WES MONTGOMERY 『A DAY IN THE LIFE』

1. A DAY IN THE LIFE
2. WATCH WHAT HAPPENS
3. WHEN A MAN LOVES A WOMAN
4. CALIFORNIA NIGHTS
5. ANGEL
6. ELEANOR RIGBY
7. WILLOW WEEP FOR ME
8. WINDY
9. TRUST IN ME
10. THE JOKER

 1967年6月6日、7日、8日、26日のたった4日間だけで録ってしまった、ジャズ・ギターの巨匠、ウエス・モンゴメリーのアルバムです。ウエスはオクターヴ奏法の名手であり、ジョージ・ベンソンなどにも多大な影響を与えてます。このアルバムはA&M(CTI=クリーク・テイラー・インコーポレイテッド)から発売された『ロード・ソング』、『ダウン・ヒア・オン・ザ・グラウンド』と本アルバムで3部作的なモノだと私は思っています。『ロード・ソング』は私が小学生の頃、おやじが誰からか貰ってきたLPレコードのウチの一枚で、事実上、私が生まれて初めて聴いたジャズと言う事になるのです。このアルバムも、「ジャズ」と言うと本格的なジャズ・マニアの方々からは、「あれはジャズちゃうど!」と言われるかもやしれませんが、当時は「イージー・リスニング・ジャズ」などと呼ばれ、ジャズ・マニア以外の人にもとても聴き易い作品として創られました。選曲も5曲目の「エンジェル」以外は全てカヴァーで、ドン・セベスキーがアレンジ・指揮する小オーケストラがバンドの更にバックを固めてます。そのオリジナル、「エンジェル」でのウエスのソロ・プレイも圧巻ですが、全般で聴かれるオーケストラがかなりいい味を出してます。『ロード・ソング』の方は、更にオーケストラ・アレンジが冴えてますよ。
 8曲目の「ウィンディー」は、アソシエイションのヒット・ナンバーですが、こちらウエスのヴァージョンもなんだか可愛らしいです。


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