足廻り。。。こちらも中古車購入時から気に入ってませんでした。メーカー・ブランドとしては定評のあるテインの車高調が付いていました。但し減衰力は固定式のタイプHR。古いカタログを見るとバネレートはF:12kg、R:6kgと書いてあるが、乗っていてどうも固い、いや固すぎる。路面の凹凸にあわせてかなり強い突き上げ感。足の太ももが揺れ、またステアリングワークも集中出来ず運転していてかなり疲れを感じるものがありました。「もしかしてダンパーがヘタっているのか?」クルマの挙動を注意深く考えていると、特にリアが機能していないように思える。有名な社外メーカー品とあっても、もともと中古品を装着していたのかも知れないし、どんな乗り方してたのかもわからないのは、さっさと交換してしまいたい。。。そう思ってついに新しい車高調の購入を決意しました。 とは言うものの、どんなタイプのものを買うかいろいろと考えた結果、やはりメインで走るのはストリートなので、HKSのハイパーマックス I I にしようと思いました。単筒式の本体に直巻きスプリング、減衰力30段階調整機能付きという事で、乗り心地もかなりいいとの話だったし、見た目のカラーリングもカッコイイではありませんか。最初のうちは迷っていましたが、最終的にはもうこれ以外は無い、というくらい欲しくなりました。 購入するにもどこで買うか? カー用品店を数ヶ所見て来ましたが、値段的にはどこも大差なし。そこでヤフオクを見たら新品が結構安く出品されていました。参考までに関東地区の通販業者のHPを見て値段を問い合わせてみたところ、ビックリ価格!さらにその業者さんは僕がバネレートの事で迷っていたため、いろいろと新設にアドバイスをしてくれました。以前に70も所有されていた事があるとの事で、メールのやりとりだけでしたが迅速かつ丁寧に対応してくれました。もう、その担当者の方の対応が気に入り、そこで購入する事に決めました。バネレートも標準設定のF:14kg、R:6kgで行くことにしました。 |
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通販だったので、商談はメールでのやりとり。注文を決意した翌朝に、即送金。メーカーから取り寄せでも2日後には商品が届きました。早いですね〜。 早速箱を開梱してみると、いやぁ〜ピッカピカの車高調です(当たり前ですが・笑)嬉しくなっちゃいました。 到着したのが日曜日のお昼近くだったので、自分で取付けるのは初めてという事もあって、当日中に終わるか不安でしたが、はやいところさっさと交換したいという気持ちもあって、やれるところまでやろう、という事で作業に着手しました。 |
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いきなり、いちばん面倒だと言われている右側のフロントから手をつけました。面倒な個所の説明は後の(4)番目の解説で説明します。 まず、写真にはありませんが、ボンネットを開けてアッパーマウント側の3個所のボルト(14mm)を緩めます。外しきってしまうと、後でショック本体が外しずらくなるので、仮留め状態にしておきます。それからジャッキアップして車体をリジットラックに乗せた状態にします。こうしないと大変危険ですので。。。 次に、赤い○で囲ったアッパーアームのボルト(19mm)とスタビのリンク部分のボルト(14mm)を外します。物凄く固く締まっていました。。。 ヘルパースプリングが、ジャッキアップしているのに潰れたままになっています。たぶんこれもヘタっているのでしょう。 |
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ショックを留めてあるボルト(19mm)を緩めて外します。これも凄く固かったなぁ。。。アッパーアームもそうでしたが、片側のボルトをスパナで引っかけ、思いっきり力を入れたら「ギギッ!!!」という音とともにボルトが緩みました。濡れている部分はCRCを吹きかけた箇所です。ボルトを外してもこのロワーアームとショックが外れないので、アッパーマウントのボルトを外した後、一発ケリをくれてやりますと、「ガツン!」と外れます。(笑) ただ、それだけではショックは抜取りできないので、次にアッパーアームを外す作業に入ります。 |
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一番厄介な箇所が赤い矢印の奥に、ウォッシャー液のタンクがあるため、アッパーアームのピンを引き抜く時に引っ掛かってしまいます。このため、インナーフェンダーの一部とウォッシャータンクを固定しているボルトを外し、ウォッシャータンクをずらしながらピンを引き抜きます。ただ、それでも狭くて固いため、作業に手間取りました。そのうちエンジンルーム側からも1箇所、ウォッシャータンクを留めているボルトがある事に気付き、それを緩めたらウォッシャータンクが楽にずらせ、ピンを逃がす隙間も確保できました。 これでアッパーアームをずらし、ようやくショックアブソーバーが取り外せます。 ただ注意しなくてはならないのが、アッパーアームのピンを外した後、ブレーキのユニットが傾く(外側に倒れる)ので、ブレーキホースを傷める可能性があります。このため、ブレーキのユニットを押さえながらの作業でした。結束バンドか何かで固定するなど、もっと上手いやり方はあったのでしょうけど。。。 |
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新しいHKS HYPER MAX II(左)と取り外したTEIN TYPE HR(右)を並べてみました。TEIN のほうが長いです。それだけ自由長もとられていた、という事なのでしょうか。。 |
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アッパーマウント側からの比較写真です。HKS HYPER MAX II(右)はカラーリングもGoodです^^HYPER MAX II は、ルックスからしてもお気に入りです。 |
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いよいよHYPER MAX II の取付けです。取り外しの時と逆の順序で取付けて行けば良いのですが、これも大変な作業でした。ショックの下を固定するピンとアッパーアームのピンを挿入するのに苦労しました。更にはアッパーマウント側に取り付ける時も、シャシーの穴が3つ空いている箇所に上手く通す事ができません。ジャッキを使ってロアーアームを押し上げ、アッパーマウント側の位置を微調整しながら更に押し上げ、やっとボルトを締める事ができました。 かなり苦労したので、取付け完了後の写真を撮り忘れました(^^;) 左側はウォッシャータンクが無いので、この分だけ省略し、同じ容量で交換しました。 フロント左右の交換ですっかり日も暮れてしまい、リアは別の日に持ち越しとなりました。 |
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一応、記録写真です。 フロント交換時の走行距離は77,452km。 この後走行してみたところ、フロントが気持ちしなやかな感じになりました。と同時に、未交換のリアからの突き上げ感が今まで以上に大きく感じられるようになりました。やはりリアを交換しない事にはどうしようもないみたいです。。。(リア側の交換へ続く) |