戦禍報告SS

(登場作品はバ=BIOHAZARDirregular、P=PSO、オ=オーガゲート・キーパーズ、D=DANCE WITH DARKNESS、ク=女神転生 クロスと表示します)


(ダークボーイ・管)「諸君、私は帰ってきた!!」

(空・オ)「あ、お帰りなさい」

(八雲・ク)「あれ、秋葉原に永住申請したんじゃなかったのか?」

(DB・P)「ビッグサイトの地下に隠棲したと聞いたが………」

(シェリー・バ)「横浜中華街で究極の中華粥を作るために料理修行に励んでいるって……………」

(ルイス・D)「リ○アン女学園の制服を着たコスプレ格闘家(♂)と壮絶な死闘の末に敗れ去ったとか」

(ダークボーイ・管)「貴様ら…………」

(陸・オ)「そのダンボール箱いっぱいの同人誌が全てを物語っているな」

(ダークボーイ・管)「いや〜、いいのがいっぱい買えたよ。やっぱりコミケはいいね〜」

(ユリ・D)「エロばっかだったりして」

(克哉・ク)「内容いかんによっては、検挙せねばならんな」

(ダークボーイ・管)「買ってねえよ!エロ同人は好きじゃない」

(イーシャ・D)「で、肝心の売上は?」

(ダークボーイ・管)「滞在四日間の内、三日が雨で大変だったなー」

(マリー・オ)「答えないって事は………」

(ダークボーイ・管)「着替えを先に送っててよかったよ。でなきゃ着替えまで濡らすとこだった」

(瑠璃香・オ)「それでもすげえ大荷物抱えていきやがったんじゃなかったか?」

(ダークボーイ・管)「懐のM93Rとバッグのサムライエッジが重かったなー」

(克哉・ク)「やはり、検挙しておくべきだろうか…………」

(星哉・D)「バカはほっておくに限ると思うが」

(ダークボーイ・管)「初日は新幹線で東京駅まで直行→山手線で秋葉原へ→Mai:lishへ直行して昼食→同人誌屋とPCショップとゲーム屋を散策→横浜で友人と落ち合う→中華街で夕食→友人寮で宿泊という日程で」

(カチーヤ・ク)「何か、妙なのが混じってるような気が…………」

(由花・オ)「一応、喫茶店らしいですけど…………」

(レイラ・P)「盗撮とかしてないでしょうね?」

(ダークボーイ・管)「誰がするか!それに兄さんの趣味だ!」

(陸・オ)「そうだな、もしこいつが行くとしたら(謎の音声遮断)」

(ダークボーイ・管)「時間の都合上、他のに行けなかったのが兄さん残念がっていた。まあ、田舎者から見れば冗談にしか見えなかったというのが共通の感想だが」

(八雲・ク)「常習性があるという噂があるが?」

(ダークボーイ・管)「片道3時間も掛けて行ってられるか!それに、一番の目的は達成できんかったし」

(勝也・D)「ちなみに、なんやったんです?」

(ダークボーイ・管)「シャイニング・ザ・ホーリィアークの攻略本」

(八雲・ク)「よりにもよって、サターン最末期のゲーム攻略本なんてのはさすがにな…………」

(パオフゥ・ク)「ネットオークションでも気長に探すこったな」

(ダークボーイ・管)「滅多に出回らないんだよ〜………レア過ぎて………(涙)」

(ダイン・P)「で、その後中華街か」

(ダークボーイ・管)「マジモノ持ってる人間がウロウロしてるから、懐のは置いていけと言われてロッカーに置いてったな。あと薬膳の店で食った中華粥がスゴイ美味しかった。ただ、その後飲んだタピオカジュースが最悪で………」

