●ブラインド・フューリー11『《恐竜の置物》を手に持って…』  


翌日、サンフランシスコ行きのバスに楽しげに乗るビリー達の姿があった。
『大きな家を探しましょ?』とアニーもフランクとの新しい生活を期待している。
だが、自分の居場所は無いと思うニックは乗車券を捨て歩いて行ってしまう。
それに気付いたビリーは慌ててニックのところへ走り寄る。

『バスが出るよ?ねえ一緒に行こうよ!!』


ニックは、そう哀願するビリーの事を優しく抱き上げ、こう言うのだった…
『君の事が大好きだ、けどパパの所へ行くんだ。さぁバスが出るぞ…』


力なくニックの腕から離れるビリー…
そして一瞬、車がビリーの視界を遮った後、ニックの姿は見えなくなっていた。
泣きながらニックの姿を探すビリー。

『ニックおじさん!!行かないで!!………ニックおじさん…大嫌いだ!!』

橋の上で泣きじゃくりながらそう叫ぶと、自分で作った《恐竜の置物》を橋の上から投げ捨ててしまう。そしてビリーは本心の言葉を小さく呟く。

『…ニックおじさん………淋しいよ………』



橋の下で《ビリーの心》を聞いたニックは静かに満足げに微笑む。
《涙が出ない》と言った彼の頬には一筋の涙が伝っている…
その涙を隠すかのように、彼はサングラスを掛けて歩き出すのだった。
手にはビリーが投げ捨てた《恐竜の置物》を持って……
  

●ブラインド・フューリー12『何と言ってもルトガーが渋いよなぁ〜♪(=´∇`=)』


…とまぁ長々とストーリーの紹介をしてしまいましたが、大体こんな映画です。
2ページでも言った通り、様々な《?》がある映画ですが、割とイイ映画でした。
《?》>マフィアのボスはどうしたんだよ!?とかね?(苦笑))

もう10年以上も前の作品ですが、作品内のスピード感などは最新作にヒケを取らないと思いました。当然、特撮技術は《10年以上前のもの》ですけどね?

チョット(カナリ?)《B級映画》な雰囲気プンプンだけど、『ルトガー・ハウアー』の好演によりキャラクターがたち、とても面白い作品になっていると思います。
《娯楽作品》としての完成度が高い映画なので、ミナサンも機会があったなら観てみて下さいね!!

シミズヒデキは観るたびに涙してしまいます(;´▽`A``
年をとると涙もろくなるからイヤやねぇ〜♪

    
     

《おしまい》