THIN LIZZY 『LIVE AND DANGEROUS』

1. JAILBREAK
2. EMERALD
3. SOUTHBOUND
4. ROSALIE / COWGIRL SONG
5. DANCING IN THE MOONLIGHT
6. MASSACRE
7. STILL IN LOVE WITH YOU
8. JOHNNY THE FOX MEETS JIMMY THE WEED
9. COWBOY SONG
10. THE BOYS ARE BACK IN TOWN
11. DON'T BELIEVE A WORD
12. WARRIORS
13. ARE YOU READY
14. SUICIDE
15. SHA LA LA
16. BABY DRIVES ME CRAZY
17. THE ROCKER

 1978年リリースのシン・リジーの名盤ライブ・アルバム、『ライヴ・アンド・デンジャラス』です。
 このアルバムは、1976年に行われた『サギ師ジョニー・ツアー』11月の14日〜16日のロンドン『ハマースミス・オデオン』での音源と翌年のトロントでの『バッド・レピュテイション・ツアー』からの音源から集められたもので、いずれもシ・リジー全盛期のメンバーによるものです。その全盛期のメンバーは、ベース&ヴォーカルのフィル・リノット、リード・ギターのブライアン・ロバートソン(左スピーカー)、リード・ギターのスコット・ゴーハム(右スピーカー)、ドラムスのブライアン・ダウニーの4人と、ゲストとして、サックスがグラハム・パーカー&ザ・ルーモアのジョン・イール、そして何と、まだブレイクする前のヒューイ・ルイスがハーモニカで参加しています(いずれも1曲ずつ)。
 シン・リジーの魅力は何と言ってもライヴにありますが、中でも聴きモノになってるのがブライアン・ロバートソンとスコット・ゴーハムのツイン・リード・ギターです。ツイン・リード・ギターはお互いの実力が均衡してなくては魅力が出ません。この頃のシン・リジーはまさにそう言うバンドでした。因みにブライアンはギブソン・レスポール・カスタム、スコットはギブソン・レスポール・デラックスを使ってます。それから、ブライアン・ダウニーのドラミングも忘れてはいけません(ロジャースのツー・バスのセットを使用)。彼のシャッフル・ビートはとてもスピード感が有り、そしてスムーズです。そして、なんと言ってもバンドの要、フィル・リノットのヴォーカルがリジー・サウンドを打ちだしていると言うのに疑う余地はありません。


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