(ルイス・D)「確か、カエルの卵の大粒を…」

(ダークボーイ・管)「思い出させるな!!」

(桜・D)「楽しい夜だったようね〜」

(ダークボーイ・管)「翌日は雨の中戦闘開始だ。東京駅で優雅にモーニングセット(兄さんはモーニングカレーセット)食ってからバスの列へ。……向こうの席でビールジョッキ空けてた人がいたが」

(陸・オ)「直行バスが無かったら目的地に着く事すらできなかったろうな」

(ダークボーイ・管)「実際、逆はよく見たな。帰りのバスの列に並んでいた時、これ本当にバスの列なんですかと聞いているおばあさん連れの人とか、会場内でスタッフに船の科学館どっちですかと聞いてる小学生一行とか」

(八雲・ク)「オタクの波に飲み込まれたか、よく無事だったな………」

(ユリ・D)「死者が出たって噂はガセだったらしいけど」

(ダークボーイ・管)「実際、今回雨の中並ぶのはしんどかった…………前に行った時は炎天下の下並ばされて滝のような汗かきつつ座って待ってたんだが、雨で座る事も出来ないし、本読む事もGBAする事も出来なくて、ただ黙々と立っているだけという荒行を…………」

(DB・P)「で、その分買い漁ったと?」

(ダークボーイ・管)「初日はゲーム系中心だったから、PSO物とかバイオ物とかメガテン物とか」

(レイラ・P)「読んだらこっちも書いてね♪」

(ダークボーイ・管)「あれだ、PSO物ほとんどGC物で分からんネタが大量に……」

(レイラ・P)「妥協するか、買うか、それともこの場で殺されるか好きなのをどうぞ♪」

(ダークボーイ・管)「…………それで、帰る時に気付いた事なんだが」

(空・オ)「何かあったんですか?」

(ダークボーイ・管)「雨で濡れた靴をそのままにしたり、更に何度も濡らしたせいか、すさまじいまでの異臭が……………」

(マリー・オ)「うわ………………」

(うらら・ク)「どうしたの、それ…………」

(ダークボーイ・管)「夕飯食ったら速効で宿に戻って、洗濯機借りて靴下洗っている間にシャワー浴びて足を徹底的に洗った。靴はどうしようもなかったが」

(瑠璃香・オ)「確か、次の日も雨じゃなかったか?」

(ダークボーイ・管)「うむ、二日目は前よりは人少なかったからそんなに待たずにすんだが、それでもスパロボ物だのパトレイバー物だのヘルシング物だの買って帰る頃には………こう、凄まじい……」

(ユリ・D)「公害よ、それは………」

(ダークボーイ・管)「いや、これでもマシな方だ。晴れた時なんぞ、灼熱地獄の中10万単位の人込みに突っ込む訳だから、全身から凄まじい臭気を放つ事になる。実際、4年前そのまま帰ろうとして新幹線内で迷惑掛けたからなー」

(パオフゥ・ク)「想像したくもねえ光景だな」

(ダークボーイ・管)「コミケに初めて来た人は、大抵このニオイで参る。中には三日間風呂にも入らずぶっ通しで徹夜する剛の者たるバカもいるし。ボクでも撤収したらすぐシャワー浴びんと耐えられんというの状態なのにな…………」

(八雲・ク)「秋葉原のアニメ店の中には消臭剤置いてる店まであるからな。オタク=不潔というのはそういう連中が原因だろ。迷惑な話だ」

(ダークボーイ・管)「確かに。だが、本当の恐怖は三日目だ」

(由花・オ)「何があるんですか?」

(ダークボーイ・管)「男性、女性両十八禁物中心なんだ……………」

(空・オ)「それって………」

(八雲・ク)「文字通り、飢えた連中が大挙して押し寄せる。特に野郎が。徹夜が一番多いのもこの日だ」

(ダイン・P)「お前行った事あるのか?」

(八雲・ク)「…………大抵のはあるんだよな」

(カチーヤ・ク)「八雲さん…………」

(八雲・ク)「鬼畜物は買ってないぞ……………」

(ダークボーイ・管)「ま、そっちは置いといて。後で知った事だが、雨の中マジで徹夜した連中もいたらしい」

(イーシャ・D)「雨の中、野陣でも張るのか?」

(ダークボーイ・管)「似たような物だ。徹夜した人の話によると、傘とイス持っていってずっと座っていたらしい。そうでない奴はそこいらのコンビニとかで朝まで時間潰すそうだ。ちなみに晴れている時だと、寝袋やテントまで持ち込まれるらしい」

