NICK LOWE 『LABOUR OF LUST』

1. CRUEL TO BE KIND
2. CRACKING UP
3. BIG KICK, PLAIN SCRAP!
4. BORN FIGHTER
5. YOU MAKE ME
6. SKIN DEEP
7. SWITCHBOARD SUSAN
8. ENDLESS GRAY RIBBON
9. WITHOUT LOVE
10. DOSE OF YOU
11. LOVE SO FINE

 ニック・ロウの2枚目のソロ・アルバムです(1979年リリース)。
 ニック・ロウはパブ・ロック・バンド、ブリンズリー・シュウォーツのベース&ヴォーカルでしたが、そろを経て、デイヴ・エドモンス等とロック・パイルを結成し、一般的に有名になりましたが、もっと評価されてもいいアーティストだと思います。ポール・マッカートニーに影響を受けてると巷で言われてますが、特にポールのロックン・ロールな部分に影響されてるのでしょうか(私はそれ程とは思ってませんが……って決して悪い意味ではありませんよ)?いずれにせよ、エミット・ローズやギルバート・オサリバン等とは、同じ“ポール繋がり”でも雰囲気はまるで違います。
 このアルバムは、ほとんどニック・ロウのオリジナル・ナンバーで構成されてますが、中でも1曲目の「恋するふたり」はお薦めですよ(ポップ!!1979年8月にビルボード12位まで上がってます)。この曲は当時日本でも、落語家の三遊亭円丈が、「恋のホワンホワン」(ナンじゃい、それはぁ〜!)と言うタイトルでカヴァーしたらしいですが、私は全然記憶に有りません。
 レコーディング・メンバーは、ニック・ロウの他、デイヴ・エドモンズ(ギター&B.ヴォーカル)、ビリー・ブレムナー(ギター&B.ヴォーカル)、テリー・ウィリアムス(ドラムス)と言う、ロック・パイルのメンバーで行ってますが、なんとハーモニカでヒューイ・ルイスも参加しています。ヒューイ・ルイスがブレイクするのは1980年代に入ってからですので、小さな事の様でも、とても興味深いですね。


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