"As a tool in your pocket !"
にゃんこせんせいが見せてくださった映像でキャロリンさんが、チャントのついてこう言われてました。

Children's Jazz Chants Old & New by Carolyn Graham をテキストに行われたこのワークショップで
今まで考えていたチャンツの使い方が大きく変わりました。
このCDを車のBGMに聞きながら、「絶対いい!使える!でもどうやったらいいの?わからない〜〜」と
いつも思っていました。
実はすっごく使い方は広くて、結局うまく使えていなかった自分に改めて気がつかされました。

チャンツはあくまで導入で、それをステップにどんどん広げていく方法を今回のワークショップで教えて
いただけたと思います。
今回紹介されたチャンツは10を数えました。どれもすぐ使えるものばかり。実際にすでに教室で使って
いるものもあります。

この中で私がとても印象的だったことは、チャンツで4つの学習を網羅していけるということです。
チャンツを聞き歌うことで、もちろん Listening & Speaking はできます。
でも、ここからがなるほど〜〜!!と思ったのですが、チャンツで子どもたちが分かるようになった単語
を使って、ワークシートを作り、単語を読むことを始めさせます。
アルファベットが完全に読めるようになっていなくても、単語の長さや最初の文字などをヒントに子どもは
単語を読もうとし、読めるのです。 Reading です。
そして、ある程度読めるようになってきて、文字の分かるようになった生徒に対して、例えばその子が
挑戦した WORD SEARCH のようなワークシートを実際に作らせるのだそうです。
これは、子どもにとっては Writing の始まりになります。自分でそういったシートを作ることで、子どもは
作る側の(先生の)気持ちが分かり、またスペルについて非常に意識が高くなる、とのこと。

これは同じチャントを、最初の年は聞ける、歌える、次の年は読める、そして次の年は書ける、という
ように何年かにわたって使うことで生徒への定着をより高いものにしていく効果もあるとのことです。

手間を惜しまず、できるだけ生徒にチャンツに出てくる WORDS を VISUAL化(本物を見せたり、
カードを作ったり)して教えていくことも、とても大切だと思いました。
冬休みには、ちょっとワークシートもがんばって作ってみたいと思います。
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ジャズ・チャンツ・ワークショップ in 仙台  12月6日(土)2003年
東北レポート 〜仙台編〜       ぴろこさん
クリスマス・ワークショップ in 盛岡  12月7日(日)2003年
東北レポート 〜盛岡編〜       ぴろこさん
今まで折に触れて、にゃんこせんせいが言われていた learning stylesMultiple Intelligence そして
Cooporative Learning -PIES- を非常に分かりやすく実感し、また理解できました。
実際のアクティビティを通して、どうしてこうなったか?ということを考えながらの進行は、今までに
にゃんこせんせいが言われてきたことが、しっかりとまとまった!という感じがしました。

"Christmas Colors, Christmas Sound" を、まずは単語を導入し、まずサイレントリピートをし、カード
を持っている人はその言葉が出る直前にカードを上げ、持っていない人はカードを指差しだけでチャントを
歌い(声を出さないで)、その後は声を出して歌い、あっという間にみんなが覚え、最後には、(PENフォー
ラムの時にも、にゃんこせんせいは参加者全員に一つずつ何かを用意してくださったことに、感動していた
のですが)今回も用意してくださって参加者全員がクリスマスの何かを持ちながらみんなでチャントを歌い
ました。

この活動を振り返り、何が良かったのかを考えたとき・・・

まず、単語の導入をカードを使うことにより視覚を使い、サイレントリピートすることで聴覚を使います。
しっかり聞きながら意味を捉えていくのです。また、一人一人が何かを持つことで、DOINGの要素が
入ってくることで、learning styles の全てを使って、このチャントを覚えていたのです。

MIを考えたとき、word smart だけでなく、カードを左右に振り分けていくことで math smart の logic を
生かすパターンを読むことができます。
心地よい音楽にのせていることは、music smart が生かされています。
woed と word との間には動きが出るので body smart が生かされてきます。
音を聞いてサイレントリピートをしていたのは、self smart を生かしていたのです。

カードを持つ生徒には、PIESのI individual accountability(個人の責任)を、そのカードをみんなが指差す
ことで、positive interdependence(互恵的相互依存)が生かされ、みんなが何か持つことは、
Eの equal participation(平等な参加)が、そして、みんなで一緒に歌うことによる simultaneous interaction
(活動の同時性)が生まれます。

すご〜い!こうして裏づけを知ったとき改めて、ほ〜〜っと感心してしまいました。
改めて考えると、ほんとすばらし〜〜〜〜〜い!!と実感します。
さすがにゃんこせんせい!

これはほんの一部です。FROGGYもSNOWMANも、とにかくクリスマスでいっぱいの今回の
ワークショップ、とってもとってもよかったです。