“剣匠” ならぬ “剣聖” 登場
GM | : | さて、試合の方はまだまだ続き、ルキアルは非常に満足したようです。 そして閉場後、ルキアルはなぜか顔パスで関係者入り口から通されていきますね。 しばらくして戻ってくると、ボーデルをチョイチョイッと呼んでくれるよ。 |
ボーデル | : | おー、ありがたい。 |
GM | : | 他の人も来たければどうぞ。 |
アーティ | : | 付いて行こう。 |
ルキアル | : | 「特別に面会の時間を取ってもらった。ただ、あまり長くは話せないぞ。」 |
ボーデル | : | 「かたじけない。」 と言って、入ろう。 |
GM | : | すると、それなりに設備の整った部屋に案内されます。ただし、鍵が部屋の外についている。 |
ボーデル | : | ううむ(苦笑)。ではゴイスに声をかけるよ。 |
ゴイス | : | 「おお! やはり、やはりおぬしボーデルか!」 |
ボーデル | : | 「久しぶりじゃなあ。」 |
サンドロ | : | (アーティにヒソヒソ)「ねぇねぇ、見分けつく?」 |
アーティ | : | (サンドロにヒソヒソ)「ボーデルとゴイス? 髭の位置が違う気がしねぇ?」 |
サンドロ | : | (アーティにヒソヒソ)「とりあえず、あの斧持ってるのがボーデルだろ。モール持ってるのがゴイスだろ?」(笑)。 |
GM | : | 完全に間違えてるじゃないか(一同笑う)。 |
ボーデル | : | アホどもは放っておいて、話を進めよう。 |
ゴイス | : | 「ボーデル、なんでこんなところにいるんじゃ。そうだ、助けてくれ!」 |
アーティ | : | こっちのセリフだよな(笑)。 |
ボーデル | : | 「助けてくれということは、何か窮地に陥っているのじゃな?」 |
ゴイス | : | 「そうなんじゃ。この “ロマール” にはちょいと用の帰りに寄ったのじゃが、宿に泊まる前まではあった財布がいつの間にか無くなっていて、無銭飲食で捕まってここに売られてしもうたんじゃ!」 |
サンドロ | : | その程度なら何度か戦ってりゃ返済できるだろ。 |
アーティ | : | うん。一泊分くらいだったらね。 |
GM | : | ゴイスの借金は7万ガメルだね。 |
クロウ | : | ええー!? |
アーティ | : | なんで?(笑)。 |
サンドロ | : | どんだけ食ったんだ(笑)。 |
GM | : | そりゃ、7万ガメルで売られたからだ。 |
サンドロ | : | なるほど(笑)。 |
ボーデル | : | 宿屋にとっては良い儲けじゃな。数十ガメルの違反者を7万ガメルで売り飛ばせるとは(笑)。 |
GM | : | いや、実際には払ってないよ? でも、奴隷に正直に値段を告げる必要ないでしょ。 |
アーティ | : | あー。なるほど。 |
ボーデル | : | 非道い話じゃ。 |
アーティ | : | 「分かった。俺達も宿に泊まる時は財布に気をつけるよ。」(一同笑う)。 |
GM | : | 泣きそうな顔で君を見るよ。 |
アーティ | : | ジョークだってば(笑)。 |
ボーデル | : | 「ゴイス殿、取られた財布には7万ガメルあったのか?」 |
ゴイス | : | 「・・・無い。ある訳がなかろう。」 |
ボーデル | : | では、財布を追っても意味が無いな。論理的にいくには、闘技場から開放するためには7万ガメルを稼がないとならんな。 |
サンドロ | : | まあ無理だろうから、余ってる武器あげて 「これ売って返済の足しにして。」って(一同爆笑)。 |
ゴイス | : | 「頼む・・・ボーデル殿・・・・・・助けて・・・・・・ 助けて、ボーデルさん・・・・・・!!」(一同笑う)。 |
GM | : | というところで時間が来る。入ってきた扉から看守のような人が来て |
闘技場関係者 | : | 「時間だ。」 |
GM | : | といい、君達は半ば強制的に退室させられる。 |
ゴイス | : | 「ボーデル! ボーデルさん・・・・・・!!」 ぐにゃあ(一同笑う)。 |
アーティ | : | またそれか(笑)。 |
ボーデルPL | : | と言うわけで、ちょっとトイレ(笑)。 |
アーティ | : | ボーデルが逃げた!(爆笑)。 |
サンドロ | : | 「ボーデル助けて!」 「ごめん、ちょっとトイレ。」(一同笑う)。 |
