Chick Tack 英語5文型 > 中学英単語 > 250号〜300号目次 > 第261号あとがき
10月18日の日曜日は、午前中に仕事があったので、午後から近くの山に出掛けてきました。体力の余裕もないことから、3時間ほどの行動が精いっぱいなので、午後からでも十分だと思っていました。
標高1140mほどの頂上から延びる尾根の上にある標高650mの峰を目指しました。高校山岳部時代には歩いたことのない道でした。
立派な登山道というものはなく、それとわかる踏み跡がある程度です。下部はどこでも歩けるような植林下の土道なので、踏み跡も枝分かれしています。ところどころに結ばれている赤テープ(時には違う色のビニールひもなども)が頼りになります。
尾根道はたいてい高いところを目指していけばいいので、登りにとるとあまり迷わないものです。
一度植林で展望のきかない387mの峰に登った後、道は緩やかな下りに入り、また緩やかに登り始めます。387m峰の手前で鹿に遭遇しました。暗くて雄か雌かは判別できませんでしたが、こちらの存在を確認するために一度立ち止まり、その後走り去りました。10mほどの距離だったでしょうか。
標高400m付近では、植林が途切れ展望が広がりました。この後1度植林帯に入り、その後また尾根道に入りました。
標高450m付近の尾根上からの眺望 |
途中、密集した低灌木の中央下部分が伐採された道がありました。樹木のトンネルです。ここを通過するとき、小鳥のさえずりがシャワーのように降ってきます。「さえずりトンネル」と名付けました。「小鳥の合唱トンネル」の方が良かったでしょうか。
さえずりトンネル |
小鳥のさえずりの声(mp3形式ファイル)
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このトンネルを抜けると、高度差80mほどの最後の急登が待っていました。藪にデイパックのストラップベルトを盗られてしまいました。小さなマムシにも遭遇しました。
650m峰は石灰岩がところどころにありますが、分散すれば50人ほどは座れる広さです。残念ながら数メートルの立木があるので、展望はあまりききません。木々の枝葉の間に下界が望まれる程度です。
孫太尾根丸山頂上 |
あまりゆっくりもしていられないので、10分ほど休憩して下山開始です。急坂は降りにくかったです。それとなく紛失したストラップを探したのですが、見つかりませんでした。新兵器の杖をくくりつけていたものです。
下りから使い始めた杖のおかげか、膝は大丈夫でした。太ももの筋肉痛も前回と比べると軽症で済みました。
ところが、登った道を下りたので油断をしていました。尾根道は下りで迷いやすいのです。前日に地形図を見て「ここ、あぶないな。正しいルートよりも立派な尾根があるので、迷い込みやすいかな」と予習していたのですが、踏み跡も あったので、そちらに降りて行きました。
高度50mほど下り、異変に気がつきました。「慌ててはいけない」と地図とコンパス(磁石)を取り出し、現在位置を確認しました。やはり間違っているようでした。
間違えた地点まで戻るのが基本です。20mほど登り返すと正規のルートの方向に踏み跡があります。このように斜面を横切ることをトラバースといいます。私と同じように間違えた人が何人かいて、その人たちが通った道なのです。間 違えたのは私だけではなかったのです。そう思い、その踏み跡をたどると、果たして正しい道に復帰できました。
その後387m峰には登り返さずに、右下を巻く道を通って下って行きました。夕方で斜面には日が当らなくなり、植林が天をおおい、非常に暗かったので道がはっきりしませんでした。
どこでも歩ける道なので、見当をつけて適当に降りて行くと、登りには通らなかった場所だと感じました。暗い前方遠くに石垣のようなものが見えました。もろもろの判断材料より、正規ルートから右の方にそれてしまったと判断しました。
傾斜もほとんどなくなっていたのですが、その緩斜面を左方向にトラバースし ました。すると、樹木の間から左前方に民家が見えました。小さな溜池の左縁を通って、取り壊された家の跡地を通らせてもらって舗装道に出ました。
自転車が置いてある登山口より、20mほど低い位置まで降りてきていました。水平距離では150mほど左にずれていました。午後4時半を回っていました。
日の短い秋、低山とはいえ、午前中から余裕を持って行動すべきですね。皆さんはマネをしてはいけません。
自転車での帰り道に振り返る。 手前にある真ん中の丸い峰に登ってきました。 |
いらっしゃらないとは思いますが、具体的な山名や行動時刻をお知りになりたい方のために、行動記録を下に記しておきます。
10月18日 日曜日 孫太尾根 奥新町の墓地〜神武祠〜丸山〜奥新町の墓地 曇り時々晴れ 単独 水500ml スポーツドリンク500ml 健康補助ゼリー食品(非常用) 水分補給500ml もう少し欲しかった 自転車で家を出る 13:48 奥新の墓着 13:51 奥新の墓出発 高度220m 14:06 青川キャンプ場が見える場所 300m 14:07 神武神社跡 310m 14:11 神武神社跡出発 尾根芯やや青川寄りに良い道あり そこを進んでいると青川斜面側15mほど離れた場所にいる鹿と遭遇 鹿は様子をうかがったのち逃走 14:18 尾根に合流 360m 14:25 神武祠ピーク 387m 14:34 展望のきく尾根に合流 400m (下りで合流した尾根の方に入ってしまった) 14:37 崩壊地源頭 トリカブト群生 400m 14:43 430m 東側好展望 大鉢山もはっきり見える 低灌木の緩やかな尾根道とやや急な道が交互に現れる 途中杉の植林地帯を通過 杣人はどこから登ってくるのだろう 低灌木のトンネルを抜けるとレキ岩とと土の急斜面 小さなマムシに遭遇 ステッキを結びつけていたストラップをブッシュに絡みとられる 15:13 孫太尾根丸山到着 650m 水分補給 15:21 丸山から下山開始 ステッキを初めて使う 15:36 小灌木のトンネル しきりに鳥の声 15:37 鳥の声録音 A19/26 15:48 展望のきく尾根上 治田の大溜よく見える 430m付近か 16:01 道間違いに気付く 350m地点 400m地点より南に延びる尾根伝いに行ってしまう 神武祠387m峰が左手にせりあがっていることからわかる 再び尾根を登るが右にトラバースした方が早そう 間違える人が多いのか尾根にも踏み跡あり さらにみんな考えることは同じなのか標高360m付近にトラバース道ができている それをたどる 16:08 360m地点で登山道に合流(377m?) 16:13 神武祠ピーク下 登らずに下を巻く道でショートカット 16:20?神武神社跡 進路を右に取り過ぎる 溜池の石垣が見える 左に修正するが修正が足りずに奥新の集落裏手に出る 太い蜘蛛の糸に引っ掛かる 16:33 隆溜を右手に見て奥新の山側の家と家の間の空き地に出る 舗装路を墓まで20m登り返し 16:38 奥新墓到着 休憩 先ほどの蜘蛛の糸が口に入る うまくない 16:45 奥新墓を自転車で出発 家に到着
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