あったら嫌なシリーズ


これらはダークボーイさんが書いている小説をベースにあったら嫌な・・・系にしている自称ショートコメディ風です。原作を見てからだとより一層楽しめます。
BIO HAZARD irregular SWORD REQUIEMの場合

第7章より、
無理に使うものではない

「どうした!?」
「やばいぞ、取り付かれた!」

 ハンドルを握っている兵士がスピードを上げ、ジグザグ走行をしながらルーフに取り付いた何かを振り払おうとするが、それは落ちる素振りすら見せず、逆にルーフを猛烈に叩き始める。

「くたばりやがれ!」

 兵士の一人が真上に向けてM4カービンのトリガーを引くが、頑丈すぎる構造が災いして弾丸はルーフにめり込むだけで貫通しない。

「ちっ!おい車を止め…」

 そこで、兵士の眼前に細長い何かが突き出される。
 それが刀の鞘である事に気付いた時、レンは狭い車内で強引に抜刀していた。

「あああぁぁぁ!」

 レンは体を沈み込ませるようにして刀を真上に向けるとそこから一気に跳ね上がるように刀を突き出した。
 刃はライフル弾をも通さなかったルーフを貫通

バキィンッ!!

・・・・・・・・・せず逆に刀が折れてしまった

「な・・・・長船が・・・・・・」

8章の台詞と被るしこの後のタイラント戦で死亡確定になるので却下。


8章より
 光背一刀流変位抜刀技=諸刃の剣

レンは今の自分の状況を冷静に分析する。
 武器として残っているのは、残弾が幾つあるか分からないサムライエッジと、刀身が折れ、鞘も半分砕けている備前長船が一振り。

「やれるだけやるか………」

 レンは今使える技が一つだけ有ったのを思い出す。
 従兄が一度だけ見せてくれた技だが、難易度は間違い無くA級の技を。

「水沢 練。使うは光背一刀流」

 砕けた鞘を腰だめに構えながら、意気を鼓舞する為に、名乗る。

「いざ、参る」

 今にも異形の顔を覆う炎が途切れる寸前、レンは間合いを一瞬にして詰めながら大きく息を吸い、踏み込んだ足の力を肘を通じて腰へと伝達。
 腰からの力を、肩、肘、手首を通じて倍化させ、その力を純粋に刀の柄へと伝えた。
「はあっ!」
 気合と共に、柄へと伝えられた力により、固定されていないはずの鞘から、居合い抜きとほとんど変わらない威力の斬撃が繰り出された。

(成功した!)

 光背一刀流変位抜刀技《射光》(いびかり)、固定されていない鞘から居合いを繰り出す秘技。
 繰り出された刃は、弾丸をものともしない強靱な筋肉で覆われていた異形の胸を大きく、深く斬り裂いた。
そのまま臆することなくタイラントの心臓にサムライエッジを突っ込み撃とうとしたが・・・
突如襲い掛かった大きな揺れに全員バランスを崩した。

「「「「な!?」」」」

するとヘリの天井から、壁から、床から、それは少しずつ光が差し込み、それは大きくなり、そしてレンだけでなくスミスやミリィ、兵士達も何が起こったのか理解した。

「・・・・・・やりすぎた」
「レン!やりすぎだ!!」
「落ちるぅぅぅぅ!!!」
「総員!!パラシュートの準備を・・・・」
「「ダメだ!間に合わない!!」」

技が何か違う領域に達してるし、結局死オチなので却下。


BIO HAZARDirregular PURSUIT OF DEATHの場合
第2章より

狂気準備集合罪

『ナンザス航空、203便ヒースロー行きはまもなく離陸いたします。お乗りのお客様はシートベルトをお掛け下さい。繰り返します…』

 イギリスにいる親戚に会いに行く為に、初めて飛行機に乗った少女は、はしゃいでいたのを両親にとがめられておとなしく席に座ろうとした。
 が、その目の前を変わった格好の人物が群青の服を着た男達と通った事でまた彼女は騒ぎ出した。

「パパ、サムライがいるよ」
「ほお、何処にだい、キャシー」

 父親が娘の方を見ると、通路の向かい側の席にキモノを着たサムライと言って差し支えなく、両腕、両足に手錠を掛けられた若い男と、その男を縄で引きずっている警備員らしき中年の男2人が若い男達を連行していた。
 