GM | : | ゴイス憐れ。助けは来ない(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | そして彼は待ち続けた。1年、2年と。トイレから帰ってこないボーデルを(一同笑う)。 |
アーティ | : | この環境でそんなに生きていられるのか(笑)。 |
GM | : | では、面会はこれで終了した。 |
ボーデル | : | 困ったぞ。人が生き返るかも知れん金額だ(笑)。 |
アーティ | : | いいや、余裕だろ(笑)。 |
GM | : | 旧版ルールだね(笑)。 |
サンドロ | : | では、トイレから戻ってきたボーデルに 「人の命は1万ガメルと言われているんだ。諦めろ。」(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 「いやいやいや。同郷人だからな、何とかしてやりたいんじゃよ。」 |
GM | : | でも、そうするとアーティはかなり高い命だね。 |
サンドロ | : | だから許されないんだよ(一同爆笑)。 「あの野郎、ぶっ殺してやる!」 |
アーティ | : | みんな、1回は1回だろ(笑)。 |
ボーデル | : | 命の重みは同じだが、命の価値は違う。 |
クロウ | : | そうだね(笑)。 |
アーティ | : | みんな、お手つきは1回までだぞ(笑)。次はやばいぞ(笑)。 |
GM | : | では、闘技場の外ではルキアルが待っているよ。 |
ルキアル | : | 「無事に面会できたかい?」 |
ボーデル | : | 「同郷の者がコレコレこういう訳でしてなぁ。」 と。 「何とかしてやりたいんじゃが、良い案はないかのう?」 と、軍師殿にこんな事まで相談する、厚かましいワシ(笑)。 |
アーティ | : | 軍師殿、良い策を!(笑)。 (←このセリフ言いたかっただけ) |
GM | : | するとルキアルはちょっとワザとらしく演技がかった感じで |
ルキアル | : | 「ほーほーほー、そうか、それは大変だねぇボーデル君。」 |
ボーデル | : | 『ああ、軍師殿が何か企んでる』 と、ちょっとヤバイものを感じ取るよ(一同笑う)。 |
アーティ | : | この後、悪魔の囁きが(笑)。 |
ルキアル | : | 「そうかそうか、7万ガメルかぁ。」 |
クロウ | : | ぐはあ~。 |
ルキアル | : | 「申し訳ないが、その金額を負担してやる事は私にも無理があってなぁ。」 |
ボーデル | : | それは期待していない。 |
ルキアル | : | 「ただ、1つだけ案があるぞ。7万ガメルで彼の身柄を引き取る方法がな。」 |
ボーデル | : | ・・・・・・ああ、悪魔との取引だ(一同笑う)。聞くだけ聞こう。 |
ルキアル | : | 「実は、この “ツイスター” で一週間後に “最大トーナメント” という祭典が催されるのだ。」 |
ボーデル | : | ああ、お約束がきたぁ~(笑)。 |
アーティ | : | 待ってたぜ(笑)。 |
サンドロ | : | ねえねえ、でもそれで7万ガメル手に入れてたら、僕達凄く格好良いマジックアイテム沢山買えるよ(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 待て待て、賞金総額を聞いてからにしよう(笑)。 |
アーティ | : | 俺達、借金もあるんだぜ(笑)。 |
GM | : | 賞金総額は10万ガメルにございます。 |
アーティ | : | ええと、まずは借金を返済してから(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | しかし、それを利用しないとワシ個人では払い切れんからなぁ。 |
ルキアル | : | 「このトーナメントに出場し、優勝しさえすれば、彼の身柄を買い取る事は可能であろうな。」 |
ボーデル | : | まあなあ・・・・・・。 |
ルキアル | : | 「または、もう一つの手としては・・・・・・」 |
クロウ | : | あるの? |
ルキアル | : | 「夜毎、私と共にカジノに繰り出すか?」(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | わははは(笑)。 |
アーティ | : | そうしましょう(笑)。 |
