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       JALT(日本英語教育学会)新潟支部 5月例会
[内容] 読み聞かせから一人読みへ:子どもの能力を引き出す英語の総合的学習
[日時] 2002年5月12日 (日) 
[講師] 外山節子 、ウィットニー・ジュリアン(Julian Whitney)
当時新潟県の津南町教育委員会で                                        英語指導員として総合学習に関わっていられました
絵本の色鮮やかなイラストは児童の視覚的知能を活発にし、理解を促進します。読み聞かせは聴覚的知能
を発達させます。絵本をベースにした様々なアクティビティを行うことで、音楽的・運動的・倫理的・対人的・
自己内省的知能を活性化することができます。絵本を使うことで、学習者全員がそれぞれの学習スタイルを
活用して英語の授業に積極的に参加し、高い学習効果がえられるのです。
「はらぺこあおむしくん」(The Very Hungry Caterpillar)を使う授業案
絵本を使った授業は3段階に分けることができます。
ステップ1:絵本を聞く前に(pre-reading)
ステップ2:絵本を一緒に読む(read-along)
ステップ3:絵本を読んだ後で(follow-up)
はじめに:☆アルファベット(体を使おう) アルファベットの形を体で作ってみよう。他の人と協力しても。
             小文字を聞いて反応しよう。2階建て文字は立って、地下室のある文字はしゃがんで、
                              1階建て文字は椅子に座って。頭と体を使います。

       ☆動詞のダンス stand up, turn around, jump, throw a ball, catch a ball, kick a ball,
              sit down, watch TV  カードとジェスチャーで見せてから音楽をかけながら一緒に

                            動作をします。音楽を使うと楽しさが何倍にもなります。

ステップ1:☆あてっこゲーム(food/fruits) 袋の中に何が入っているでしょう。
          a 〜 . → It's a 〜 . → I think it's a 〜 .  発展させていけます。

        ☆曜日を覚えよう ドレミファソラシドの音階に合わせて、しゃがんだ
         ところから Sunday Monday と言いながらだんだん立ち上がって
         いって、今度は下がっていきます。ペアになってやるといいです。

        ☆数字の貨物列車 「Seven Steps」を動きながら歌い、終わったら
         誰かと、じゃんけん。負けた人は後ろにつきます。これを繰り返すと
         だんだん列車が長くなっていきます。2つの列車になってじゃんけん
         をしたらおしまいです。人数が多い方が楽しいですね。
                         心がけること
よく準備できていること ●全員が参加していること ●社会性がある授業であること
 f v th w l などの音は、大げさなくらい、口の動きをみせましょう。
ステップ2:☆一緒に読もう(外山先生) 一方的に読み聞かせるのではなく
         子どもたちが一緒に声を出せるように導くテクニックはさすがです。
       
☆一緒に歌おう(ウィットニー先生) 子どもたちに食べ物のカードを渡しておきます。
                       先生はオリジナルの歌を歌いながら、
                       曜日・食べ物の言葉を子どもたち
                       から引き出します。その食べ物の所で
                       カードを持っている子は曜日の
                       下に付けにいきます。
                       このボードは後の
                       ゲームに使います。
 
 やり方は各人の得意なやり方でいいですが、元気モード全開で授業をしましょう。
ステップ3:
☆サイコロゲーム(ウィットニー先生)
 大きなサイコロに曜日に合わせた食べ物の絵を貼っておきます。
                          土曜日は食べ物の種類が多いので、土 の文字を。

   小学校での場合は人数が多いので生徒をグループに分けておきます。
   先生が「What do you want to eat ?」と尋ねながらサイコロを手渡します。
   生徒はサイコロを転がして出た絵を見て「I want to eat 〜 .」と答えてからボードの所から
   その食べ物を取ってきます。先生は次のグループにサイコロを持っていきます。ボードにもう無い
   食べ物が出た時は「I'm not hungry.」と言います。出来るだけ多くの食べ物を集めたグループの勝ち。
   一つのグループがやっている時、何が出るかなと他のグループも注目しているのがいいですね。
                            

☆サイコロゲーム(外山先生)
 サイコロには、apple ・pear ・plum ・strawberry ・orange それから
                     caterpillar の絵を。
   二手に分かれて行います。1対1 〜 グループ対グループまで対応できます。
   5種類の果物の絵をそれぞれ表にして置いておきます。
   交互にサイコロを転がします。出た絵を見て「I'm (very) hungry . I want to eat a(an)〜 .」と言って
   その絵カードを裏返します。あおむしくんの絵が出たらどれでも好きな物を食べられます。
   すでに裏返した絵が出た場合は「I'm not hungry .」と言います。
   速く果物をみんな食べることができた方の勝ちです。

このゲームに入る前に単語の練習をしました。1グループ6人(または5人)だったので、果物カードに
leaf カードを入れて、各人1枚持ちます。(5人のところは、2枚持つ人がいる) 先生が言った単語を
持っている人はカードを上にあげます。テンポよく言われると結構おもしろいです。
なれてきたら、カードをあげながら声も出してもらいましょう。

         

        
この絵に書かれている言葉は何語でしょう?
ピンポ〜ン!韓国語です。
お待ちかね、生徒の気持ちが良く分かる体験アクティヴィティです。
サイコロゲームを韓国語で。二人のヴォランティアさん、お疲れ様でした。

わたしも以前フランス語版を体験させていただきました。
本人は、すっごく焦るんですよね。 先生にしてみれば、なんでこんな簡単な
単語が覚えられないの? 生徒にしてみれば、そんなに覚えられないよー。
これを経験してから、覚えるのが苦手な子に対しても 《あなたの気持ち、
よ〜く分かるよ、少しずつ繰り返そうね》 風に接することができました。
 サイコロは便利。 ○ × ? を書いたサイコロがあると、○が出たら肯定文で ×が出たら
               否定文 、 ? が出たら疑問文 などと使えます。
   いくつかのグループに分けた場合は、グループ内で各人に1、2、3...と番号をつけてもらって
   おくと、プリントをもらいにくる人・片付けて持ってくる人などをサイコロで出た番号を言って
   してもらうことができます。
おみやげ:ウィットニー先生から、はらぺこあおむしビンゴシート と はらぺこあおむし絵日記シートを
       いただきました。
       日記は月〜土まで、それぞれの食べ物の絵を塗ることができて、日曜は空欄になっているので
       自分が食べたいものを描いてもらいます。

       外山先生から、How many 〜s ? ペアワーク と Listening Game シート と ミニブックシートを
       いただきました。
       リスニングゲームは、I want to eat 〜 . I don't want to eat 〜 . または
       He(She) wants to eat 〜 . He(She) doesn't want to eat 〜 . を聞いて何番の人かを
       当てるのですが、ササ〜っと言われると迷います。
以上、はやかわんこ が 新潟からお伝えしました