男の子VS女の子、強い子AND弱い子のこと<副題:新・遺伝について>
 この記事に関してBBSにお寄せいただいたコメント〜月村様より

管理人さんに、月村&ドルさんの貴重なコメントを<ワンコの気持ち>のこの項に、リンク(別ページ)してくださいとお願いしました。
面白いお話、ありがとうございました。      〜お留守番さんより〜


「歴史の影に女あり」

お留守番様、今回も興味深いお話をありがとうございました。
「具体的なものにこだわる女の子」
…爆笑でした!!

私はオスよりもメスのほうが扱いやすい気がしますが、たしかに、「生活力」なのですよね。
前にいたオスのマルチーズは、本当に今で言う分離不安をやらかしたのですが、今のドル嬢、とてもお留守番が上手です。
「あ…お出かけかぁ…。ハァ☆(←ここで少し落胆)…てことは、オヤツがもらえるはずね♪オヤツの所で待ってようと♪」
頭の切り替えが早い早い(笑)。
人間の群れの中にいる犬が、人間にとって都合のよい行動をとれば、それは「賢いワンちゃん」と思われるのですよね(笑)。

性別を意識しているのであろうと思われる、
ドル嬢がよく行くランでのエピソードを二件。
長くなりますが、報告します。
(ダックスがとても多く、その中では、メスはドル嬢しかいない、とお考えください)


「僕のボール!」

★ドル嬢の一ヶ月年下の男の子で、K(ブラタン・ロング)君という子がいます。
うちのご近所で、おとなしいタイプの子で、ドル嬢とはとても仲良しです。

あるとき、そのK君から、ドル嬢がボールを取り上げました。
(飼い主さんが、「ほら!ドルちゃんと遊びなさい♪」と投げた。)
K自身は、あまりボール遊びが好きではありませんが、ドル嬢は目がありません。
Kちゃんは、なーんも興味を示さず、ドル嬢はそれをずぅっと一人占めにしていました。

そこへ、G君というオス(七歳くらい。レッド・ロング。体重12キロ・笑)が登場。
G君はまた、ドル嬢が大好きです。
のしのしのし…一生懸命にドル嬢を追いかけ、
「ドルちゃん、ボールで遊んでるのん?俺にも貸して〜。いっしょに遊ぼうや。俺、走るのは苦手やねん」と、ドル嬢からボールを取り上げました。
ドル嬢は「あぁ〜どうしよう…。取られちゃった、ま、いいか」とばかりに、素直に取られたのですが、
その瞬間、K君が、猛烈にG君に吼え出したのです。
本当に文句をいってるみたいに。

G君は、常連で、K君ともふつうにつきあっています。
そのときだけ、吼えたんですよね。
その様子が、「それは僕のボールで、ドルちゃんに貸したんだ!Gのおっちゃんには貸してない!返せ!」
としか聞こえなくて、「遊ばないくせに、自分のオモチャって、ちゃんとわかってるみたい…」と、お互いの飼い主さんと苦笑。
そのボールをG君から取り上げるまで吼えましたので、やはりそうか、と。
…だけど、K君が、それで遊ぶわけではないんですよねぇ(笑)。

※しかし、ここでまた別の事件発生。
流れを理解している人間たちですが、犬にはわかりません。
G君のママは「返しなさい!それ、Kちゃんのでしょ!!」と取り返すようにしたのですが、その瞬間、G君は、ママを噛みました。
(私から見ると、少し問題のある取り上げ方だったのですが)
普段はそこまでボールに固執することはないそうで、飼い主さん曰くG君は、ドル嬢の匂いのするものがとにかく欲しかったのでは、と…。



「お前はジャマなんだ!」

★R君というこちらも年配のオスがいます。(スムース・レッド)
R君は、これまたドル嬢が大好きですが、彼は、鉄砲玉及びオス同士でけんかするので、ずっとオンリードです。
とにかく、オスには厳しいけど、ドル嬢にはやさしい。
ドル嬢にはしつこくて、ドル嬢は「もう!やめてよ!」とばかりにガウッ★と一喝して、するりっと逃げるのですが乱暴はされません。
ドル嬢は、R君自身は、遊び友達として好きみたいです。
飼い主さんが「オス(に対して)とは、ぜんぜんちがうなぁー。そこまで、ドルちゃんが好きか〜?」というおっしゃるくらいです。

そこへ、C君という、がっちりしたオス(二歳くらい。ブラタン・ロング)登場。
C君も、ドル嬢が大好きなのですが、ドル嬢はC君をあまり好きではありません。
(ドル嬢は、強引な子が苦手です。)
苦手なタイプは、自分から離れて様子を見るドル嬢ですが、C君は、とにかくドル嬢を追っかけまわします。
C君から離れようと、走り出しましたが、逃げる子を追っかけたいのも男の子です。
その様子をR君はずっと見ていました。

ドル嬢がR君の鼻先をかすめて走り、ドル嬢を「あぁっ!ドルちゃぁん!」と見送るR君。
そして、追っかけるC君が相性の悪いR君の前をかすめました。
その瞬間、ガブゥッ!!ギャイーンッ!ギャンギャンギャン!!
R君がC君に本気で(耳の付け根辺りに)噛みつき、振り回しました…。
(タイミング悪く、飼い主さんの死角でした。)
そして飼い主さんが、離そうとして手を入れたら、興奮した二匹に巻き込まれて流血…。



これも遺伝のうち??

この二件って、その流れを見ていなかった人から見ると、単にオス犬の事故なんですが、
そのきっかけというか、発端はドル嬢なんですよねぇ…。
直接悪くなくても、恐縮するしかなくて…。
これがヒート時期でもなかったし、本当にそういう時期であれば、もっとコワイことになるんだろうな、と。
あとやっぱり、犬同士の相性はありますね。

特に二つ目の事件は、ドル嬢ってば「計算でやった」のではない、と思いたいです(笑)。
広い場所で、なんでR君の前にわざわざ行くのかなぁ?

R君は自分に対して何もしないのがわかっている→C君は噛まれてもよい。
だとしたら…う〜ん☆

ちなみにドル嬢、これらの大騒ぎの事件の最中は、チラ見しただけで、しれっと自分の好きなことをしていました…。
誰かが誰かを噛んだことなんて、まったく興味ないようです…。

――さぁ、サン・パパとパール・ママに似ているかな!?(笑)
(ダッシュが得意なのはママ似!?ダックス同士では追いつけるものはいません。)

――長々と失礼しました<(_ _)>





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