ルキアル | : | 「この街のカジノは色々なゲームがあって楽しいぞ。」 |
ボーデル | : | 器用度は高いが知力が足らん。 |
GM | : | 待て! 器用度ってまさかイカサマするつもりか!(一同大爆笑)。 |
ボーデル | : | さっきの予備知識によると盗賊ギルドが強大なようだから、イカサマなんかすると酷い目に遭いそうだ(苦笑)。 |
アーティ | : | やっぱり、財布が無くなったのもギルドが絡んでいるのかね? |
GM | : | どうですかね~。そればっかりはね。 |
サンドロ | : | よし分かった。「お前達。賞金は10万だ。いいな?」 |
クロウ | : | え?(笑)。 |
サンドロ | : | 「出場するのは私とボーデルだ。 クロウ、お前は毒を仕入れて来い。」(一同爆笑)。 |
クロウ | : | えええ!?(笑)。 |
ボーデル | : | 大会ルールに毒の使用は認められているのか?(笑)。 |
GM | : | 認められるわけが無いだろ(笑)。 |
サンドロ | : | 違う。アーティ、お前は臨時のバイトとして厨房に潜り込め。 |
アーティ | : | よーし分かった! カレーだな!(一同笑う)。 |
ボーデル | : | それはいいんだが、出場選手枠は? |
GM | : | 実はですね、参加申し込みは3日前に締め切られてしまっています。 |
アーティ | : | あれ? |
サンドロ | : | あっはぁ残念! 今どんな気持ち?(一同大爆笑)。 |
ボーデル | : | いやいやいやいや(笑)。ルキアル殿が案を示した以上、何か良い手立てがあるはずだ。 |
ルキアル | : | 「そうだなぁ。まあ、私が尽力すれば、何とか捻じ込む事も可能だろうな。」 |
ボーデル | : | やばい、この人に借りを作るのは怖い(一同笑う)。 |
クロウ | : | でも前回はこっちが。 |
ルキアル | : | 「いやしかし、君達も大変な状況のようだし、ここは私が一肌脱ごう。」 |
アーティ | : | 「ですよね~。そういやキマイラが言う事聞かなかったし。」(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | はははは!(爆笑)。 |
GM | : | でもそういう話をしていると、後ろに控えるジャックがサンドロをじっと見つめるよ。 |
サンドロ | : | あの時の借りか。 |
アーティ | : | なんか貸し借りがあっちこっちに(笑)。 |
ボーデル | : | 世の中、持ちつ持たれつだよ。 |
クロウ | : | そうだね。 |
ルキアル | : | 「さて、どうする? 出場したいのであれば何とかしてやるが。」 |
アーティ | : | その試合は1対1なの? |
GM | : | それは・・・・・・ルキアルなら知らない訳が無いな。1対1です。 |
アーティ | : | 魔法の使用は? |
GM | : | う・・・・・・盗賊ギルドでボッてやろうと思ってたのに~(一同笑う)。ルキアルなら知ってるものな(苦笑)。 |
クロウ | : | だろうね(笑)。 |
GM | : | 魔法の使用も自前は可です。マジックアイテムも。ただし、つまらない魔法は使用不可。<スリープ・クラウド> とか <パラライズ> とか <スリープ> <フィア> など。観客が白けるような行為は禁止。 |
サンドロ | : | そうだろうね。≪狙撃≫ は? |
GM | : | できるんならやってみてごらんよ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 1対1で普通できないよね(笑)。 |
サンドロ | : | いやいや、観客席から(一同爆笑)。 |
GM | : | それはね、≪狙撃≫ した観客が退場願われますね。この世から(笑)。 あと、観客を巻き込むような行為の禁止。範囲魔法については観客を巻き込まないことが前提で使用可能だけど、例え観客に被害が出なかったとしても、明らかに観客を意識せずに使ったりすると、ちょっとした処罰の対象となります。 つまり、離れた相手に冷静に魔法をかけるならいいけど、接近されたとかで慌ててかけるとかは駄目。 |
サンドロ | : | なるほどね。 |
GM | : | それと、当然、剣闘士奴隷にはギブアップは許されない、つまりヘタレた行為はコレ(親指を下げるジェスチャー)に繋がるんだけど、一般参加の場合はギブアップも可です。ただし、観客を白けさせる戦いはご遠慮願いますよ。 |
