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よくいただく質問とその回答3

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(6) 英語の質問に英語で答える方法は?

英語の質問に英語で答える方法は?

テストで、英語の質問に英語で答える問題が出ます。日本語ならばなんとなく分かるのですが、英語でどう応答したらいいか分かりません。特に語数を指定されると、どの単語を選べば良いのか分かりません。例をあげて説明してください。

比較的簡単なのは、yes, no で答えられる問題です。疑問詞を使っていない疑問文は、基本的に yes, no で答えます。

(1)Are you a junior high school student?(3語で答えよ)
(×)Yes, you are.
まあ、こんな間違えをする方は少ないと思いますが、Yes, No の後の部分に注意が必要です。
(○)Yes, I am. / No, I'm not.

(2)Did Ken want the tickets?(3語で答えなさい)
(×)No, Ken didn't.
Ken は、he に代えないといけませんよね。 男性一人なら he、女性一人ならば she、動物や物が一匹や一つならば it。動物の場合は時と場合によりますが……。
(○)Yes, he did. / No, he didn't.

(3)Have the girls ever been to Australia?(3語で)
(×)Yes, shes have.
the girls は、they に代えます。男性でも女性でも動物でも物でも、それらが混ざっていても、「私」「あなた」の入っていない複数(2以上)は、すべて they で受けます。shes や hes などの単語を創作することは論外ですが、its も複数を表すものではありません。
(○)Yes, they have.
   No, they have never been there. は6語。there=to Australia
一度登場した場所を含む副詞句は、there に代えるのが普通。in the ...; at a ...; to ... などは、いずれも there 1語に置き換えて答えてみて語数を合わせてください。
この他、助動詞を使った疑問文では、その助動詞を使って答えることが多いのですが、例外もあり、ここで説明するのはやめておきます。もしわからないことがあれば、具体的に英文を書いてメールをください。

さて、あなたが困っているのは〔疑問詞〕を使った英文の場合ではないでしょうか。
(4)Where did you go yesterday?
「あなたは昨日どこへ行きましたか?」
には、どう答えますか。
例外は後で説明しますが、基本的には以下のように考えます。
この疑問文は疑問詞を使った疑問文ですから、通常の平叙文とは語順がかなり違います。答える側は平叙文で答えますから、質問文を無理やり平叙文の語順に置き換えます。ただし、そのような英文は正しいものではありません。あくまで、答えを導き出すための過程で仮に登場させるだけです。 (×)You went where yesterday.
疑問文を平叙文にすると、助動詞 did が必要なくなります。しかし、過去を表す記号がなくなるので動詞そのものを過去形にしなければいけません。上のようになるはずです。
答える人は、主語をふさわしいものに置き換え(今回はI)、疑問詞の部分を他の語に置き換えればいいのです。
(○)I went to Tokyo yesterday.
「私は昨日東京に行きました」
日本語でもわかるように、「昨日」という言葉はくどいですね。省略するのが普通です。おそらく〔語数指定〕があるので、わかります。また、「私が行った」事も相手は知っているので、I went を省略して、
(○)To Tokyo.「東京に」「東京です」
と答える場合もあるようです。

(5)How many students are there in the classroom?
「その教室には何人の生徒がいますか?」
これも無理やり平叙文の語順にしてみます。
(×)There are how many students in the classroom.
how many students が切り離されず、くっついて移動していることに注目してください。「どれくらいたくさんの生徒?」→「何人の生徒?」とつながっています。what time や how old なども1まとまりになっています。
答える人は、how many のところに数を入れてやり、
(○)There are forty-one students there.
「そこには41人の生徒がいます」
最後の there や in the classroom も必要ないですね。 (○)There are forty-one students.
(○)There are forty-one.
(○)Forty-one students.
(○)Forty-one.
となるわけです。問題を解くうちに、どういう答え方が多いのかはわかってくると思います。もちろん語数指定があれば、それに従ってください。

(6)What are you doing?
「あなたは何をしているところですか?」
これも同様に、 (×)You are doing what?
これはどんな動詞を使うのかも不明なので、do what と言うもので置き換え聞いています。
(○)I'm watching TV.「テレビを見ています」
と答えます。

(7)What are you looking for?「何を探しているのですか?」
は、動詞が look (for) とわかっているので、 (×)You are looking for what. より
(○)I'm looking for my watch. 「私の時計を探しています」
となります。
(○)My watch. とだけ答える場合もあります。
(×)My watch is. という解答を見かけますが、これが間違っている理由がわかりますね。

(8)Who brought this here?
「誰がこれをここに持って来たのですか?」
これは、疑問詞自体が文の〔主語〕になっている例です。こういう場合は平叙文の順序と同じになります。do, does, did を借りてくることもありません。したがって、そのまま (△)Bob brought it here.
と who のところに答えとなる人物を代入します。
しかし、brought it here の部分はすでに出てきた情報ですので、 (×)Bob. としたいところです。ところが、 (○)Bob did.「ボブです」
というのが一番理想的な返事になります。過去だから did。現在ならば does か do となります。
このような did, does, do は〔代動詞〕と呼ばれることがあります。今回は did が brought it here の部分の代わりをしています。

(9)Who is running there?「誰があそこを走っているの?」
ならば、 (○)Kate is.「ケートです」
が理想となります。
もちろん Kate is running there. でも間違いではありませんが、running there の部分は分かり切っていることです。is も分かっていることなのですが、〔be動詞〕を使った文では〔be動詞〕を省略しないのが慣例となっているようです。
日本語で「誰があそこを走っているのですか?」「ケートがあそこを走っています」とやり取りすると、じれったいですね。その感覚が英語にもあって running there を言わないのだと思います。
テストで Kate is. と答えて欲しい時は、多分「2語で」というような語数指定がなされることが多いはずです。

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