(レイラ・P)「そこまでする必要あるのかな〜…………」

(陸・オ)「色事関われば人間変わるからな。狙うのは本なだけまだマシだ」

(ダークボーイ・管)「実際、ボクもそこまでする必要性感じないからなー。まあ、サークル入場だったから待たずに入れたが。ただ、売り手ばかり来てるはずなのに、会場一時間前にはもう大手に列出来てたな」

(星哉・D)「自分の本を売りに来てるんじゃないのか?」

(ダークボーイ・管)「いや、サークル主の友人も数度顔見せただけで、あと来なかった。1時間もいなかったかな?」

(マリー・オ)「それって、ダミーって奴じゃ…………」

(ダークボーイ・管)「コピー本作るとか行ってたの、見事に落としたようだしな。周りがエロとメイドの中で売るのはすごい場違いだった……………

(カチーヤ・ク)「それで、何冊売れたんです?」

(ダークボーイ・管)「……………………………………」

(うらら・ク)「………ひょっとして、売れなかった?」

(ダークボーイ・管)「……売れたよ、三冊………………

(ダイン・P)「さ…………」

(空・オ)「三冊?」

(ダークボーイ・管)「内一冊はカエルD号さんが買っていった………あとは、一人で二冊買っていた人がいた以外は…………」

(陸・オ)「印刷部数が100部だから、売れ行きは3%か」

(ダークボーイ・管)「…………シクシクシクシク

(DB・P)「どうりで、さっきからirregularメンバーを見かけないと」

(シェリー・バ)「あれ?皆さんなんか用が有るって」

(ダークボーイ・管)「あ、一応通信販売でそれなりに来てるから、その対処を」

(ルイス・D)「あの何か妙な空気が漏れている部屋でか。何か密談してるみてえだが?」

(ダークボーイ・管)「ああ、個人サークルを立ち上げて続きを出すかどうかの討議をだな」

(一同)『なにいいぃぃい!!』

(ダークボーイ・管)「今回こんな結果に終わったからな。それも立ち消え…」

(ルイス・D)「書け、作れ、売れ!!自己破産してもいいから本を作れ!そうするしか出来ない拘束術式を埋め込んでやる!」

(星哉・D)「やめんか魔法使い!腹中虫(陰陽術に伝わる寄生型呪術)の方が確実だ!」

(レイラ・P)「それはかわいそうよ。せめて皆で交代で銃口を突き付け……じゃなくて応援するという事で」

(空・オ)「皆さん…………」

(ダークボーイ・管)「いや、無理して在庫の山を築いてもアレかな〜なんて」

(一同)『あと、言い残しておきたい事は?』

(ダークボーイ・管)「ちょ、ちょっとま(音声遮断)」

  間

(カチーヤ・ク)「連れてかれちゃいましたね……………」

(八雲・ク)「これであいつも同人の泥沼に足を踏み入れるのか…………」

(空・オ)「どうでしょう?とりあえず、皆さんもいなくなったのでこれ位で」

(八雲・ク)「さて、どうなる事やら…………」





終……………








(レン・バ)「構成の状態は?」

(スミス・バ)「難しいな、何せ長過ぎる」

(レオン・バ)「分割してならどうだろう?」

(クレア・バ)「加筆修正も相当必要ね」

(クリス・バ)「一度1から見直すべきだろう」

(レン・バ)「冬までは難しいか…………」


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