添削の一部を掲載します。 例1.中2 ●●さん >> 3.私たちは彼のことを Bob と呼んでいます。 > We call him a Bob. おしい! 正解は We call him Bob. です。 確かに moai「モアイ」などのように、同じ種類のものを表す普通の名詞には a をつけて We call it a moai. とすることがあります。 「モアイと呼ばれるものはたくさんあって、そのうちの1つなのですが……」 という気持ちが入っています。 Bob などの人名や Tokyo などの地名は、固有名詞(こゆうめいし)と呼ばれ ています。話題に上っている Bob は、同じ名前の別の人ではなく、その人 そのものを指しています。 世界で一人しかいない、その人そのものなのです。 このような固有名詞は、他の名詞と区別して〔大文字〕で始めます。 そして、特別の場合を除き、冠詞の a や an はつけません。 冠詞の部分は、私たち日本人には分かりにくい部分がありますが、今のところ 私の説明のように理解しておいてください。 説明の必要が出てきたときに、またお話しします。 例2.中2 ■■さん >> 3.私たちは彼のことを Bob と呼んでいます。 > We call he Bob. 残念! 正解は We call him Bob. です。 問題文には「彼のことを」とありますが、「彼を」と考えてもらっても構いませ ん。 そうすると him を使う理由がわかると思います。 him は普通「彼を」「彼に」と教えますから。 he は「彼は」「彼が」ですね。 ただし、日本語の〔助詞〕で見分ける方法は100%正解できるとは限りません。 その時のために、説明しておきます。 call はこの文の場合〔他動詞〕と呼ばれる動詞です。 他動詞は him (Bob) などの語があって初めて仕事をする動詞です。 him のことを〔目的語〕と呼んでいます。 目的語になるのは、〔目的格〕の役目です。 he his him (his) の3番目が〔目的格〕です。 1番目の he は〔主格〕といいます。 目的語の多くは「〜を」「〜に」と訳すと日本語になります。 そのため him も「彼を」「彼に」と教えられるのです。 自動詞の中にも、補語という語を後ろに従えないと仕事ができないものがあり ますが、ここでは説明しません。 一度、私のウェブページの文型のところで学習をしてみてください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/5senpat.html 質問があれば、メールで送ってください。いつでもかまいません。 返事はいつものように25時間以内にします。 例3.中2 ◆◆さん >> 3.彼と私は、昨日その公園にいました。 > 3. He and I was in the park yesterday. ひっかかってしまいましたね。正解は、 He and I were in the park yesterday. です。 I was in the park yesterday. He was in the park yesterday. のように、主語が I だけ、He だけならば、be動詞は was です。 これは、お配りしたPDFテキストの15ページの表を見てもらえば 分かりますね。 ところが、この英文の主語は He and I の2人なのです。 「彼と私」なので、「私たち」と考えることができます。 He and I = We。 主語が複数の時は、be動詞は、are や were が担当します。 過去の場合、 We were.... He and I were.... となります。 I のすぐ後ろにあるので、機械的に am, was としてしまいがちですね。 主語は誰なのかを、しっかり確認しましょう。 例4.中3 ▲▲さん >> 5.私には、英語を話すのは難しい。 >It is hard for me to English speak. 危なく、正解と書くところでした。正解は、 It is hard for me to speak English. です。 It 〜 for ― to... の構文の to... は“to+動詞の原形”なのです。 to の直後は〔動詞〕ではないといけません。speak が動詞です。 I speak English. という英文の I が for me に変わり、speak English の前に to を置いて to speak English、と考えてもらっても構いません。 例5.中3 ●■さん >> 2.彼は先週の金曜日からずっと忙しい。 >2. He have been busy since last Friday. 正解は、 He has been busy since last Friday. です。 主語が He と三人称単数なので、have ではなく has を使わなければいけません。 完了形の have は助動詞として分類することもありますが、can や must などと は違って、三人称単数現在形があります。 I can play.... He can play.... We must speak.... Kate must help... と、can, must, may, should などには s はつきませんが、完了形の have は I have finished.... He has finished.... We have been.... Kate has been.... と主語に気をつけて、has にするかどうかを考えなければいけません。 中学英文法メール講座要項へ |
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