PAUL McCARTNEY AND WINGS 『RED ROSE SPEEDWAY』

1. BIG BARN BED
2. MY LOVE
3. GET ON THE RIGHT THING
4. ONE MORE KISS
5. LITTLE LAMB DRAGONFLY
6. SINGLE PIGEON
7. WHEN THE NIGHT
8. LOUP (1ST INDIAN ON THE MOON)
9. MEDLEY : a) HOLD ME TIGHT
b) LAZY DYNAMITE
c) HANDS OF LOVE
e) POWER CUT

 ポール・マッカートニー&ウイングスの1973年リリースの名盤、『レッド・ローズ・スピードウエイ』です。この頃のメンバーは、ポールとリンダの他に、ギターのデニー・レーン、リード・ギターのヘンリー・マッカロウ、ドラムスのデニー・シーウェルの5人です。
 曲の方は「マイ・ラブ」が大ヒットしましたが、それ以外にも名曲が揃ってます。
 1曲目の「ビッグ・バーン・ベッド」は、ヘンリー・マッカロウのギターのイントロから始まり、ポールの歌がテープ・ダブリングで処理されてます。アコースティック・ギターとエレキ・ギターを前面に押しだしたミックスです。
 2曲目の大ヒット・ナンバー、「マイ・ラブ」はポールの弾くフェンダー・ローズ、オーケストラが印象的です。アコースティック・ギターとかが入ってないのもあって、ドラムスのシンバルやハイハットは多少大きめにミックス(録音)されてます。ギター・ソロは1970年代のロック・ギター・ソロの名演の一つですね。使用ギターはレス・ポールでしょうか?
 3曲目、「ゲット・オンザ・ライト・シング」はよく出来た曲です。ヴォーカルの処理もショート・テープ・ディレイで夫雰囲気を作ってます。ドラムスのスネアの音とかもビートルズばりの張り付きの良い音で、前面に出て来てます。
 5曲目、「リトル・ラム・ドラゴンフライ」も名曲ではないでしょうか?ビートルズで言うところの『アビー・ロード』辺りの作品を思いだします。ヴォーカルは、最初の部分はデニー・レーンが歌っております。途中からポールになりますが、2人で作ったのでしょうか?
 ラスト・ナンバーはメドレーです。ヴォーカル処理は、テープによるダブリングですが、かなりショートになっていて位相を変え、フランジング効果をだしてる部分もあります。ピアノの音はとてもコンプが強く掛けられていますね。しかし、a)〜e)までのナンバーで構成されてますがd)はありません。これは単なる印刷ミスの様です。


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