サンドロ | : | よし、では私とボーデルが出る。 |
GM | : | 待って。参加者が多いので振るいにかけるための予選会があるそうです。 |
サンドロ | : | 構わん。 |
GM | : | それはいいけど、PC同士で鉢合わせちゃっても知らないからね。 |
ボーデル | : | そういうことだね。 |
サンドロ | : | やった。ドワーフ2人を合法的にこの世から消す事が出来る。 これは胸熱だ、笑いが止まらないぜ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | ではこの2人か。アーティは? |
アーティ | : | 試合開始と同時に <フライト> で上空に逃げて <ライトニング> 連発で良いなら出るけど(笑)。 |
ボーデル | : | それ、完全に観客が白ける戦いじゃん!(一同笑う)。 |
アーティ | : | そうだ(笑)。 |
サンドロ | : | 「分かりました。この中でもそれぞれ思惑が異なるかもしれませんが、4人全員出場しましょう。」(一同笑う)。 |
クロウ | : | えー(笑)。 |
アーティ | : | 待て、俺は賭けの方に参加する気なんだが(笑)。 |
ボーデル | : | ちなみに、参加者の身内が賭けるのって許されるの? |
GM | : | 問題ないよ。例えば相手に賭けるのは八百長を疑われて危ないと思うけど、自分側に賭けるのはまったくおかしくないよ。 |
クロウ | : | アリでしょ。 |
GM | : | それにね、剣闘士奴隷ってのは基本的に自分の勝利に賭けて戦うらしい。だって、そもそも負けたら大概死ぬし。 |
ボーデル | : | なるほどね。 |
GM | : | 当然、戦いに出れば報奨金が貰えるわけですよ。それを前借して自分に賭ける。負けても借金が膨らむ訳じゃないし、勝てば自由が近づく。 |
ボーデル | : | じゃあやるかな(笑)。「一途の望みを賭けて。」 |
サンドロ | : | よし。「軍師殿。私に賭け続ければ、きっと良い夢が見られるでしょう。」 |
ルキアル | : | (満足げに頷いて)「うんうん。期待しているよ、サンドロ君。」 |
アーティ | : | クロウはどうするの? |
クロウ | : | あたしは出ません。だってひ弱すぎるよ。 |
サンドロ | : | アーティはどうする? |
アーティ | : | もちろん、ってフザケンナ(一同笑う)。 |
ルキアル | : | 「アーティ君も参加、と。」 |
アーティ | : | してどうする(一同笑う)。 |
ジャック | : | 「あんたら盛り上がっているところ悪いけど、ラヴェルナさんにお伺いたてなくていいのかい?」 |
サンドロ | : | やっべぇ、俺、騎士だったの忘れてたよ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 忘れるなよ(笑)。今すぐ返事が必要かと思ったからのう。 |
ルキアル | : | 「それと、本名でのエントリーは避けた方が良いのではないかな?」 |
ボーデル | : | そうだな。 |
アーティ | : | そういや、サンドロの騎士の紋章はもう裏返らないんだっけ? |
サンドロ | : | ちょっと待て。(胸から紋章を取り外す)カチャッ。 |
アーティ | : | あれ? |
サンドロ | : | アタッチメント仕様だ。 |
GM | : | ボーデルの仕業だな!?(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | まあそれはどうでも良い。「ラヴェルナ様にお伺いする時間は貰えるのですかな?」 |
ルキアル | : | 「今日中なら待てるよ。君達の頼みだ、手は尽くすよ。」 |
ボーデル | : | ああ怖い(笑)。ではラヴェルナ様に逢いに行くか。 |
GM | : | では王宮。ラヴェルナと再会した。 |
ボーデル | : | では状況を報告しよう。コレコレカクカクシカジカ。 |
アーティ | : | よし、<トランスレイト> だ(一同笑う)。 |
ラヴェルナ | : | 「そうですが。ボーデルの心境を考慮すると痛々しく、止むをえない事態でしょうね。 しかし、私達は “オーファン” の使者ですので、それが闘技場で見世物になるのはよろしくありません。」 |
