煮えたぎる各々の野望
ボーデル改め ゴワス | : | じゃあ帰るときは「おお、すまん。」と顔パスで通してもらえるかな。 |
GM | : | 問題ないです。 |
ゴワス | : | やれやれ、変な意味で有名になってしまったわい。 |
GM | : | 「ゴワスさん、お客様がお見えになっていますよ。」 |
ゴワス | : | お~まいがー。 (嫌々)では部屋に戻ろう。「どなたさまかな?」 |
GM | : | では、身なりの良い、40前後くらいの女性が待っています。人間ですが。 |
ゴワス | : | (少し警戒して)「どなたさまですかな?」 言っておくが今、ワシはモールを持っているからな(笑)。 |
サンドロ | : | ちょっと血が付いてるね(笑)。 |
GM | : | それどころか、部屋も血痕が残ってるよ(一同笑う)。 |
ゴワス | : | 「おっと失礼、ちょいととり込み中でしてな。こんな夜更けに何の用ですかな?」 |
GM | : | 女性はドルーナと名乗ります。 |
ドルーナ | : | 「実は、トリッテン侯爵よりご通達がございます。とても重要なお話でございます。」 |
ゴワス | : | 「ほう、トリッテン殿から。さて、どんなはなしでしょうかな?」 と、テーブルに座りながら。 |
サンドロ | : | テーブルに座るな(一同笑う)。 |
ゴワス | : | そうじゃな、イスに座って。話を聞くとしよう。 |
ドルーナ | : | 「あなた方はラーハインツ卿と契約していると存じますが、参考までに、ラーハインツ卿からはおいくら頂いているのでしょう?」 |
クロウ | : | 貰ってたっけ? |
ゴワス | : | あ~。形式上はそうなっているのが普通なんだろうな。どう答えるべきか。 |
サンドロ | : | 10万でいいんじゃないか。だって優勝するわけだし(笑)。 |
アーティ | : | あー。それが報酬?(笑)。 |
ゴワス | : | ここで変な額を提示されても困るんだよな。金とか即金で貰わない方がいいと言われているし。 |
サンドロ | : | 超堅物に答えてみれば? 「修行中の身ゆえ、戦いのために。」 一切交渉は受け付けません的なオーラを出して(一同笑う)。 |
ゴワス | : | そんな相手が困るような感じにはしない方がいい(笑)。交渉の余地があるように見せないと、相手の態度が硬化するから。そうなると数限りない妨害工作がやってきそうだ。それはできれば避けたい。 |
アーティ | : | すでに暗殺者が送り込まれてる(笑)。 |
ゴワス | : | 「実はなぁ、ワシはそういった契約はしておらんのじゃよ。」 |
ドルーナ | : | 「といいますと?」 |
ゴワス | : | 「おたくらの傘下のゴイスを見受けするためにどうしても7万ガメルが必要なのじゃ。奴はワシの同郷でなぁ。できれば助けてやりたいんじゃよ。それで、そのガメルを稼ぐ手段として形式上契約をしたのじゃ。」 |
ドルーナ | : | 「そういうことですか。」 |
GM | : | と、ちょっと考えてから、 |
ドルーナ | : | 「でしたらいかがでしょう。明日の試合を棄権していただく事はできますか?」 |
ゴワス | : | 「さて、ただ棄権したのでは、ワシは目的が達成できん。」 |
ドルーナ | : | 「それはもちろん。ゴイスというドワーフは私達の傘下ですので、ルーカスの優勝の邪魔をしないで頂くというのであれば、彼を解放して差し上げましょう。」 |
サンドロ | : | お前の場合、普通にやっても十分優勝できそうだからな(笑)。 |
ゴワス | : | 相手もビビッてるだろうからね。竜牙兵は粉砕するわ、フレッシュ・ゴーレムは倒すわ、蟻も3匹倒してるし、子飼いの暗殺者も撃退するし(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 本当だよ(笑)。 |
ゴワス | : | ブレイドだって、優勝候補の一角をあっさり破ってるし。 |
サンドロ | : | それでもゴワスの方が話題性は相当高いよね(笑)。 |
ゴワス | : | 最初は地味になってたブレイドだけど、気がついたらダークホースになってる(笑)。 |
サンドロ | : | それで声援を浴びたんだけど、後からその何十倍もの声援を浴びた奴がいたからね。 「あれ? ボクへの声援、もう無くなっちゃった。」(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 今回の大会、波乱万丈ですな(笑)。 |
