観客の心を掴む岩妖精
サンドロ | : | ランロットを鍛えよう。模擬戦形式でな。 |
ボーデル | : | 「おお、中々筋がいいぞ。」 と言いながらバスバス斬られてるんでしょ(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 「そうだ、そこが人間の急所だ。もう一度やってみろ。はいワン・ツー、ワン・ツー♪」 |
ランロット | : | 「ワン・ツー、ワン・ツー♪」 |
アーティ | : | ボクシング?(笑)。 |
ボーデル | : | 「おそらくガーウィンは全力攻撃が多いはずだ。そこにつけ込む隙がある。」 |
ランロット | : | 「・・・は、はい・・・・・・」 |
GM | : | ランロットは疲労が著しく、肩で息をしながら聞いているね。 |
サンドロ | : | 「いいか、こいつ(ボーデル)をガーウィンだと思え。こいつの突撃を捌く事ができれば、あいつに勝てる。」 |
ランロット | : | 「わかりました・・・!」 |
GM | : | タックルしてくるの? |
ボーデル | : | 「うおおおおお!」(笑)。 |
ボーデル | : | タックルゥ!! |
GM | : | では、ランロットは避けきれずに吹っ飛ばされた。 |
ボーデル | : | ぼーん! |
サンドロ | : | 「ランロット君! ボーデル、はやく <キュアー・ウーンズ> を!」 |
ボーデル | : | 「<キュアー・ウーンズ>!」 |
ランロット | : | 「はぁ・・・はぁ・・・」 |
GM | : | どうも疲れきっているよ。 |
クロウ | : | もう休ませようよ。 |
サンドロ | : | 「わかった。休んでいる間、そこで私の実演を見ておくがいい。」 |
ランロット | : | 「わかりました。」 |
サンドロ | : | 「さぁこい、ボーデル。」 |
ボーデル | : | ドドドドドド! |
サンドロ | : | 今回に限ってボーデルはね、ただのタックルではなくモールを構えている(一同笑う)。 |
モヒカンボーデル | : | いや違うよ。 肩にトゲトゲのショルダー・パッドを装備している(一同爆笑)。 |
ルキアル | : | 「サンドロ君、忘れ物だよ。」 と、(闘牛士用の)赤い旗を渡されるよ(笑)。 |
サンドロ | : | 「・・・・・・よしガラーナ、お手本を見せてやれ!」(一同笑う)。 |
ルキアル | : | 「ガラーナ、避けろよ! 絶対避けろよ!」(笑)。 |
ボーデル | : | 非道い話だ。恐ろしい訓練風景だろうな。 |
GM | : | そうだな。『冒険者LV+知力B』で振ってみてくれ。 |
サンドロ | : | 『16』。 |
アーティ | : | 『15』。 |
クロウ | : | 『16』。 |
ボーデル | : | 『17』。 |
GM | : | ランロットの疲労が異様に激しいね。このままだと倒れそうだ。 |
クロウ | : | なんで? |
アーティ | : | 装備のせいか? 重いからか? |
クロウ | : | 「今日はもう止めた方がいいってことだよ。」 |
GM | : | では血の気の引いた青白い顔で |
ランロット | : | 「・・・・・・はい。」 |
ボーデル | : | これはもしや、筋力を上げるべきだという示唆なんじゃないのか? |
サンドロ | : | そうしないと試合当日に疲労でペナルティくらいそうだな。 |
ボーデル | : | これだと演出的に、試合が長引いた時にスタミナ切れで負けそうだ。 |
サンドロ | : | 可能性があるね。 |
アーティ | : | ちょっとトレーニング内容を見直さない? |
サンドロ | : | 筋力を上げる方向にするか? |
ボーデル | : | 筋力を『2』上げて装備が合うようにして、ファイターを『2レベル』に上げて、残った1500点でセージを『3レベル』に上げれば、冒険者レベルも『3』に上がるよ。 |
GM | : | なんと、お勉強までしてもらえるのか(笑)。 |
クロウ | : | ふふふ(笑)。 |
サンドロ | : | まぁ、悪くないな。それで行こう。シフトチェンジ!!(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 「君はちょっとスタミナが足りないようだ。ちょっと基礎体力から鍛え直す!」 |
ランロット | : | 「わかりました!」 |
サンドロ | : | 「きっと3日後にはボーデルを乗せたまま腕立て伏せが出来るようになるからな!」 |
ランロット | : | 「そこまでは結構です!」(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 何気にしっかりした子だった(笑)。 |
サンドロ | : | 「それはそうですよね! 失礼しました。」(笑)。 |
ボーデル | : | ちょっと興味があるから聞いてみるんだけど。 「ランロット君は将来、なりたいものとかあるのかな?」 |
クロウ | : | そんなことより、目の前のことを対処する方が重要なんだ。 |
ボーデル | : | いやいや・・・・・・。 |
