シシリー・メアリー・バーカー
1895年ロンドン生まれ。1973年没。
幼いころから体が弱く、一生独身で過ごす。
病弱なために学校へ行かず、家庭で教育を受けていた。そのため、多くの時間
を絵を描くことに費やすことになる。熱心なクリスチャンで、草花や子供をこよな
く愛した。挿絵のフェアリーは、姉が経営する幼稚園の子供たちがモデルといわ
れる。美術の専門教育を受けていないにもかかわらず、その絵の確かさと美し
さは、周囲の人々の目を驚かすこととなる。多くの芸術家の賞賛を得、また、
自然に忠実なボタニカル・アート(植物画)として、今日高く評価されている。
長い間、欲しくて欲しくて夢にまでみた本です。やっと、手に入れることができま
した。待ち焦がれていた恋人に、ようやく会えたような気持ちです。繊細で、
やわらかな優しい色調。いきいきと語りかけてくる、愛らしいフェアリーたち。
すばらしすぎて、私の人形作りの参考にできるかどうか・・・。
CICELY MARY BARKER著  FREDERICK WARNE社
妖精たちのいるところへ
                            ノスタルジア
「ほんとうの自分」への、切ない恋のような郷愁。
現実を生きながらも、現実にはありえない魂の故郷を探し求める
さまよい人たちの目の端を、かすめてゆく妖精たち。
不意に、きらきらと差し込む木漏れ日のように、澄んだ、ささやき声が聞こえる。


「本当の 自分て 探して見つけるものじゃない 一生かかって 創りあげるもの」

                                            ( K.N)


シシリー・メアリー・バーカー




















































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