概要

ありふれた家庭や共同体の人々の心の機微を鋭い観察眼で描きだす劇作・田村孝裕は、
社会における弱者を打ち消すことのなくその内面の本質を描き出している。
02年に上演した短編作品改訂し、現代人の属性(地域社会、集団そして、家族)のあり方を問う。
演出の和田憲明は常に人間を見据えた骨太な演出で高い評価があり、この2人が強力にタッグを組む企画。 

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作:田村孝裕(ONEOR8)

●田村孝裕(たむら・たかひろ)

 1976年生まれ、東京都出身。
 98年より劇団ONEOR8主宰として全公演の脚本・演出を行う他、
 外部公演への脚本提供、演出、テレビやラジオ、映画の脚本なども多数手がける。
 10年「絶滅のトリ」、11年「連結の子」が共に岸田戯曲賞候補になるなど、今後を期待される劇作家。

 ONEOR8

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和田憲明(わだけんめい)

●和田憲明(わだけんめい)

演出家、劇作家。1960年生まれ。
1984年、劇団「ウォーキング・スタッフ」を結成、
『アリゲーター・ダンス』シリーズ等、パワフルでホットな作品で人気を得る。
1999年よりプロデュース公演の形態に移行し、自身のオリジナル脚本を中心に多彩な作品を上演。
また、外部作品への脚本提供や演出も数多く手がけている。
役者の嘘を感じさせない生きた芝居、リアルな空気感を追及し続ける演出に定評がある。
1999年の『SOLID』で第7回読売演劇大賞優秀作品賞受賞。

近年の主な演出作品に
「7Days Judgement-死神の精度-」
「コルトガバメンツ」ウォーキング・スタッフプロデュース(作:田村孝裕)
「ディーラーズ・チョイス」ウォーキング・スタッフプロデュース
「PROOF/証明」ウォーキング・スタッフプロデュース
ドラマライブラリー「死神の浮力」など