ゴワス | : | 「そうですか。ワシとしてはそれで異論ありません。ただ、ちゃんと契約書として文面を頂かないと信用もできない部分がありますので、そういった物を用意していただけますかな?」 |
アーティ | : | 即刻解放じゃ駄目なの? |
ゴワス | : | 「即刻解放していただけるんなら、話は別じゃが。」 |
ドルーナ | : | 「いえ。貴方には女性のお仲間がいらっしゃいますよね。こちらが求めるのはあくまでルーカスの優勝なのです。」 |
サンドロ | : | でもボク、ビックスに負ける可能性はあるんだよ(笑)。 |
GM | : | まあ、そうだね。 |
アーティ | : | サンドロは、ムラッ気があるからな。 サンドロ対ビックスはどっちに賭けるかマジ悩むわ(一同笑う)。 |
ゴワス | : | 「ワシはそれで異論はないですがな。奴は奴で別の目的があるやも知れんし。」 |
アーティ | : | たしか、ルーカスの(笑)。 |
クロウ | : | 横っ面ボコボコにしたいんだよね(一同笑う)。 |
ドルーナ | : | 「では、今からブレイド氏の部屋へ場所を移しましょうか。」 |
ゴワス | : | 「そうですな。」 |
GM | : | では、ブレイドの部屋の扉をノックする音が。 |
サンドロ改め ブレイド | : | 「はーい、どちら様でしょう?」 |
ゴワス | : | 「ブレイドよ、入るぞ。」 |
GM | : | では、ゴワスの他に、見慣れない女性がいることに気づく。 |
ドルーナ | : | 「失礼します。トリッテン侯爵の遣い、ドルーナと申します。 先ほど、こちらのゴワス氏にはお話したのですが、明日以降の試合で、我が陣営のルーカスに勝ちを譲っていただきたいのです。それ相応の報酬は用意いたします。」 |
ブレイド | : | 「なるほどなるほど。どんな報酬なんですか?」 |
ドルーナ | : | 「どうやら貴方がたの目的は、我々が契約しているゴイス氏の身請けだということですので、その身の開放、および5万ガメルを用意します。」 |
ブレイド | : | ほぉ。メリットが大きいな。 |
アーティ | : | ・・・・・・これは、割といい提示だと思うんだけどね。 |
ゴワス | : | うむ。あとはこれが信用できる取引かどうかというところだが。 できれば引き受けてもらいたい、という意味で目配せするよ。 |
ブレイド | : | 「なるほど。これは結構な金額ですね。奴隷解放だって大変なんじゃないですか?」 |
ドルーナ | : | 「それは当然、我々の懐は痛みますが、どうやら貴方がたの実力はこの小さな闘技場には収まらないご様子。このまま流れに任せると、我々のブランドに傷が付きます。その傷の大きさに比べれば、お安いかと。」 |
ブレイド | : | 「ルーカスさんが私達を倒すんじゃ駄目なんですか?」 |
一同 | : | (苦笑)。 |
ドルーナ | : | 「・・・・・・できない、とは申しませんが、できなかった時のリスクを重要に考えております。それだけ、貴方がたの腕を買っているということですよ。」 |
ブレイド | : | 「なるほど。」 |
ゴワス | : | サンドロ。下手に怒らせて交渉決裂したらルキアル様が大激怒するし、嫌がらせが続いたら大変だぞ(笑)。 |
ブレイド | : | 流石に四六時中狙われたら面倒だしね(笑)。 |
ゴワス | : | すでに一匹、暗殺者が来てるんだよ(笑)。 |
アーティ | : | でも厄介な暗殺者の手駒は失ってるんだよね。 |
ブレイド | : | 厄介どころか、トップクラスにヤバイ奴だよ(笑)。 |
四天王 | : | 「しかし、スペクターは四天王の中でも最弱・・・。」(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 四天王の面汚しか!(笑)。 |
四天王 | : | 「次はこのシャドウ・ストーカー様が!」(一同笑う)。 |
ゴワス | : | そんな、人間如きに操られる奴らかよ(笑)。 |
GM | : | いや、知能が人間並みにあるから、利益が一致すれば協力体制は築けるよ。 |
ゴワス | : | まあ、反応が『中立』ならありかも知れん。 |
ブレイド | : | 「分かりました! アイドル稼業も大変なんですね!」 |
ドルーナ | : | 「ご理解いただけて幸いです。」 ニッコリ。 |
アーティ | : | 即時開放はできないのかな? 聞いてみて。 |
