RICK WAKEMAN 『JOURNEY TO THE CENTRE OF THE EARTH』

1. THE JOURNEY
2. RECOLLECTION
3. THE BATTLE
4. THE FOREST

 マルチ・キーボード・プレイヤーの草分け的存在、リック・ウエイクマンの2枚目のソロ・アルバムです。このアルバムは、リックのイエス脱退後初のソロ・アルバム(セカンド・ソロです)で、1974年1月18日に、ロンドンの『ザ・ロイヤル・フェスティバル・ホール』でオーケストラと一緒にライヴ・レコーディングされた、画期的アルバムです。

 リックの他のメンバーは、エンゲルベルト・フンパーティングのところでギターを弾いてたマーク・イーガン、ベースのロジャー・ニューエル、ドラムスのバーニー・ジェイムス、そしてヴォーカリストが2人、一人は元ウォー・ホース(ディープ・パープルの第1期メンバー、ニック・シンパーのバンドです。このバンド、けっこうパープルそっくりです)のアシュレイ・ホルト、そしてもう一人は、後に日本へやって来て、山内テツ&グッド・タイムス・ロール・バンドのヴォーカリストになります、ゲイリー・ピックフォード・ホプキンスです。ヴォーカルスタイルとしては、アシュレイの方が太くてパワフル、ゲイリーはハイ・トーン・ヴォーカルです。それから忘れてならないのが、デヴィッド・ミーシャム指揮のロンドン・シンフォニック・オーケストラとイングリッシュ・チャンバー・コーラス、オーケストラ、コーラスのアレンジはウィル・マローンとダニー・ベッカーマンとなっております。

 さて、リック・ウエイクマンの使用楽器ですが、ファースト・ソロ・アルバムの『ヘンリー8世と6人の妻』には、使用楽器のクレジットがあります。それによりますと、スタインウェイのグランド・ピアノ、ハモンドC−3、RMIのエレピ、ハープシコード、それに2台のミニ・ムーグとメロトロン400−Dとなってます。しかし、1975年のオーストラリア公演(日本に来た直後)のDVDを観ますと、これにアップ・ライト・ピアノ(ホンキートンク)、フェンダー・ローズ、チェレスタが加わっておりました。ホンキー・トンク・ピアノは『地底探検』演奏時はどけられてました。それからメロトロンですが、私が観たところ、その時に使ってるのは400ではありませんでした。マーク2の様に横に2組の鍵盤が並べてあるタイプのものでした。しかし、つまみとかの位置とかが、私の観たことのあるマーク2とは多少異なってました。


『CD、今日の一枚』へ戻る


ホームへ戻る お薦めへ戻る お薦めCDトップへ