アルバム、『ライムズ・アンド・リーズンズ』で1969年にデビューした、ジョン・デンバーのベスト・アルバムです。
ジョン・デンバーは1943年12月31日にニュー・メキシコのロスウェルズで生まれ、1997年10月13日アメリカ、カリフォルニア州の海上に自分の操縦するファイバーグラス製の2人乗りの単発機で墜落し、53年の生涯をとじました。
彼は21歳になるまで、家族と一緒に日本、オクラホマ、アリゾナ、テキサス、フロリダと移り住んだと語っております。日本に住んでいたなんて以外ですね。また彼は日本人の女の子を養子縁組するなど、親日家としても知られています。
ジョン・デンバーと言えば“カントリー”と言う程、そのイメージは定着してますが、このアルバムの音を聴いて貰えれば、広大な土地アメリカを連想する事が出来ます。“良きカントリーの音”が心にしみると思います。ジャケットの写真もズバリそのものと言う感じがしますね。特にアコースティック・ギターの音は素晴らしいです。「太陽を背にうけて」のストリングス・アレンジもグッと来ますが、そのギターの音色はどれも素晴らしく、私などは「ザ・アメリカン・アコースティック・ギター」と言えば、ジョン・デンバーのベスト・アルバムのギターの音だと思っています。
私のお薦めのナンバーは、「ロッキー・マウンテン・ハイ」、「グッバイ・アゲイン」、「太陽を背にうけて」、「悲しみのジェット・プレーン」、「鷹と鷲」、「緑の風のアニー」、「詩と祈りと誓い」、「わが故郷アスペン」、「フォロー・ミー」、「ライムズ・アンド・リーズンズ」…………、挙げていくと切りがありませんね。彼のベスト・アルバムでは他にも色々とある様ですが、何曲かリ・レコーディングしたナンバーを収録してる、『故郷の詩』と言うのがあります。実は私はこのアルバムを中学生の時に初めて聴いたのです。そちらは11曲入りですが、曲順などはそちらの方が好きです(最初に聴いたからでしょうが……。考えてみれば、「緑の風のアニー」以外の私のお薦めナンバーが全て収められていますね)。因みに『故郷の詩』には、この『ベスト』に収録されてないナンバーでは「フォー・ベイビー(フォー・ボビー)」が入ってます。