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5月14日〜

5月12日〜5月13日

夜行バス

5月12日 晴れ

書き忘れていたのだが、昨夜、下関(Xiaguan)から南華(Nanhua)の間でのことだ。ここには、山間(やまあい)の村があった。この村の人々は、夜の9時10時にもかかわらず、藁(わら)か麦わらのようなものを、道路一杯に広げていた。車に踏ませる目的なのだろう。ヘッドライトに照らされる彼らを見たとき、いったい、何がうごめいているのかと思った。熱心に働いている。

昆明

昆明市内に着いたのは、午前7時前だった。バスは、職業中学と思われる学校の校庭のような所に入って停まった。他にも、バスが何台か停車している。どこなのか、はっきりとはわからなかったが、見当をつけて1台のバスに乗り込んで、昆明飯店まで戻った。日本人の団体客が来ているようだった。ロビーの硬い大理石に座っているだけで、眠くなってきた。夜行バスの疲れが出てきたようだ。

ホテル前の東風路に出ると、みやげ物売りのサニ族のおばさんや娘たちが寄ってきた。何人か集まるといけないのか、突然現れたおばさんが、サニ族を捕まえ出した。結局、誰も捕まらずに逃げてしまった。

昼は、カレーを頼んだがまずかった。パンはまずまず、パサパサだったが。(どこの店か記述なし。多分、オリンピックか?)

早めに中国民航の待合室に行き、桂林便用のバスに乗り、空港へ。この空港は、西安より小さい。日本の大きな団体さんが、桂林行きに乗り込んで飛び発って行った。残念ながら、私たちが行けなかったところである。CITSの職員が、日本や他の国の団体客を送り出していた。旅行社の社員は、人間が好きじゃないと務まらないと思う。

ボーイング727は、前回利用したプロペラ機とは違い、静かに昆明空港を飛び発った。機内サービスも、前回よりすごかった。初めにお茶が出たところは変わりないが、ランチBox のようなもの、ジュースと続き、キーホルダー、お湯に溶かす粉末の箱入りまで、みやげとして付いてきた。下の眺めは、まるで地図を見ているように地形がわかる。反対か。

広州

思ったより早く広州(Guangzhou)空港に着陸した。暑い。私のバッグの札がとれてなくなっていた。

空港から専用バスで、広州火車站の近くにあるCAAC(中国民航)のオフィス前まで。バスを降りて驚いた。SEIKO, CASIO, 三洋のネオン看板が目に飛び込んできた。車も多く、高架式の道路も随所にある。ビルは林立。日本のどこかの都市と何ら変わらない。

駅前の流花(Liuhua)賓館に落ち着く。

流花賓館から広州站を見る 流花賓館の部屋から広州站を見る


5月13日 晴れ のち 雨

6階の私たちの部屋の窓から、広州火車站が正面に見える。窓と站の間の道は、夜12時を過ぎても車が行き交い、人も歩いている。駅の構内には、ファースト・フードのレストランがある。ケーキも、中国のケーキではない本物のケーキ(生クリームつきの)が食べられる。この表現はおかしいが、そう書きたい気分なのだ。アイスクリームも、アメリカって感じのが売られている。ホテルも立派なものが多くて、みすぼらしい私達が中に入っていくのは、気がひける。「没有」なんて言葉は、聞くことができないくらいサービスが行き届いている。香港人や華僑がたくさん来ているからなのか、ファッションもダサくない。車も多い。タクシーの車種は、クラウン・コロナ・ブルーバードと日本車が多い。実に街全体が、あか抜けている。前文の「あか」は「垢」と「赤」の掛詞(かけことば)(「うまい!」誰もほめてくれないので、自分でほめておく。)

今後、中国の他の都市も、どんどん広州のようになっていくと思うと、少しさみしい。そこに暮らす人々のことは考えない勝手な言い草だが・・・。

明日、みやげ物を買ってまわりたいと思う。今日は、その下調べ。広州の貿易会が開かれる会場の隣に、大きな貿易センターがある。かなりの数のみやげ物が置かれていた。その後、東方(Dongfang)賓館と中国(Zhongguo)酒家へ。2つとも立派。次に、バスに乗り、友諠商店へ。(上海の所でも触れたが、友諠商店は外国人向けのデパートのようなもの。)ここには、日本からの団体客もバスで来ていた。

友諠商店の隣には、白雲(Baiyun)賓館、道路をはさんだ向かいには、花園(Huayuan)酒店と、驚くほど立派なホテルが並んでいる。花園酒店のカフェテリアで、トマトジュースを楽しんだ。300円近くした。日本並みの料金。しかし、外の暑さとは別世界の涼しさだ。

話は前後するが、今日は、香港への火車の切符を買いに行った。56元(約2250円)。朝食はサンドイッチとミルク。昼食は焼きそば。そういえば、焼きそばは、中国で初めて。


D01 地球の歩き方 中国 2012〜2013

5月14日〜
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