その腰に、細長い包みを差しているのを見た父親の顔が訝しげな表情になった。
 だが、娘はそれに構わずそのサムライに話し掛けた。

「ねえ、サムライさん」
「……オレの事か?」
「だと思うぞ・・・だからオレはCIAだ・・・今日はたまたま忘れたんだ!!」

隣にいる同じく手錠を掛けられた男が警備員2人に抵抗しながら言い、サムライ―レンは何とか少女の方を向いた。

「何か用かい? お嬢ちゃん」
「やっぱりサムライさんは日本から来たの?」
「ああ、そうだよ」
「何しにイギリスに行くの?」
「悪い人達をやっつけに行くんだよ」
「ほら!サッサッと来い!この悪党が!!」
「それじゃあ、そのニホントウ本物なんだ」
「一応、な・・・」
「あの、失礼ですがご職業は……」

父親が質問したが結局若い男2人はそのまま答えることなく飛行機から出て行った・・・・

物語が進まなくなるので却下

第4章より

封印された・・・

「ヘイ、サムライ。あんたあれを開きに出来ないか?」
「出来ない事は無いが、こいつでは無理だ。せめて刀が在れば………」
「ニホントウ?それなら在るぞ」

 カルロスがシェリーの持ってきた物の中から一つの木箱を取り出してレンへと手渡した。
 その箱の表面には何故か《DANGER!》だの《危険!》だのと書かれたステッカーと一緒に無数の御札が余す所無く張られていた。

「まさかこれは……」

 レンはその木箱の表面をマチェットナイフのグリップで叩き壊し、中から箱と同じように無数の御札が張られた一つのCDケースを取り出した。
 そして、ケースに張られた御札を破りながらゆっくりと中身を空けた。
 そこには、懐かしいものがあった。

「間違い無い!こいつは親父に封印されたはずのスーパーロボットウォーズαだ!なんでこいつがイギリスに?」
「ニホンの骨董武器商が送ってくれた武器の中にあったんだが?」
「父さんか………何故今頃………」

 レンは少し意気をくじかれながらも、マチェットを鞘に納めた。

「オレがなんとかあいつを解剖してみる。その間にワクチンの用意を!」
「任せて!」

無茶が過ぎるので却下 と言うか誰か突っ込め


8章より 
火気厳禁

 レンが抜き取った刀を一振りして鞘に納めると、大きく息を吐いた。
 だが、ウェスカーの体が小刻みに動き始めたのを見たレンが再び柄に手を掛ける。

「Tウイルスで改造された生物は細胞レベルでのダメージを与えないとたまに復活する事がある」

 クリスがその様子を冷静に見ながら、手にしていた一つのオイル缶の封を開けた。

「だから完全に殺すにはこうするのが一番だ」

 クリスがそのオイル缶を動き始めたウェスカーへと向けて放り投げる。
 鼻を突く独特の方向が辺りに漂った。

(ナパームオイル?)

 それがナパーム弾の中に入れられる急燃焼性を持つオイルだとレンが気付いた時、クリスの手の中には愛用のジッポライターが握られていた。

「あばよ、ウェスカー…………」

 クリスはそれに火を灯すと、ウェスカーの方へと向けて放り投げた。
 それが地面に触れるよりも早く、揮発したオイルに着火、ウェスカーの亡骸は猛烈な炎に包まれた。
同時に炎が突如クリス達の間に走り、1つの線となった。

「おい、あの方角・・・・」

スミスが言った瞬間、炎は途中弧を描くように横に移動、病院に向かいそのまま侵入。
病院は瞬く間に火の海ならぬ火の城へと変わった・・・・

「あ・・・・・」

クリスが呟いた頃には病院はファイヤーダンスのように激しく燃え盛り、辺りの木々や雑草を燃やし尽くしていた・・・・

スターズの予算が砂になるので却下


BIOHAZARDnew theory FATE OF EDGE の場合
十七章前編より

握っていた刀

「それは!」
「こいつは!」

 ジンとレン、二人がレンの手にした刀を目にした時、互いの目が驚きに見開かれる。
 それは、古刀独自の細身で反りが入った刀で、妖刀と呼ばれる刀だった。
「二代村正!!」
「彼が一定期間握っていた刀だね」

 その妖刀はかつて水沢 練が一時期戦いに使っていた、それが今レンの手に握り締められている。

「イオンコートすら無しか・・・」
「・・・大した贈り物じゃあないみたいだね」
「全くだ」


また壊されるので却下




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