●奈良井宿2『贄川…木曽平沢…そして奈良井。』  

さて『奈良井宿の紹介』として始まった本イベントですが、チョットだけ隣りの駅も紹介したいと思います。

『奈良井』
は住所的には《楢川村》という村に所属します。
『贄川宿』がある贄川もそうだし、奈良井と贄川に挟まれた木曽平沢もそうだ。
この3駅は《長野県木曽郡楢川村》という事になる。

『贄川宿』は『木曽路十一宿』の一番最初の宿場町です。
桜沢という所には『是より南 木曽路』と彫られた石碑があって、いよいよココから『木曽路』がはじまるのかぁ〜という気分になる。
この石碑がどれくらい昔からあったのかは分からないが、はるばる旅してきて夕闇の中に『贄川宿』の明りを見つけた時は本当に心がホッとした事だろう。
しかも!昔は『贄川』ではなく『熱川(にえかわ)』と呼ばれていたらしく、何でも温泉が沸いていたとの事。これは全然知らなかった!!初耳でした。

戦国時代から江戸時代までは『関所』が設置されていたようで、それを忠実に復元した《贄川関所》と、併設されてる《木曽考古館》が見所です。
 
隣り駅の『木曽平沢』は何と言っても《木曽漆器》が有名。
木曽路のホトンドで《木曽漆器》は購入出来るのだが、ココ『木曽平沢』はそのメッカとも言える。
なぜならば『毎年、6月の第一金〜日曜日』に開催される《木曽漆器祭》があるからだ!

『木曽平沢』地区を中心に開催されるお祭りで、当日は村内に二百店近くもの漆器の出店が並び、逸品や掘り出し物が売り出される♪
漆器好きの人や観光客が注目するお祭りだ。

同じ日には
『奈良井』でも《奈良井宿場祭》が行われ、お祭り最終日には《お茶壷道中》を模した大名行列も披露されるので、毎年この日を狙って観光旅行に行く人も多いと聞く。
なお国道19号線《木曽平沢駅》近くには『木曽くらしの工芸館』があり、地元産業の紹介や商品の販売を行っているので、是非、立ち寄ってもらいたい所だ。

次ページからは、いよいよ『奈良井宿』の紹介に入りたいと思う。