●奈良井宿3『子供の頃の思い出』
かの文豪『島崎藤村』の作品『夜明け前』の一節にも出てくる『奈良井宿』… 江戸と京都を結ぶ《中山道六十九次》の34番目の宿場町である。 『奈良井』は鳥居峠・権兵衛峠という難所を目前にした最後の宿場町で、当時は《峠越え》を控えて宿をとる旅人で一杯だったという。 『木曽路十一宿中一番の賑わいぶり』だったその様子から『奈良井千軒』とまで謳われていたくらいです。そのせいか?『奈良井』には本当に《宿》が多い。 実は『シミズヒデキ』の母の実家も、祖父が他界するまでは《民宿》だった。