サンドロ | : | 「はい。」 |
ラヴェルナ | : | 「なので、偽名の他、何かしらの手段で変装し、身元が分からぬようにして出場してください。」 |
ボーデル | : | 変装(笑)。 |
サンドロ | : | じゃあ僕、スワットマスクする。 |
GM | : | なんだそれ? |
サンドロ | : | 目と口がくり貫かれた覆面だ(一同笑う)。 |
GM | : | 銀行強盗か(笑)。出場させてもらえないよ危ねぇな(笑)。 |
サンドロ | : | 「ラヴェルナ様、私はその者と直接の関わりはありませんが、我が友ボーデルの頼みとあれば、決して10万ガメルの為ではなく、ボーデルの為に出場致します。」(一同笑う)。 |
クロウ | : | え(笑)。 |
ラヴェルナ | : | 「素晴らしいですサンドロ。やはり貴方は我が誇り、騎士の鏡です。」 |
GM | : | と、ちょっとキラキラした目で頷くよ。 |
サンドロ | : | 「はっ。」 |
アーティ | : | 1000万円(1ガメル=100円)が、欲しいかー(笑)。 |
サンドロ | : | (振り返って)そうかそうか。とりあえず私が勝ったとして、あいつを俺が買い取ってやったら、 あいつ俺の奴隷だな(一同爆笑)。 |
アーティ | : | うわー、サンドロらしい(笑)。 |
サンドロ | : | 何て楽しいんだ。笑いが止まらんぜ(笑)。 |
GM | : | では君達は変装と偽名で身分を偽って。 |
アーティ | : | 大丈夫、偽名なら前回考えたじゃないか。 |
GM | : | サンポロ?(笑)。 |
アーティ | : | そう。ポーテルだっけ? 俺がアーピィ。クロウが魔王様(笑)。 |
サンドロ | : | さて外見はどうしようかね。≪変装≫ して戦って大丈夫なもんなのか(笑)。 |
アーティ | : | じゃあ、あの尖った帽子を被って(笑)。 |
GM | : | クー・クラックス・クラン(KKK団)か(笑)。 ≪変装≫ で誤魔化すのなら、達成値で『15』以上でないと、完全に誤魔化す事はできない。それと、試合が終わった時に判定して、失敗すると激しい運動とダメージで ≪変装≫ が解けてしまった事になる。 |
サンドロ | : | なるほど。 |
ボーデル | : | 兜を被るとペナルティが来るとか? |
GM | : | 実はある。顔を完全に隠せるような鉄仮面だと、全ての判定に『-1』のペナルティが来る。 |
サンドロ | : | 仕方ない、それしかないならそうするまでだ。兜の手配はどうすればいんだ? |
GM | : | それはもう、貴方の心の友・ルキアルに頼めばいくらでも用意してくれる。 |
ルキアル | : | 「兜の他にも、用意できる物があるぞ。」 |
ボーデル | : | なに? |
GM | : | 【マスク・オブ・チェンジ】 という <シェイプ・チェンジ> と同じ効果のあるマジックアイテムと、 【トランセクシャル・ブレスレット】 という着用者を性転換させるマジックアイテムがあります。 この中から選んでいい。 |
サンドロ | : | ではサンドロは性転換の方向で。 |
アーティ | : | ステータスは変わらないよね? |
GM | : | 変わらないが、いいんですか? こちらとしても都合が良いけど。 |
クロウ | : | なぜ? |
GM | : | 女剣闘士は珍しいから、話題性になっていい。 |
サンドロ | : | 「お祭りの見世物ですし、ショーが盛り上がる方が良いでしょう。」 |
アーティ | : | そんな事言って、使いたくてしょうがないんだろ?(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 「おいくらで?」 |
ルキアル | : | 「何を言っているんだ。我々の仲じゃないか。」 |
クロウ | : | ううう(笑)。 |
アーティ | : | 半分バカンスだから、楽しんでるんじゃないか?(笑)。 |
ボーデル | : | ワシはどうするかな。【マスク・オブ・チェンジ】は <シェイプ・チェンジ> だから、能力値も変わるんだよね? |
GM | : | ああ。何なら、顔だけ変更でもいいけど。 ただ、まぁ、ボーデルだけの話なら、種族が違うから人間からだと顔の識別はそんなに容易には・・・・・・いや、苦しいな。 |