ドルーナ | : | 「それは約束できませんね。あくまで貴方がたには大会を盛り上げていただかないと。」 |
ブレイド | : | 「例えば、ゴワスは負ければいいとして、私がビックスに負けた場合にはどうなのでしょう?」 |
ドルーナ | : | 「もし貴方がビックス氏に負けるようでしたら、それはそれで問題ありません。」 |
ブレイド | : | ならビックスを徹底的にワンサイドゲームで追い詰めて、「ごめんなさい、勝てそうにないんで棄権します!」 って言ったら面白そうだね(笑)。 |
アーティ | : | それをゴワスが言ったら特にね。周りからしてみたら何があったか一目瞭然(笑)。 |
ブレイド | : | 観客ドン引きするね(笑)。 |
ゴワス | : | でも決勝戦が不戦勝だと、締まらない終わり方だけどね。 |
GM | : | 一応言っておくと、怪我ならともかく、勝てないからなんて理由での棄権は認められないよ。観客白けて、超法規的措置の対象になる。 |
ブレイド | : | うむ。 |
GM | : | ブレイドに関しては、まだそれほど超人描写はないので、普通に斬りあった後で怪我をしたら降参してくれればいい。 |
ドルーナ | : | 「貴方は女性ですので、早々の降参でも大目に見てもらえるでしょう。」 |
ブレイド | : | 「わかりました。では適当ななまくら刀でも用意して置いてください。これなら嫌でも弱くなりますから。」 |
ゴワス | : | それで勝っちゃったらどうするんだ(笑)。「あー6ゾロ振っちゃったー!!」 |
ブレイド | : | それ最悪だな(笑)。 |
ドルーナ | : | 「それでは、そういうことで。」 |
GM | : | では契約書を用意してもらった。 |
アーティ | : | あぶり出し(笑)。 |
ゴワス | : | では契約書にサインしよう。「では成立ですな。」 |
ドルーナ | : | 「お互いにとって良い事です。」 |
GM | : | 契約書の内容ですが、こちらとそちらの内容は異なっていて、そちらの契約書には相手のことなどは書いておらず、誰との契約かは分からない。でも、こちらの契約書にはそっちの契約書の存在が示唆されていて、そちらの契約書を合わせると、内容が合致するようになっている。 |
ゴワス | : | そっちだけ処分されたらどうしよう。 |
ドルーナ | : | 「心配なようですね。でも、お互い裏切る必要のある要因はないでしょう?」 |
ゴワス | : | とりあえずこの契約書はルキアル殿に預けよう。 |
アーティ | : | 『処分してはならない』 って <ギアス> でもかけさせてもらうか? |
ドルーナ | : | 「安心なさい。そのゴイスという男を手放す事など、我々にとっては痛くも痒くもない事なのです。」 |
アーティ | : | だろうね。どうせ不良債権で処分される身なんだろうし。 |
ゴワス | : | まあ、そうだな。腹いせに処分する必要がなくなったわけだ。 最後にこういう取引の材料に使えれば御の字だろう。 |
アーティ | : | うん。 |
ゴワス | : | 5万ガメルについては怪しいところもあるが。 |
ドルーナ | : | 「なんでしたら、5万ガメルはこの場でお支払いしましょう。それでいかがですか?」 |
ゴワス | : | 「いや、それは結構です。」 ルキアル殿の忠告は聞いておいた方がいいだろう。 |
ブレイド | : | 「後払いでいいですよ。」 |
GM | : | ただ、切り札であるゴイスの開放だけは認めないけどね。 |
クロウ | : | うん。 |
ブレイド | : | 「それに、今、渡されても保管する場所もないですし。」 |
ドルーナ | : | 「それならば、是非トリッテン銀行に。」(一同笑う)。 |
ブレイド | : | 「結構です。」(笑)。 |
ドルーナ | : | 「ではもう一度確認です。ゴワス氏には明日の試合は棄権していただきます。モンスターとの戦闘による容体悪化という話でしたら問題ないかと思います。その旨を、そちらの陣営の運営者にお伝えください。」 |
ゴワス | : | 「分かっております。ワシは明日、試合会場には行きません。」 |
ドルーナ | : | 「それでは。」 |
GM | : | と、ドルーナは帰っていきます。 |
ブレイド | : | 傷、治しちゃったね。じゃあもう一度つけようか(一同笑う)。 |
ゴワス | : | 非道い~。時間はもう夜更け? |
GM | : | はい。 |