ランロット | : | 「僕はあまり剣を振るう事は向いていないと思うので、文学を究めて兄の助けになりたいです。」 |
ボーデル | : | 「ほぉ。」 |
アーティ | : | ファイター2、セージ3、筋力13でいいんじゃないか? |
サンドロ | : | 中間妥協案として、ファイター3、セージ3、筋力12ってのはどうだろう? |
GM | : | では、さらに3日が経過し、今は予選会の3日前です。新たな団体戦が組まれます。 今回の相手はトロールという風に聞いてます。 |
アーティ | : | また違うんじゃないの?(笑)。 |
ボーデル | : | トロールじゃなくて・・・・・・。 |
サンドロ | : | ギガンテス? |
アーティ | : | ボストロールじゃない? |
GM | : | ゲームが違うぞ(笑)。 |
サンドロ | : | では今回は盾を構えておこう。 |
ボーデル | : | ワシは装備は変わらん。 |
アーティ | : | 俺はもう前には出ないぞ(笑)。 |
GM | : | ではまた君達は競技場へと通されます。 っと、君たち5人なんだったな。 |
アーティ | : | ガラーナはまた来てる? |
サンドロ | : | あいつの意思とか関係ないから。来させるから(笑)。 |
ボーデル | : | もう奴には自由が無いからな。 |
GM | : | 今回、出場枠は4人なので、誰か辞退してください。 |
アーティ | : | (ガラーナ出すのが)面倒になったんだな(笑)。 |
GM | : | いや、むしろ最大トーナメントに出場するガラーナは出た方が良いくらいだ。 |
クロウ | : | じゃあ・・・アーティ? |
ボーデル | : | いや、魔法のサポートは欲しいから、アーティが抜けるくらいなら悪いけどクロウに抜けてもらった方が。 |
クロウ | : | じゃあ、あたしは観客席で応援してるよ。<カウンター・マジック> の【コモンルーン】 は渡しておこうか? |
ボーデル | : | トロール相手にそれはいらんじゃろう。 |
アーティ | : | いや、何が出るかわからないから。このGMだぜ(笑)。トロールって名前の魔術師とか(笑)。 |
サンドロ | : | ではそれでいく。クロウを抜いてガラーナを入れた4人で。 |
GM | : | 君達の人気か、今回の客の入りは前回より多いです。 |
ボーデル改め ゴワス | : | うひょー。 |
GM | : | かなり人気が出てきたみたいだね。 じゃあ、出場する4人はこれから選んでくれ(と、『玄武』『白虎』『青龍』『朱雀』と書かれた紙を渡す) |
クロウ | : | なにこれ(笑)。イーストエンド? |
サンドロ改め ブレイド | : | 『玄武』って、何か最初のやられ役って感じがするな(笑)。 |
アーティ改め アーピィ | : | 『SA・GA』の話?(笑)。 |
GM | : | 実は今適当に言っただけだから、好きに選んでくれよ(笑)。 |
ブレイド | : | じゃあ私はこれだ。 |
サンドロ・・・朱雀 アーティ・・・青龍 ボーデル・・・玄武 ガラーナ・・・白虎 | ||
GM | : | では・・・・・・(先ほどの闘技場の門に、それぞれ四神の名前を入れていく) |
ゴワス | : | 4人別々から入っていくって事? |
GM | : | そう。 |
アーピィ | : | その4人で殺し合うとか(笑)。 |
教官 | : | 『今から君達に殺し合いをしてもらいます』 ってか(笑)。古いな(笑)。 |
GM | : | では、君たちはそれぞれの門の前に案内されます。 |
シッカイ | : | 「では、続きまして── 皆様お待ちかね! “東から来た冒険者達” の登場です!」 |
GM | : | すると、一斉に会場がワッと沸くね。 |
クロウ | : | なんでやねん。 |
GM | : | その声援には 「ゴワス!」「ガリオン!」 などと個人名が含まれているのですが、一番声援が高いのはゴワスです(一同笑う)。 |
ブレイド | : | だろうな(笑)。 |
GM | : | 圧倒的です。 |
ゴワス | : | 倒したモンスターの数だろうな。 |
ブレイド | : | それと獣性に惹かれたんだろ(笑)。 |
GM | : | 続いて多いのが、ガリオンとアーピィが同率。 |
ブレイド | : | 畜生、俺、一匹倒したはずだぞ!(一同笑う)。 |
GM | : | それ言ったら、クロウも一匹倒してるぞ。 |
ブレイド | : | そうだった(笑)。 |
アーピィ | : | 実は俺、一匹も倒してない!(笑)。 |
GM | : | サンドロはね、最後に帰っちゃったでしょ? |
アーピィ | : | あれがバッシングだね。 |
ブレイド | : | なるほど。 |
GM | : | 例えば、ボーデルも一緒に引き返していれば印象は多少違ったんだろうけど、サンドロが引き返した後に戦いを終えたボーデルが駆けつけちゃったもんだから、一人だけ放棄したみたいな印象になってる。 まあ、ブレイドもレイブンも少しは声援が聞こえるよ。でも圧倒的にゴワスだね。 |
シッカイ | : | 「では “東から来た冒険者達” の入場です!」 |
GM | : | と、今度は鉄格子ではなく両開きの扉なんだけど、それがガーッと開きます。 |
