アナザー公演第二弾 「黄昏ワルツー吹き飛ばされそなダンボール三つ」大竹野正典
アナザー公演 第2弾は、大竹野正典作「黄昏ワルツ」を上演いたします。
三人の浮浪者はダンボールハウスに身を寄せ合い生活をしている。
黄昏時、夕暮れから夜がやってくるまでの時間―男たちは、在りし日の懐かしわが家に思いをはせる。
そこには優しい妻がいて、可愛い子供たちがいる。そこは心安らぐ暖かい住処だ。
しかし、彼らはそんな安住の場所を出てきた。
三人には三人のそれぞれの事情があり、決して語られることはないが、おぼろげに、
そのくせ確実なものとして、見えてくる。
作家・大竹野正典氏は、暖かくて心地よい自分のわが家を大切に思うと同時にそんな家庭を憎んでいる。
ここから出て行きたいという彼の願望と、ここから出ていくことで、失ってしまうものの大きさに常に揺れ動いている。
そんな作家のエッセンスがいっぱい詰まった戯曲です。
出演
細貝光司(文学座)
白井圭太
宮島 健
:2013年5月24日(金)〜27日(月)
※全8ステージ 開場は開演の30分前
※5月26日(日)17:00 終演後、アフタートークを開催します。(無料・1ドリンク付き)
シライケイタ(演出)×藤原央登さん(劇評家・シアターアーツ編集部)×中西 理さん(演劇舞踊批評)