アーティ | : | 寝ようぜ。 |
ゴワス | : | そうだな。精神点が回復しないと落ち着かないんだ(笑)。 |
ブレイド | : | その通り(笑)。 |
アーティ | : | 俺もだ(笑)。 |
ブレイド | : | このパーティ、結構みんな使うからね(笑)。 |
クロウ | : | 特になし(笑)。 |
GM | : | では翌朝になった。精神点回復してください。 |
ボーデル | : | これで落ち着いたな。さて、ルキアル殿のところへ行くか。 |
ルキアル | : | 「いやー、よくやってくれた。では、その契約を破ってくれ。」(しれっと) |
クロウ | : | えっ!? |
アーティ | : | なぜ? |
サンドロ | : | (嬉々として)「破ってくれ? 破っていいんですね!!」 |
アーティ | : | 嬉しそうだ(笑)。 |
ルキアル | : | 「破ってもらって、相手にこの契約書を持ち出して貰わないと意味がないのだよ。」 |
サンドロ | : | なるほどぉ!(笑)。 |
アーティ | : | ああ! 不正があったことを! |
興醒め気味だったサンドロPLのテンションがここにきて一気にエリクサー。 | ||
サンドロ | : | 「私には深い意味は分かりませんが、軍師殿がそうおっしゃるのでしたらお任せしましょう。 此度もまた、私に賭けていただければ良い夢が見れますよ。」(笑)。 |
ルキアル | : | 「うむ。どのタイミングで行動を起こすかはそちらで決めてもらって構わない。ボーデル君がぶちのめすも良し、決勝の場でサンドロ君がぶちのめすも良し。」 |
アーティ | : | 決勝でこの2人が戦うのがいい(笑)。 |
クロウ | : | お互い潰し合うような真似はやめなよ。 |
ルキアル | : | 「ただ・・・・・・」 とルキアルは忠告する。 「あまり早くに行動した場合、君の友人の身が危ういかもしれん。そこは考慮に入れたほうがいい。」 |
ボーデル | : | むむ、それは確かに。ここはサンドロに任せるか。 |
サンドロ | : | 私とボーデルの位置が逆だったらな。 むさ苦しいドワーフが美形イケメンをぶちのめすっていう痛快なショーがあったのに(笑)。 |
ボーデル | : | ではサンドロ、お主に全てを任せた! 決勝で粉砕してくれ(笑)。 |
GM | : | ちなみに、ボーデル本人として不満はあるかい? |
ボーデル | : | 別にないよ。元々は見世物になる気など無かったが、7万ガメルを稼ぐ手段が他に無かったから仕方なく参加したまでだし。 ただ、頑固ボーデルとしては始めた事を途中で投げたくは無いけどね。まあ、最優先の目的はゴイスを助ける事だからな。 |
サンドロ | : | 私は途中から、ルーカスを吹っ飛ばす事が目的となっているな(一同笑う)。 ボーデル、指輪(【シャープネス・リング】)貸してくれ。 |
ボーデル | : | うむ、お前に託す。 |
サンドロ | : | よし、これで 【ラージシールド+1】 対策になる!(笑)。 |
クロウ | : | じゃあ連絡しに行ってくるよ。 |
ボーデル | : | ワシはボコボコの予定じゃからな。頼んだ。 |
サンドロ | : | それにルキアルもいるからな。お願いして── |
アーティ | : | ボコボコにしてもらえはいいんじゃない(笑)。 |
サンドロ | : | なるほど、ルキアル達に頼んでボコボコにしてもらうと(一同爆笑)。 |
GM | : | ではそのように話が通りました。 |
ボーデル | : | ラーハインツさんにも話をした方がいいのか? でも、結構真面目な人だったからな。 |
サンドロ | : | そこはルキアルの判断に任せよう。 |
ボーデル | : | そうだな。ではワシは変装をといて客席に行く(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 本当だ(笑)。じゃあ何かあったら飛び出して 「あのモールはまさか!?」「で、伝説が再来した!!」(一同笑う)。 |
GM | : | 消えた英雄だね(笑)。 「そのドワーフ、厄災を振り払い、そして姿を消した──。」 |
アーティ | : | かっけー(笑)。 |
GM | : | では翌日。ボーデルは棄権ということで。 |
ボーデル | : | 変装を解いて客席にいよう。 |
サンドロ改め ブレイド | : | 紛れ込んでる(笑)。 |