アーティ | : | でもホラ、ボーデルとゴイスってあんま見分けつかなかったし、ダイジョブじゃね? |
サンドロ | : | 俺らだって街中でドワーフ見かけると、「お、ボーデルこんな所にいたのか。」って声かけちゃうもんな(笑)。 |
ボーデル | : | 既成事実を作ろうとしている(一同笑う)。 |
アーティ | : | 回復魔法ってオッケーなの? |
GM | : | 駄目です・・・・・・あ、言ってしまった(一同笑う)。 |
クロウ | : | 口が滑った(笑)。 |
GM | : | 回復魔法は白ける魔法に入ります。だってよ、ボーデルとか26回も回復できるんだぞ。試合が終わらなくなる。なので使用禁止です。 |
ボーデル | : | むぅ。仕方あるまい。 |
GM | : | しまったなー。予選会を突破してから判明する情報だったのに。やるな、策士め。 |
サンドロ | : | ガラーナは参加しないのか? |
ボーデル | : | ワシも思った(笑)。 |
GM | : | しないよ。 |
アーティ | : | しろよ。似合うって(笑)。 |
サンドロ | : | 「軍師殿、軍師殿。こいつも一緒に参加させましょうよ。 絶対楽しいですって!」(一同笑う)。 |
アーティ | : | 責任持って俺が使うから(笑)。 |
ルキアル | : | 「では分かった。ガラーナもエントリーだ。」(一同笑う)。 |
ガラーナ | : | 「マジですか!? ルキアルさん、止めてくだせぇ!」 |
サンドロ | : | (満面の笑みで)「よろしく! ガラーナ君!」(笑)。 |
ルキアル | : | 「頑張って来いガラーナ。」 |
ガラーナ | : | 「い、嫌だぁ! サンドロの旦那やボーデルの旦那に敵う訳がないじゃないかぁ!」 |
ボーデル | : | 少し可哀想だがな(笑)。 |
アーティ | : | (ガラーナの能力値を見て)こいつ、【カトラス+1】 とか持ってる(笑)。 |
サンドロ | : | こいつ、馬鹿だけど強いぞ(笑)。 |
ボーデル | : | ガラーナには普通に負ける可能性があるから困る。ワシ、回復魔法縛りだし。 |
ガラーナ | : | 「仕方ねぇなぁ。じゃあ俺は “アーティ” って名前で出るぜ!」 |
アーティ | : | やめろ馬鹿(笑)。誰かガラーナの偽名をつけてやれよ。 |
サンドロ | : | お前は本名のままでいいだろ(一同笑う)。 |
ガラーナ | : | 「旦那ぁ! そりゃねーよ!」 |
GM | : | というか、お前らも偽名を考えてくれ。 |
ボーデル | : | そうじゃな。 ワシは “ゴワス” で行くでゴワス(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 私は・・・そうだな、格好よい名前が良いな。二つ名っぽいのが。 |
アーティ | : | ちょっと中二病入ってる感じの(笑)。 |
サンドロ | : | そうそう。何がいいかなぁ。 |
アーティ | : | ガラーナの偽名はどうする? |
サンドロ | : | あ? ガリオンでいいや(一同笑う)。 |
GM | : | 少しは考えろよ(笑)。 |
クロウ | : | サンドロは女装するんだよね。 |
サンドロ | : | ・・・・・・よし、“剣聖” が良いな。これが格好よいぞ。 “剣聖 ブレイド” だ(一同爆笑)。 |
アーティ | : | おお、中二っぽい(笑)。 |
サンドロ | : | これは格好よいぞ(爆笑)。 |
ボーデル | : | “剣聖” か。一体どんな剣技が見られるやら。こればっかりはサイコロの神のみぞ知る(爆笑)。 |
GM | : | (爆笑しつつ)だめだツボった・・・・・・なにがって、 それをリプレイで公開した時の読んだ人の反応だよ(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | (爆笑)。 |
GM | : | では、君達は3名エントリーという事で。 |
クロウ | : | はーい。 |
ルキアル | : | 「出場について、何か条件が付くかもしれないけど、その時は呑んでね。」 |
ボーデル | : | 「うむ。」 |
ルキアル | : | (ニヤリ)「では、結果は明日、報せよう。」 |
GM | : | と言って、ルキアルは “ツイスター” の中に消えていった。 |
しかし、ここで予定外の方向に話が・・・。