近江屋藤兵衛が殺されました。殺したのは娘のお美津では、との噂に彦次は驚きます。彦次は幼い頃、お美津に食べ物をもらったことがありました・・。
お嬢さんの恋をかなえるため、毎晩一つずつ回向院の境内の小石を拾うことになった十二歳のおりんは、提灯がつかず離れずあとについて来るのに気が付きました。
おしずは、棒振り魚屋の庄太を亡くし、鬱々とした日々を送っていました。ある日おしずは、「置いてけ堀」は岸涯小僧の仕業らしい、そして岸涯小僧は浮かばれない漁師や魚屋の生まれ変わりと聞きます。おしずは息子の角太郎を抱いて、置いてけ堀こと錦糸堀へ行ってみました。
一瞬、憑き物落とし?などと妙な連想を・・(滝汗)
殺しの現場にたくさんの椎の木の葉が落ちていました。落ち葉がなければ良かったと言った、茂七の言葉がきっかけとなって、小原屋の奉公人・お袖が必死に掃除を始めました。
おとしは、許婚の宗吉の様子がおかしいことを伯父の茂七に相談しようと家を訪ねます。そこには、お吉という娘がいて、自分は誰と誰を殺した、と茂七に話していました。その頃、若い娘ばかり顔を切られる事件が起きていました。
おみよの父・大野屋長兵衛は、お静という美しい女と再婚します。おみやは義母が大好きでしたが、ある夜おみよは、お静の悲鳴で飛び起きます。お静は昔、貧しかったときの夢を見たのだと言います。
おゆうは、小平次という男から、足袋屋の市毛屋の娘・お鈴の替玉になる話を聞かされます。お鈴は永代橋が落ちたときから行方知れずになっており、正気を失った内儀のお松を慰めるため、主人の喜兵衛が替玉を探しているのでした。