ニック・ロウの2枚目のソロ・アルバムです(1979年リリース)。
ニック・ロウはパブ・ロック・バンド、ブリンズリー・シュウォーツのベース&ヴォーカルでしたが、そろを経て、デイヴ・エドモンス等とロック・パイルを結成し、一般的に有名になりましたが、もっと評価されてもいいアーティストだと思います。ポール・マッカートニーに影響を受けてると巷で言われてますが、特にポールのロックン・ロールな部分に影響されてるのでしょうか(私はそれ程とは思ってませんが……って決して悪い意味ではありませんよ)?いずれにせよ、エミット・ローズやギルバート・オサリバン等とは、同じ“ポール繋がり”でも雰囲気はまるで違います。
このアルバムは、ほとんどニック・ロウのオリジナル・ナンバーで構成されてますが、中でも1曲目の「恋するふたり」はお薦めですよ(ポップ!!1979年8月にビルボード12位まで上がってます)。この曲は当時日本でも、落語家の三遊亭円丈が、「恋のホワンホワン」(ナンじゃい、それはぁ〜!)と言うタイトルでカヴァーしたらしいですが、私は全然記憶に有りません。
レコーディング・メンバーは、ニック・ロウの他、デイヴ・エドモンズ(ギター&B.ヴォーカル)、ビリー・ブレムナー(ギター&B.ヴォーカル)、テリー・ウィリアムス(ドラムス)と言う、ロック・パイルのメンバーで行ってますが、なんとハーモニカでヒューイ・ルイスも参加しています。ヒューイ・ルイスがブレイクするのは1980年代に入ってからですので、小さな事の様でも、とても興味深いですね。