GM | : | 3人しか出てこないので、観客はザワつきますね。やがて、ゴワスが棄権したというアナウンスの後、観客から落胆の声が上がります。 ですが、こればかりはしょうがないということで、観客達は英雄に壮大な拍手を送ります(一同笑う)。 |
ブレイド | : | もはや英霊と化してるよ。記念碑とか建っちゃうんじゃないか(一同笑う)。 |
ボーデル | : | そりゃ言い過ぎだろ。 |
GM | : | どうかなー。話題性があって客引きに使えそうだから、もしかするかもしれない(一同笑う)。 |
ブレイド | : | しばらくは話題に上がるだろうね(笑)。 |
クロウ | : | 見てた人にとって鮮烈だったと思うよ(笑)。 |
GM | : | というわけで、準決勝第1試合に予定していた、ルーカス vs ゴワス の試合は無くなりました。 ルーカスの不戦勝となり、会場の男性客からは白けた拍手が送られますが、女性客は 「キャー!!」 と大盛り上がりです。 |
男性客 | : | 「くっそー! ゴワスの旦那、なんでだよ! アンタがあの綺麗な顔を撫で回すのを見たかったのに!」(一同笑う)。」 |
GM | : | お前、そのフレーズ好きだな(笑)。 |
シッカイ | : | 「続いて、第2試合 ブレイド vs ビックス を行います!」 |
ボーデル | : | オッズは? |
GM | : | 『8:2』 でブレイドです。 |
ボーデル | : | 儲からなくなってきた(苦笑)。 |
ブレイド | : | 結構圧倒的な下馬評になってきたな(苦笑)。 |
GM | : | だってビックスは確実にジョージィのより格下だったからね。 |
ブレイド | : | こっちは優勝候補を倒しちゃったからな(笑)。 |
クロウ | : | あたしは賭けん。 |
ボーデル | : | ワシも賭ける気が起きんわ(笑)。 |
アーティ | : | よーし、ブレイドに2000だ。 |
ブレイド | : | 私も2000賭ける。 |
ボーデル | : | では戦闘開始じゃあ! |
シッカイ | : | 「決着! 勝者ブレイド選手!」 |
クロウ | : | 良かった良かった。 |
GM | : | ワンサイドになると思っていたが、普通に盛り上がる試合でした。 |
ブレイド | : | ビックス意外と健闘した(笑)。 |
シッカイ | : | 「明日の決勝戦は “華麗なる” ルーカス対 “東から来た冒険者達” の “剣聖” ブレイドに決定です!」 |
GM | : | サンドロが観客席に目をやると、ドルーナがニコリと笑っているよ。 |
ブレイド | : | さて終わったぞ。ボーデル、傷回復して~。 |
ボーデル | : | よーし、回復してやろう。 |
ブレイド | : | 次の試合、私は負けられない。 負けられないからこそ大金を賭けてやるんだ(笑)。 |
GM | : | ボーデルは部屋に戻るのか? |
ゴワス | : | そうじゃな。荷物を回収しに一旦戻るか。 |
GM | : | ではボーデルが部屋に帰ると、高級な酒やら豪華なフルーツの盛り合わせやらが用意されている。 |
ゴワス | : | 何故そんな物があるんじゃ(笑)。 |
サンドロ | : | お見舞いってか(笑)。 |
アーティ | : | ファンの人からの? |
サンドロ | : | いや、主催者だろう。 |
ゴワス | : | ではありがたくいただいておこうか。 |
GM | : | まあ、飲んだら 「ウッ!」 つって死ぬ可能性もあるけど(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 「しまった! く、口封じ・・・ <キュアー・ポイズン>!」 (一同笑う)。 |
ゴワス | : | では荷物をまとめて、さっさと飲み食いして逃げるかな。ドワーフだから酒があるとやっぱり飲んじゃうんですよ。 |
GM | : | 美味しいお酒だったよ。普通に。 |
ゴワス改め ボーデル | : | うーむ、気は引けるが戴ける物は戴いておこう。では変装を解いて実際の宿に戻ろう。やれやれ、肩の凝る仕事じゃったわい。 |
GM | : | では、このまま時間を進めていいかな? |
ボーデル | : | カッツェをサンドロの部屋に配置しておいた方がよかろう。 |
アーティ | : | ああ、そうだな。 |
クロウ | : | カツエさん、監視。 |
サンドロ | : | よし、これで精神点全快。 |
ボーデル | : | 「落ち着けばお前が勝てる!」 とか上から目線で言うんでしょ(一同笑う)。 |