シッカイ | : | 「またしても “東から来た冒険者達” より素晴らしい試合を見せていただきました! ありがとう! “東から来た冒険者達”!!」 |
GM | : | で、君達は拍手大喝采に見送られて、この場を後にします。 |
ゴワス | : | うむ。 |
サンドロ | : | ちょっとスポンサーにさぁ。 「あの、殺す気なんですか?」(一同笑う)。 |
GM | : | ラーハインツ卿は申し訳なさそうに頭を下げるよ。 |
ラーハインツ卿 | : | 「申し訳ない。私も危険だとは思ったのだが、トリッテン殿が強く強く希望されてだな。」 |
GM | : | つまり押し負けました(一同笑う)。 |
アーティ | : | 言ってもいいかい? 「6レベルモンスターとソーサラーをタイマンさせるな。」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 「せめて形式だけでも教えていただければ、こちらも魔術師は出さなかったのですが。」 |
ラーハインツ卿 | : | 「いや、今朝になって突然決まってだな。」 |
サンドロ | : | 今朝になっていきなり柵が出来上がるのかよ!(一同笑う)。 |
GM | : | いやだから、当日になったらそういう風に段取りされてたんだ。 |
サンドロ | : | ああ、なるほどな。 |
ラーハインツ卿 | : | 「それに、トリッテン殿はだな、参加者にもあえて秘密にする事で、当人達の自然なリアクションを求めているようなのだ。」 |
サンドロ | : | うるっせー! リアクションが欲しいならウエシマ・リューヘーとデガワ・テツローでも連れてこいや! |
アーティ | : | ちょっとトロールに殴られてみるといいよ(笑)。 |
GM | : | でもラーハインツ卿は、申し訳なさそうにアーティに詫びつつ、 |
ラーハインツ卿 | : | 「しかしアーティ殿、貴方のリアクション、評判良かったですよ。」(笑)。 |
クロウ | : | 可哀想すぎる(笑)。 |
アーティ | : | いきなり横合いから殴りつけられたからな(笑)。 |
ラーハインツ卿 | : | 「でもまあ、終わりよければ全てよし、と言うじゃありませんか。」 |
アーティ | : | 「それ便利な台詞ですね!」(笑)。 |
ラーハインツ卿 | : | 「皆さん、どうもスミマセンでした。報奨金は500ガメルなのですが、私の方から危険手当ということで300ガメルずつ、お支払い致します。」 |
ボーデル | : | こりゃあ凄いな。 |
サンドロ | : | しかしクロウの分が無いから、1人600だ。 |
GM | : | おお、優しい。 |
クロウ | : | すみません。 |
GM | : | でもガラーナの800ガメルは取り上げられちゃうから、ガラーナはもの悲しそうにサンドロを見る。 |
ガラーナ | : | 「旦那・・・あっしも0でゲス。」 |
サンドロ | : | 「そうかアローあげる。」 |
ガラーナ | : | 「やったあアローだ! うおー!!」(放り投げる仕草) |
アーティ | : | スコーン(笑)。 |
ガラーナ | : | 「確かにあっしは役に立ちませんでしたよ。」 といじける(笑)。 |
GM | : | で、ルキアルは今晩もカジノに向かうわけだ。 |
サンドロ | : | 一応付き合おう。一緒にいればVIPルームに入れるかもしれない(笑)。 |
GM | : | それはまだまだだって。通い続けて金を落として、支配人と仲良くなってきたから、そのうちなれるんじゃないかと期待しているそうだ。 |
アーティ | : | サンドロに1000ガメル返すわ。 |
サンドロ | : | あ? 何か貸してたんだ? |
アーティ | : | ・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや、借りてない(笑)。 |
サンドロ | : | ああ思い出した。返せ(笑)。これで借金6000ガメルに対して、所持金7200ガメル! |
GM | : | 返せるようになったな。 |
ボーデル | : | そういえば、ゴイスの管理はどちらなの? |
GM | : | トリッテンです。 |
サンドロ | : | だろうな。 |
アーティ | : | もしかして、そのドワーフと戦わせられたりしない? |
サンドロ | : | 戦わされるというか、戦いに行くんだ。 |
GM | : | 行くんだ(笑)。ドワーフを始末できるチャンスは逃さないな(一同笑う)。 |
こうして、PC達は十分なアピールを行う事に成功し、予選会当日を── | ||
アーティ | : | あ、俺、石拾っておくわ(笑)。 |
GM | : | ストサバAのは砕けたけど、ストサバBの石は回収できるよ。“EREMIRE” の文字もそのままだ。 |
アーティ | : | ノーダメージだもんな。あと、普通の石も3つ拾っておくよ。 |
GM | : | こいつ、石に味を占めたな(笑)。 |
アーティ | : | あ、樫の枝も拾っとくわ(笑)。 |
──予選会当日を迎えたのであった。 |
~ ランロットの能力値 (最終値) ~