SINTESIS 『EN BUSCA DE UNA NUEVA FLOR』

1. NUEVA EJEMPLARES...NO TAN RAROS
2. VEN A ENCONTRARNOS
3. PRIMERA NOCHE
4. SOMOS LA FLOR
5. POEMA
6. EN BUSCA DE UNA NUEVA FLOR

 キューバのプログレッシヴ・ロック・バンド、シンテシスの1978年のアルバムです。このバンド、どうやら女性ヴォーカルを含む10人編成らしいのです。が、その他の事は私には情報がないのでわかりませんが、勿論、歌は全部スペイン語で歌われてます。

 さて気になる音の方ですが、たとえ何も知らない人に聴かせたとしても、「これってキューバ?」と言う様なキューバの民族音楽らしさと言うのは感じさせられません。彼等なりにちゃんとプログレしてます。しいて言えば、「イエスの『海底地底学』とか好きなのかぁ?」って思う時もありますが……。でも、当然イエスを期待しますと裏切られますよ。サウンドの創りは、モノフォニック・シンセサイザーがメインに出てます。この辺は、『海底地底学』の頃のリック・ウエイクマンの音に少しだけ似てます。対して、ギターの音はラインにファズを掛けたイナタイものです。
 私のお薦めナンバーは、2曲目の……なんて読むのでしょうか?とても美しいナンバーです。こちらは、他の曲ほどイエスを意識はしてませんで、シングルでも充分通用するナンバーです。それから、5曲目の「ポエマ」……でいいのかな?読み方は……。いずれにせよ、南国的雰囲気は無いです……、それよりかとってもクラシックと言うか、ヨーロッパ的な雰囲気のバンドです。
 CDには上記の6曲の他に、1981年にレコーディングされたボーナス・トラックが2曲収録されています。


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