」 |
ゴイス | : | 「ボーデル聞いてくれ! ワシの荷物が処分されてしまっておったんじゃ!」 |
サンドロ | : | 当たり前だろうが!(笑)。 |
GM | : | ジャックがばつが悪そうに口を開く。 |
ジャック | : | 「通常、剣闘士奴隷の荷物は保存されるんだが、こいつは処分が決定されていたからね。取引があるので身柄は確保されていたが、荷物だけは手違いで処分されたみたいだ。」 |
ボーデル | : | 「荷物は何じゃったんだ。」 |
ゴイス | : | 「“グードン” の我が一族に代々伝わる、魔法王国時代の鍛冶師が使っていたと言われる鍛冶のハンマーじゃ!」 |
ボーデル | : | お! おおおお~(笑)。 |
アーティ | : | それはあれか。過去にミスリルを鍛えていた代物か(笑)。 |
ボーデル | : | そうかもしれない。それは家宝の大事な物か。しかしそれならそう簡単には処分されまい。 |
ゴイス | : | 「すまんボーデル! あのハンマーを! 取り戻してくれ!」 |
GM | : | というところで、続きは次回となります。 |
サンドロ | : | だろうね(笑)。 |