安田しん二のアナログメンズ倶楽部、
今までの『今日の一枚』

2005年5月28日土曜日
RAINBOW 『RISING』
 リッチー・ブラックモアがディープ・パープル脱退後、結成されたレインボウの2ndアルバムです(1976年リリース)。「レインボウが一番レインボウらしいアルバム」と言ったら、私は真っ先にこのアルバムの名を挙げたいです。
 1曲目の「タロット・ウーマン」は、のっけはミニ・ムーグのダビングでとてもプログレっぽく神秘的に始まり、コージー・パウエルのインパクト有るドラム・フィルからドラマチックに展開します。アルバム全6曲、全てこんな感じで、どの曲もインパクトが有ります。中でも、コージーのドラム・プレイは圧巻です。これを初めて聴いた時、私はこのコージーのフィルで完全KOされてしまいました。第2期ジェフ・ベック・グループや自己のグループ、ベドラムでのコージーも勿論良いですが、このアルバムの方が貫禄が有り、自己主張度は高いです。パワー(音圧)も桁外れです。実際、私の知り合いで2人ほどコージーの生音を間近で聴いた人がいまして、彼らが共通して言うのは「この世の物とは思えないほどのパワー!!」と言う事です。ん〜、私も聴きたかったよぉ〜。

2005年5月8日日曜日
JETHRO TULL 『WARCHILD』
 1974年にリリースされたジェスロ・タルのアルバムですが、個人的にはこのアーティストのアルバムの中では一番好きなアルバムです。
 サウンドは、トラッドの影響を強く受けた楽曲に、効果音なども巧く取り入れ、イアン・アンダーソンの吹くフルートだけでなく、サックス、アコーディオン、ストリングスなどなど、コラージュされた楽器の使い方もとても効果的で、とても緻密にアレンジされてます。勿論、マーティン・バレの太いレス・ポール・サウンドも健在委です。アコギの音もかなりイケてます。
 楽曲は、一番長い曲でも5分30秒で、一曲一曲がとてもコンパクトで、面白さが凝縮されていますのでとても聴きやすく、しかもメロはとてもキャッチーです。

2005年5月2日月曜日
FOREIGNER 『FOREIGNER』
 1977年に華麗なデビューを飾った、イギリス人&アメリカ人(3人ずつ)の6人組、フォリナーの1stアルバムです。
 メンバーには、元スプーキー・トゥースのミック・ジョーンズや、キング・クリムゾンのオリジナル・メンバーだったイアン・マクドナルド等が名を連ねており、「いったいどんな音を出すのだろう?」と、デビュー前からかなり話題になりました。
 音の方は、私はハード・ロックを予想してたのですが、それよりはとてもポップなメロディーと、当時としては、プログレ以外ではまだまだ珍しかったシンセサイザーをフューチャーしたモダンなものでした。80年代に入ると、ジャーニーやトト等と比べられる事が多くなりましたが、しかし、この頃のフォリナーはまだまだアナログな香りいっぱいで、今更ながらあらためて聴きますと、とてもロックな名盤だったなと感心してしまいます。




ホームへ戻る

今までの『今日の一枚』目次へ